【インタビュー】倉悠貴&醍醐虎汰朗、「現場は和やかでも、みんなふつふつとした気持ちはあったとは思います」 映画『OUT』公開中
累計発行部数670万部を突破するヤンキー漫画「OUT」が、大ヒット作『ドロップ』の品川ヒロシ監督・脚本で実写映画化された。主人公・井口達也役に倉 悠貴、暴走族「斬人」総長の丹沢敦司役に醍醐虎汰朗という若手実力派のふたりを迎え、暴走族の抗争、新しい仲間・家族との出会い、守るべきものができた主人公の人生の岐路を描く。倉悠貴、醍醐虎汰朗に本作の魅力を聞いた。
―おふたりは今回の『OUT』で初共演とのことですが、お互いのお名前を見た時、いかがでしたか?
倉:どんな方か知らなかったので、楽しみでした(笑)。実際会ってみると、本当に気さくで現場では相談相手になってくれました。ヤンキーの作品ということもあり、誰かに相談することが恥ずかしいと思ったのですが、「今の、大丈夫だったかな?」とか話せる相手でした。
醍醐:僕もお会いするのは初めてで、どんな方なのかと思っていたのですが、会ってみたら自然体でした。元々おしゃれなイメージがあり、共通の友人がいたり、話には聞いていたんです。これまでもサウナでニアミスとか(笑)、「次呼ぼう」みたいな時に一番に名前が上がっていたんです。
―今回の『OUT』は人気原作でもあり、人気キャラクターを演じられたわけですが、その点でプレッシャーに感じたことは?
倉:正直なところ、本当に自分に出来るのかなと迷いました。体作りやアクション、いろいろな要素が入るので、自分に本当に務まるのかかなり悩みましたが、やるとなった以上は、やらなくちゃと気合いを入れて。インする前はしっかり準備して、それから撮影に入りましたね。
醍醐:世代的にど真ん中で友だちと盛り上がっている漫画で、しかも「あっちゃんじゃん!」と(笑)。最近は弱々しい高校生役が多かったなかで、カッコいいアクションで、強い役なんです。デカい奴に小さい奴が勝つことは説得力が要る。上手くアクションでみせようと気合いを入れました。
―撮影中は、どういう気持ちで演じていたのですか?
醍醐:人気キャラクターですが、背負いすぎないようにしました。実は最初に用意されたウィッグがまったく似合ってなくて、「終わったー!どうしよー!」と思いました(笑)。でもそれはお試しのグッズみたいなものでした。本番用のウィッグはスタッフさんの力で良いものになりました。
倉:井口達也というキャラクターは『ドロップ』にも登場していたり、以前からの土台があるので、プレッシャーはありましたが、今回は人間味が強いんです。狛江の狂犬と呼ばれ、ネジが飛んだ動物みたいな役ですが、今回は周囲の影響を受け我慢して葛藤して成長する。地に足ついて立っている井口がテーマでした。
―アクションも見ものかと思いますが、品川ヒロシ監督はどのような演出をされましたか?
倉:監督自らアクションを付けてくれるのですが、ヤンキーと格闘技に詳しいので一番上手いんですよね(笑)。ただ、たくさんやってくれるので、簡単に見えちゃうんですよ。それは理解するまでは大変だったのですが、演者としては最高の手本が現場にいたのでとてもありがたかったです。
醍醐:品川監督はずっと気持ちいい人だなという印象で、それは最初から最後まで変わらなかったです。人柄って現場の雰囲気に出る気がするんです。品川監督自らが前線に立って盛り上げていくタイプなので、あの気持ちよさみたいなものは監督の人柄によるのだろうと。素敵な方だなと思いました。
―ケンカのシーンがあるので、ピリピリしているのかと思いました。
醍醐:品川監督の場合は、気持ちよくぶつかる感じです。まわりくどい感じではなく、ストレートに入る感じ。正面からぶつかっていけました。
倉:みんなふつふつとした気持ちはあったとは思います。品川監督はヤンキーも俳優もみな同じだと言っていて、ヤンキーは強い思いが暴力として出ちゃうだけで、俳優も実はそれを隠し持っていて、「こいつにだけは負けねえ」という気持ちがどこかにあるんだと。単にふわふわした気持ちで撮っていたのではなく、みな牙を隠しながらやっていたと思うんです。
―最後になりますが、映画を待っている方に一言お願いいたします。
倉:『OUT』はヤンキー映画という側面も併せ持ちつつ、アクションもコメディーも、後は焼肉も出て来ます(笑)。本当に老若男女楽しんでいただける映画だと思いますし、2時間観ていてもまったく飽きなかったし、出てる側なのに楽しんで観れました。自信を持ってお届けできます。
醍醐:倉が言うようにど真ん中のエンターテインメントなので、フラットに友だちと観て、構えずラフな気持ちで観に来てくれたらと思います!
倉:人間性ドラマもちゃんとあるので、感動すると思います。『OUT』の続編、パート2実現のためにもぜひ観ていただければと思います(笑)。
倉 悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、與那城 奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)
原作:井口達也/みずたまこと『OUT』(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)
監督・脚本:品川ヒロシ
主題歌:JO1「HIDEOUT」(LAPONE Entertainment)
Ⓒ2023『OUT』製作委員会
公式HP https://movies.kadokawa.co.jp/out-movie
絶賛上映中
The post 【インタビュー】倉悠貴&醍醐虎汰朗、「現場は和やかでも、みんなふつふつとした気持ちはあったとは思います」 映画『OUT』公開中 first appeared on YESNEWS | 超肯定的ニュースサイト.
関連記事リンク(外部サイト)
【インタビュー】東出昌大、映画『コーポ・ア・コーポ』は、「出会うべくして出会えた方がいたらでいい」
【インタビュー】小栗有以、「頑張るメンバーの姿を見て自分も頑張ろうと思えた」 山内瑞葵、倉野尾成美、山﨑空と映画『ガールズドライブ』で共演
【インタビュー】ロバート秋山&マギー、映画『スラムドッグス』で声優挑戦 「逆襲が軸!」「わんちゃんイコール、ほのぼの映画とは正反対(笑)」
YESNEWSは全てをポジティブに、楽しく明るいエンターテインメントネタを中心に様々な最新情報やお役立ち情報を編集部独自の切り口でお届けするWEBニュースメディアです。
ウェブサイト: https://yesnews.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。