存続が危ぶまれる伝統織物を次世代に残すために。ITOHENがクラウドファンディング挑戦

伝統織物を利用した商品を開発するITOHENは、時代の変化で存続が危ぶまれる伝統織物を次世代に残すために、ANAのクラウドファンディングサービス「ANA Crowdfunding WonderFLY」にて11月10日(金)～2024年1月9日(火)の期間、支援を募っている。

また、伝統織物の美しさを広く知ってもらおうと、返礼品として用意したのが「飛行機ピンバッジ」だ。

広い年代層に伝統織物を知ってもらいたい

伝統織物は、日本各地の歴史・文化・風土が生み出す独自性豊かな美しい織物だ。しかし着物を着る機会が減ったことや後継者不足により、伝統織物は存続の危機にある。ITOHENはこの伝統織物を、今の生活スタイルに合う商品に使うことで、伝統織物の良さを広く知ってもらい、未来につなげていく活動を続けている。

今回、飛行機をかたどったピンバッジを制作し、広い年代層に伝統織物を知ってもらおうと考えた。飛行機は旅の始まりを連想させる。

今回のクラウドファンディングは、翼に人々の夢や希望を乗せて、無限の空へ羽ばたく飛行機が翼を重ねてひとつの円を作ることで、人と人の縁が生まれ、よりよい未来につなげていけたらという願いも込めたプロジェクトだ。

「ANA Crowdfunding WonderFLY」で支援を募り、一部を伝統織物の発展のために寄贈し、残りは日本中の伝統織物の発掘と新商品の開発にあて、伝統織物への関心を高めていく活動に生かすという。

目標金額は300,000円だ。

返礼品一例

「飛行機ピンバッジ」は、飛行機の翼に日本の伝統織物を織り込んだピンバッジ。機体はボーイング787をイメージしている。日本各地の織物13種類から選べる。価格は1つ5,000円。

「飛行機ピンバッジ＆ポケットチーフ」は、飛行機ピンバッジと同じ伝統織物を使ったポケットチーフのセット。ポケットチーフは台紙付きなので、胸ポケットにさっと入れるだけ。3種類の伝統織物から選べる。価格は1セット10,000円。

その他リターン詳細については、「ANA Crowdfunding WonderFLY」のプロジェクトページで確認を。

この機会に、ITOHENのクラウドファンディングを「ANA Crowdfunding WonderFLY」でチェックしてみては。

ANA Crowdfunding WonderFLY：https://wonderfly.ana.co.jp/
プロジェクト名：翼をひとつに〜織りなす無限の空へ〜つながる「飛行機ピンバッジ」

(角谷良平)