元スリップノットのドラマー、ジェイ・ワインバーグがバンドからの解雇後沈黙を破る
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スリップノットの元ドラマー、ジェイ・ワインバーグが、バンドを解雇された件について発言した。この覆面メタル・バンドと10年間活動を共にした彼は、現地時間2023年11月11日にSNSを更新し、決別を言い渡されることは予想していなかったと明かした。
11月5日にスリップノットは、故ジョーイ・ジョーディソンの脱退に伴い2013年に加入したジェイとバンドが“決別”したと発表した。声明には、「ジョーイ・ジョーディソンのオリジナル・サウンド、スタイル、エネルギーは誰にも代えられないが、ジェイはジョーイのパートを尊重し、過去3枚のアルバムに貢献してくれて、我々バンドもファンも感謝している。しかし、これまでどおり、スリップノットは進化に余念がない。バンドは創造的な決断を下し、ジェイと決別することを決めた。ジェイの成功を祈るとともに、今後の展開にとても期待している」と記載されていた。
ブルース・スプリングスティーン&ザ・Eストリート・バンドのドラマー、マックス・ワインバーグの息子である33歳のジェイは、「11月5日の朝に電話を受けた時、悲しくてたまらなかったし、驚いた。このニュースは皆さんのほとんどがその直後に知ったと思う」とインスタグラム・ストーリーズに綴り、「でも、僕がクリエイティブ、そしてアーティスティックなホームだと思っているこの素晴らしいコミュニティから溢れ出る愛とサポートを受け、圧倒されているし本当に感謝している」と続けた。
そして、「混乱と悲しみにもかかわらず、同じだけの慰めを与えてくれるものがある。これを読んでいる多くの人にとって、10年前、僕たちはまだ知り合いではなかった。そして今は知り合いだ。そのことについては、表現しきれないほど感謝している」と続け、「どのように、そしていつかはわからないが、また一緒に楽しめるラウドで情熱的で心からの音楽を作ることを楽しみにしている。それまでは、この10年間、音楽とアートの世界のこの特別な一角への愛を分かち合いながら、皆さんと一緒に過ごせたことが生涯の喜びだったと知ってほしい」と、長い声明で思いを伝えた。
ジェイ・ワインバーグは、1995年にパーカッショニストのショーン・クラハン、2010年に亡くなったベーシストの故ポール・グレイとともにグループを結成した創設期のドラマー、ジョーディソンの脱退に伴い、2013年にスリップノットに加入した。同バンド在籍時、ジェイは【グラミー賞】受賞グループのアルバム『.5:ザ・グレイ・チャプター』(2014年)、『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』(2019年)、『ジ・エンド・ソー・ファー』(2022年)でドラムを担当した。『.5:ザ・グレイ・チャプター』と『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』はともに全米1位を獲得した。
スリップノットはジェイの後任を誰にするかまだ発表していない。バンドは現在、2024年4月27日に米ラスベガスの【シック・ニュー・ワールド・フェスティバル】、5月12日に【ウェルカム・トゥ・ロックヴィル】に出演する予定だ。
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