そばよりもラーメンが人気の立ち食いそば屋 / JR大宮駅京浜東北線ホームの駅そばで佐野ラーメンを食べる →その味は?
先日、仕事で大宮まで行ってきました。その帰りにちょっとだけ小腹が空いたんで、サクッと立ち食い蕎麦でも食べていくかと思ったのです。が、意外と立ち食いそば屋って店ごとに特色があったりするんですよね。
JR大宮駅・京浜東北線ホームの「駅そば」
JR大宮駅の京浜東北線のホームに降り立ち、立ち食いそば屋を探すと、あったあった。「駅そば」というわかりやすすぎる店名の立ち食いそば屋がありましたわ。
まずは食券機やポスターなどをチェックし、「駅そば」でイチオシされているメニューをチェック。すると、ちょっと変なことに気づきました。
なぜか佐野ラーメンをゴリ押し……
店の壁にデカデカと写真が載っているのは、「さいたまうどん・そば」と、なぜか「佐野ラーメン」。しかも「さいたまうどん・そば」は販売休止中で、立ち食いそば屋なのに佐野ラーメンをプッシュしているという謎の状況!
だってここは佐野市でもなければ栃木県でもではなく、埼玉県さいたま市の大宮駅。百歩譲って、京浜東北線で佐野駅まで行けるなら理解できますが、行けませんからね! まったく意味がわかりません。これは食べてみるしかないでしょ! 価格は税込600円なり!
これが立ち食いそば屋の佐野ラーメン
食券を購入して手渡すとササッと作ってくれるのはさすがの立ち食いそば屋クオリティ。でもおいおい、澄んだスープも、うねりのある平打ち麺も、メンマ・チャーシュー・なると・ネギ・焼き海苔の王道5点セットも最高にウマそうじゃないか……!
ウマイウマイでウマウマのウマ!
まずはスープから一口。おおう、仕事後の疲れた身体に染み渡る、鶏ガラ+醤油の優しい味。至ってシンプルでありオーソドックスだけど、こういうのがいいんですよ。一口飲んでフーッと一息つき、また一口飲み進めて気づけば一滴残らず完飲してしまう系のスープ。抜群にウマい。
麺はもっちりとした食感がすこぶるいい感じ。その辺の立ち食いそば屋がとりあえず出しているラーメンとは確実に一線を画した、素材選びからこだわりを感じる麺。
醤油スープをしっかりと引き上げ、味のバランスもバッチリ。完璧なコンビネーション。卓上にはちゃんとコショウがあり、パパッと振りかけて味を引き締めてもまたウマい。チャーシューもとろけるように柔らかい。ウマい、ウマい!!
あくまでも立ち食いそば屋なのでサクッと提供できることに重点を置きながらも、制約の中でできる限りのこだわりを注ぎ込んだ佐野ラーメン。蕎麦を受け入れるつもりの口で駅ホームに降り立ったけど、これは佐野ラーメンに切り替えて大正解。あっさりしているので蕎麦モードで臨んでも問題なくおいしく食べられました。
JR大宮駅は東北・北陸・北海道などに新幹線でアクセスできるターミナル駅。立ち寄る機会があったらふらりと京浜東北線のホームに寄り道するのもアリかもしれませんぜ! ごちそうさまでした~!
(執筆者: ノジーマ)
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