ザ・ローリング・ストーンズ、“最も長く活動しているアーティスト”として【BRITビリオン・アワード】を受賞

ザ・ローリング・ストーンズ、“最も長く活動しているアーティスト”として【BRITビリオン・アワード】を受賞

 1964年、ザ・ローリング・ストーンズが米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初めてトップ10入りを果たしたヒット曲のタイトル「Time Is on My Side」(時間は僕の味方だ)は、これ以上ないほど予言的だった。この曲がヒットしてから約59年後、ストーンズは英BPIから【BRITビリオン・アワード】を受賞した25番目のアーティストとなった。このプログラムは、オフィシャル・チャート・カンパニーが算出した英国内におけるキャリア通算10億再生を記念するものだ。

 この快挙により、ストーンズは、BPIが芸術的に“最も長く活動しているアーティスト”(「最も古い」よりもずっと響きが良い)として同賞を受賞することになった。同バンドによる最もストリーミングされたヒット曲には、「Paint It, Black」、「(I Can’t Get No)Satisfaction」、「Start Me Up」などがある。

 BPIチーフ・エグゼクティブのジョー・ツイストは声明で、「ザ・ローリング・ストーンズのように世代を超えたアーティストはほとんどいない。彼らの象徴的な楽曲とアルバムは時代を決定づけたが、バンドは相変わらず現代的だ。BPIは、彼らに【BRITビリオン・アワード】を授与できることを大変嬉しく思っている。これは、彼らの音楽の時代を超えた魅力と、ストリーミングのおかげで新たなファンともつながっている規模を強調している」とコメントしている。

 先週、ストーンズの18年ぶりの新曲アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』は、オフィシャル・U.K.・アルバム・チャートで14作目の1位を獲得した。同作は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では3位で初登場した。

 5月に正式にスタートした【BRITビリオン・アワード】では、これまでABBA、コールドプレイ、マライア・キャリー、故ホイットニー・ヒューストン、クイーンといったアイコン的存在や、ラップやヒップホップのパイオニアであるAJトレーシーやヘディー・ワン、エリー・ゴールディング、ルイス・キャパルディ、RAYEといった英チャートを席巻するポップ・アーティスト、オリヴィア・ロドリゴやビリー・アイリッシュといった次世代のポップ・スーパースターたちが表彰されてきた。

 また、エド・シーランは最近、英国でのストリーミング再生数が100億回を達成したことで、同賞の特別ゴールド・エディションを受賞した初のアーティストとなった。

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