『女子大小路の名探偵』“デコボコ姉弟”を演じた剛力彩芽&醍醐虎汰朗インタビュー ご自身の家族との関わり方は?

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2021年9月に書籍化された『女子大小路の名探偵』(秦建日子著・河出書房新社刊)がメ~テレ60周年映画として映像化。「アンフェア」<刑事 雪平夏見>シリーズや「サイレント・トーキョー」など、 話題作を数多く手掛けた秦建日子による、名古屋・岐阜を舞台にしたミステリー小説の 映画化で、連続犯罪事件に巻き込まれた姉弟が、地元愛溢れる仲間たちの助けを借りて 真犯人に迫る、痛快ミステリーエンターテインメントが池袋シネマロサ、ミッドランドスクエアシネマ他全国劇場にて上映中です。

岐阜の柳ケ瀬で働くホステスで喧嘩っ早い姉・広中美桜を剛力彩芽さん、ヘタレな私立探偵の弟・大夏を醍醐虎汰朗さんが演じている本作。見どころや撮影の思い出など、お2人にお話を伺いました!

――本作楽しく拝見させていただきました! 今回ご一緒してお互いの最初の印象はいかがでしたか?

醍醐:最初にお会いしたのは本読みの時で、そんなに長い時間では無かったのですが、(剛力さんは)脚本についてすごく“つめて”いらっしゃって。剛力さんが「このシーンはこうで、こう演じてみようと思っていて」と話される度に、内心すごく焦りました(笑)。

剛力:全然そんな風に見えなかったですよ!(笑)すごく落ち着いていらっしゃって、すごいなあと思っていたのですが、現場に入って少し雑談もする様になって、意外とやんちゃっぽい所もあるのかな?って。そう言う所や大夏っぽいのかなと感じました。本読みからご一緒出来たので、兄弟感がスムーズに出せた気がして嬉しかったです。

――楽しく撮影されていたのですね!

醍醐:今回の撮影で初めて岐阜に行ったのですが、風情のある街並みが広がっていて何だか不思議な感覚で。まるでアニメの世界というか、すごかったです。

剛力:私も初めてで、街並みが本当にオシャレなんですよね。「十八楼」さんという旅館で撮影させていただいたのですが、とても風情がある場所でお着物を着て歩くのいいなあ〜って。素敵でした。

――名物や美味しいものは食べられましたか?

剛力:すき焼きが忘れられないですね。

醍醐:忘れられないです!

剛力:撮影に登場したすき焼きを、「もう撮り終わりましたか?もう使いませんよね?」と何度も確認して、ほとんど2人で食べました。本当に美味しかったです! あと、「ベトコンラーメン」を食べました。

醍醐:ベトコンラーメン?!知らなかったです!

剛力:にんにくがゴロゴロ入っていて、車でお店の前まで行ったのですがドアを開けた瞬間香りがすごくて! ボリュームもすごいのですが、野菜があっぷりで美味しすぎてペロッと食べられてしまいました。ベトコンラーメンは“ベストコンディション”からとってるんですって。名古屋や岐阜のエリアに何店舗もあるそうなので、ぜひ。

醍醐:へー!聞いているだけで美味しそうなので絶対食べます。あと、僕は名古屋での撮影でひつまぶしをいただきました。名古屋って本当ご飯が美味しくて、撮影期間は短かったんですが幸せな日々でした。

――聞いているだけでお腹が空いてきます(笑)。本作はミステリーでありながら、兄弟愛が描かれたストーリーが魅力的ですね。

剛力:不器用だけれど愛がある姉弟だなと思います。

醍醐:お姉ちゃん恐かったな〜って思い出しました。

剛力:ずっと怒っていて、ずーっと眉間にシワが寄っていて。こんな弟(醍醐さん)がいたら最高ですね。心配で家から出さないと思います(笑)。出かける時は必ずお姉ちゃんもついていく。いや〜面倒くさいですね!(笑)でも弟が欲しかったので、映画の中だけでも姉弟になれて楽しかったです。

醍醐:僕もお姉ちゃん欲しかったんですよ!だから楽しかったです。やっぱり自分に無いものを求めるというか、憧れますよね。

――お2人のご兄弟とはどの様な関係ですか?

剛力:私は姉がいて、最近姪っ子が生まれたのでテレビ電話をしょっちゅうしています。もともと仲は良いのですが趣味が違ったりするので、買い物とかが私がしつこく誘ってやっと付き合ってくれる(笑)。今は姪っ子をきっかけに、会う頻度がも増えましたね。小学生くらいまでは喧嘩ばかりでしたが、今は大人の姉妹の付き合いというか、昔よりなんでも話せる様になりました。

醍醐:僕は弟がいて、僕も仲が良い兄弟だと思います。学生の時は僕が格闘技をやっていたので、弟に「ボクシング教えてよ」と言われて駐車場で練習したり。弟は僕の俳優活動について一切の興味が無くて、周りの友達から聞いた情報だけ知っているくらいで、でもそれも嫌みたいです(笑)。

剛力:え〜!そうなんだ!私の姉はめちゃめちゃ観てくれています。超絶シスコンって言っています(笑)。厳しい所はすごく厳しくて、マナーとか「人として」という部分はとても厳しくしつけられました。でも、街中で一緒にいる時に私が声をかけていただいたりするとすっごく嬉しいみたいです。

――お2人ともすごく素敵な関係ですね、ありがとうございます。ぜひ映画の中では美桜と大夏の凸凹具合を楽しんでいただきたいです。

剛力:ミステリーが展開していく中、姉弟の関係だったり、様々なキャラクターとのほっこりしたエピソードが魅力的です。素晴らしい景色たちも、ぜひ大スクリーンで堪能してください!

醍醐:兄弟の絆はもちろん、個性溢れるキャラクターたちが魅力的です。大夏のちょっと情けない弟っぷりも楽しんでいただけたら嬉しいです。そして僕も感動した岐阜の風景をぜひ味わってください。

――今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!

◆撮影:オサダコウジ

◆剛力さんクレジット:
ヘアメイク:高城裕子
スタイリスト/津野真吾(impiger)
協力/alexanderwang

◆醍醐さんクレジット:
ヘアメイク:カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)
スタイリスト:MASAYA (PLY)


『女子大小路の名探偵』
◆キャスト・スタッフ
剛力彩芽 醍醐虎汰朗
北原里英 今野浩喜 堀夏喜(FANTASTICS) 小沢一敬(スピードワゴン) 水野 勝
寺坂頼我 柳ゆり菜 ゆきぽよ / 遼河はるひ 
田中要次  戸田恵子 

原作:秦建日子「女子大小路の名探偵」(河出文庫) 脚本:秦建日子 監督:松岡達矢 
主題歌:ヒグチアイ「この退屈な日々を」(ポニーキャニオン) 
挿入歌:ヒグチアイ「誰でもない街」(ポニーキャニオン) 音楽:倉堀正彦
製作: 映画『女子大小路の名探偵』製作委員会

(C)2023映画『女子大小路の名探偵』製作委員会

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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