無人宇宙探査機ヴォイジャー1号から人類へ連絡「私は現在、地球から242億2000万km離れています」

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無人宇宙探査機として1977年に地球から旅立ったヴォイジャー1号。2012年には、太陽風が星間物質などがぶつかり合う空間・ヘリオポーズに達し、いま現在もへびつかい座へと向かって飛行を続けている。

地球から242億2000万kmも離れた場所を飛行

1977年に打ち上げられたヴォイジャー1号がいまだに電力を保ち、通信を続けていること自体が凄まじいが、なにより地球から242億2000万kmも離れた場所を飛行していることが驚きである。

NASAはヴォイジャー1号からの言葉として、以下のようにX(旧Twitter)でツイートしている。

<NASAヴォイジャー1号のXツイート>

「ステータス更新: 私は現在、地球から242億2000万km(150億5000万マイル) 離れています。宇宙の広大さには、宇宙の中の自分の場所について真剣に考えさせられる何かがあります。-V1」

<NASAによるヴォイジャー1号の説明>

「ヴォイジャー1号は、55の言語での挨拶、地球上の人々や場所の写真、ベートーベンからチャックベリーの「ジョニーB.グッド」に至るまでの音楽を含む、人類から宇宙へのメッセージであるゴールデンレコードのコピーを運んでいます」

<NASAによるヴォイジャー1号の飛行記録>

1977年9月5日: 発売
1979年3月5日: 木星接近
1980年11月12日: 土星のフライバイ
1998年2月17日: NASAのパイオニア10号を追い抜き最も遠い人工物体となった
1990年1月1日: ボイジャー星間ミッション(VIM)が正式に開始
2006年8月16日: 100 天文単位に到達
2012年8月1日: 星間空間に入る

未知の地球外生命体に出会うまで

ヴォイジャー1号は、人類から一番遠くに存在する人工物となっている。このまま何事もなければ、数千年、数万年、もしくはそれ以上、人類が滅びても、人類が存在したという形跡として、宇宙を旅するのかもしれない。……未知の地球外生命体に出会うまで。






※記事画像はNASA公式YouTubeチャンネルより

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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