ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2023年9月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が9月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:RAMEN GOSSOU 新橋店(新橋)
早稲田にある“GOSSOU”の新橋店。今年の6月オープン。
「らーめん(並)」を注文。大盛無料だが並で注文。
具はチャーシュー、メンマ、水菜、ノリ、ネギ。麺は太めストレートで三河屋製麺製。
創業120年の老舗の蔵の醤油と鹿児島県産の宗田カツオ、脂がのったゴマ鯖の節をきかせたタレに、数種類の貝類と魚介から抽出した魚介スープと動物系濃厚スープのWスープ。動物+魚介というまさに王道だが非常にクオリティが高い。味も濃すぎず、流行に左右されない旨さ。しっかり旨い一杯。
第4位:北斗亭(山口・下松)
山口のプチご当地ラーメンである“下松ラーメン”の有名店。1990年創業。
「中華そば 並(小)」を「ネギたく」で注文。「ネギたく」とは「ネギたくさん」の略で、メニューにはないが実は無料サービス。
具はチャーシュー4枚、青ネギ。麺は中太ストレート。
羽釜で炊いている牛骨スープにキリッと旨味の立つ醤油ダレを合わせる。ほんのりとした牛骨の脂の甘みが特徴だが、鳥取の牛骨ラーメンほどはわかりやすく牛が主張はしない。あくまで牛骨でまとめた醤油ラーメン。
じんわりながら旨味しっかりで本当に旨い。いい感じのローカル感も放ちつつ、まさにここだけの味わい。最高だ。意外にも麺量があり、麺もモチっとしているので満足感も高い。チャーシューもしっかりとした噛みごたえ。こういうお店は現地で食べてこそ。オススメ。
第3位:サ飯東京(赤坂)
赤坂にあるサウナ施設“サウナ東京”の食堂で、基本はサウナ利用者向けのお店だが、平日11時〜14時は飲食のみでもOK。草木が植えられ川が流れていてとても落ち着く店内。東京・駒込にあった名店“麺屋KABOちゃん”の店主・KABOちゃんがここでラーメンを作っていると話題になっている。
「醤油ラーメン」をいただく。
具はチャーシュー、ネギ、ナルト。麺は中縮れ。
噂には聞いていたが、“一条流がんこラーメン”風テイストで飛び上がる旨さ! イカトンビの香りと旨味が爆発していて、しょっぱウマで麺が程よく固め。これだよこれ!な旨さ。
こんなラーメンがここで食べられるなんて誰が想像しただろうか? 本当に美味しい一杯。サウナ後の塩分・エネルギー補給にもピッタリだ。
第2位:三久ラーメン 常盤店(山口・宇部)
山口のプチご当地ラーメン“宇部ラーメン”の老舗。30年以上の歴史。異彩を放つ個性的な建物はどこかの国のお城みたいだ。
「ラーメン」を注文。店内は豚骨の熟成臭が立ち込め、羽釜で継ぎ足しでスープを作っている。
具はチャーシュー、ネギ、メンマ。麺は中ストレート。
骨感をじんわり感じる豚骨スープで、いい熟成臭とともにタレは強すぎずあっさり。
麺は地元宇部の床西製麺所製で柔らかく少しもっちり感がある。じんわりとした旨さに昇天。
ローカルラーメンとして100点。最高! 他では絶対に味わうことのできない雰囲気とお味。店主さんも女将さんも最高の人柄だった。
第1位:ラーメン屋(山口・徳山)
山口の徳山にある豚骨ラーメンの老舗。ラーメン界隈の通の方々に人気。店内にはサインがたくさんでいい感じに年季が入っている。ほんのりと豚骨の熟成臭がする。
「ラーメン」を注文。
具はチャーシュー3枚、メンマ、青ネギ。麺は細めストレート。
ほんのりと豚骨の熟成感のあるスープはまさに至高。この地にこんなに美味しい豚骨ラーメンがあるとは!
じんわり骨感を感じるスープに柔らかく茹でられた麺。そして程よいバラのチャーシュー。メンマはコリっと歯応えあり。
なんという旨さ。これは豚骨ファンはマストで行ってほしい。「めちゃくちゃ旨かったです!」と言うと、「嬉しいお言葉ありがとうございます」と女将さん、そして「もうちょっと頑張ります」と店主さん。ムリせずマイペースに続けていただけたら嬉しい。最高。
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(執筆者: 井手隊長)
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