暑すぎる夏に観たい熱すぎる男たち! トム・クルーズ、岡⽥准⼀、横浜流星…… 「役を超えちゃう系俳優」
ノンフィクションの傑作『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた沢木耕太郎が、半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。その集大成ともいえる最高傑作『春に散る』(朝日新聞出版)を、人間ドラマの名手、瀬々敬久監督(『ラーゲリより愛を込めて』)が、佐藤浩市と横浜流星を主演に迎えて映画化!先日、横浜流星がボクシングプロテストに合格したことでも大きな反響を呼んだ本作が8月25日(金)に公開となります。
本作の主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、偶然飲み屋で出会い同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願。やがて二人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
佐藤浩市が、翔吾を導くことで人生に尊厳を取り戻そうとする仁一、横浜流星が仁一と出会い諦めかけていた夢に再度挑戦する翔吾を演じ、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝ら豪華キャストが集結しています。先日解禁され、大きなニュースとなった横浜流星のボクシングプロテスト合格。この役作りを超えた挑戦に、反響が集まりましたが、“役作り超えちゃう系”俳優は度々多くの観客に感動をもたらしてきました。その代表的な3人を紹介します。
◆トム・クルーズ
『ミッション:インポッシブル/ ローグネイション』では離陸する輸送機にたった一本のワイヤーのみ繋がれた状態でおよそ300メートルほどの高さまで機体側面にしがみついて耐え抜いたり、『トップガン マーヴェリック』でも過酷な操縦トレーニングを行っていることを明かしてきたトム・クルーズ。最新作『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』でも、高所の断崖絶壁からトップスピードのバイクと共に飛び出す、前代未聞のスタントを達成させ、観客を驚かせている。人気シリーズの続編で本気の姿を魅せ、再び日本をアツくしている!
◆岡田准一
2007年から主演したドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」シリーズで格闘技に触れたことをきっかけに2010年にフィリピン武術のカリ、そしてブルース・リーが作ったジークンドーのインストラクター、そして総合格闘技のUSA 修斗の資格も取得した岡田准一。その後も、数々のアクションシーンで大絶賛を受け、『ザ・ファブル』では、なんとアクションシーンの演出まで手がけることに。主演を務めるだけではなく、ファイトコレオグラファーとしても作品に関わっている。
◆横浜流星
極真空手世界一の実力も持つ横浜だったが、『きみの瞳が問いかけている』ではキックボクサーを演じるにあたり1 ヶ月で10キロの増量にも取り組んでいた。『春に散る』でボクサー役を演じた横浜は、自分自身がプロボクサーになる必要があったという思いが強く、撮影に挑んだときには既にプロボクサーの技術が備わっていたが、宣伝活動が本格始動する段階で、プロテストの受験を決意。そして見事ライセンスを取得した。空手の実力があるからこその、ボクサーとして戦うことの難しさを実感しつつも、映画のラストの世界戦のシーンでは指導スタッフより“アドリブ”での戦いの許可も出るほど実力を認められた。
心を燃やし役作りに挑んだ俳優陣の魂の演技で、夏をさらに熱く過ごすのはいかがでしょうか?
(C)2023映画『春に散る』製作委員会
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。