「栄螺に金平糖」この言葉はどんな意味?なぜこの組み合わせなの?

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どちらも自分の意見を譲らず、言い争っている様子をあらわす「栄螺に金平糖」。
海に生息する「栄螺(サザエ)」とお菓子の「金平糖(コンペイトウ)」がなぜ並べられているのか。
それはある共通点から来ているのだとか。

そこでここでは、「栄螺に金平糖」にはどのような意味があるのか、その用い方や由来について解説します。

「栄螺に金平糖」とは

 

まずは、「栄螺に金平糖」の意味やどのように用いるのかを見ていきましょう。

「栄螺に金平糖」の意味

「栄螺に金平糖」は、自説を譲らない者同士の言い争いをあらわしています。
お互いに理屈を並べ立てて自分の意見を譲らない様子を皮肉る形で用いられます。

見識が高い両者が、見識が高い故に論争を繰り広げている様子としても用いられます。

「栄螺に金平糖」の由来

 

海洋生物となる栄螺と甘い金平糖という遠い場所にある両者がなぜ組み合わされて「栄螺に金平糖」という言葉になったのか。
ここでは「栄螺に金平糖」の由来について見ていきましょう。

似た特徴をしているのが由来

「栄螺に金平糖」は、似た特性を有しているモノ同士の組み合わせです。

栄螺はその貝殻に棘がいくつもありますし、金平糖も突起のある球状のお菓子です。
どちらにも角があることから組み合わされたわけですね。

仲が悪くいつも衝突している様子をあらわす「角突き合わせる」という言葉があります。
もしかしたら、両者の特徴である角と「角突き合わせる」という言葉の意味も「栄螺に金平糖」の成り立ちになにかしら関係があるのかもしれません。

「金平糖」にまつわる豆知識

 

ここからは、金平糖にまつわる豆知識について見ていきましょう。

金平糖は戦国時代に伝わってきたお菓子

砂糖菓子の一種「金平糖」の一番の特徴は、表面にできた角状の突起にあります。

和菓子というイメージの強い「金平糖」ですが、実は戦国時代にポルトガルから伝えられたお菓子です。
いわゆる南蛮菓子と呼ばれるお菓子の一種です。

戦国大名として知名度の高い「織田信長」も食べたという記録が残っています。

「有平糖」というお菓子もある

「金平糖」と同時期に、「有平糖」というお菓子もポルトガルから伝来しています。
現在でいうハードキャンディの一種となり、ポルトガル語の「アルフェロア」もしくは「アルフェニン」を日本語に置き換えて「有平糖」になったとされています。

まとめ

自分の意見を譲らない者同士が論争を、皮肉を込めて「栄螺に金平糖」と表現されることがあります。
これは、栄螺と金平糖のどちらにも角のような突起があることから来た言葉とされていますす。

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