夏の風物詩「東京湾納涼船2023」が就航開始! 今だけ“500円”でクルーズできるお得な裏技アリ
東京の夏の風物詩、東京湾納涼船がスタートしました。2023年の実施期間は7月7日から9月18日まで。毎晩19時15分に出航し、およそ2時間東京湾を周遊するナイトクルージングが楽しめます。
夜風に吹かれて東京の夜景を、海から眺めながら飲むビールほど、美味しいものはあるまいよ。ということで、さっそく初日に乗船してきましたので、リポートします。納涼船に500円で乗船する方法や、船内グルメや穴場スペースなども掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
東京湾納涼船2023とは?
港区のオフィス街、浜松町のほど近く。徒歩数分で現れる美しい港が竹芝客船ターミナルから、夏の間だけ伊豆諸島行きの大型客船「さるびあ丸」を、東京納涼船として毎日運行します。このさるびあ丸、2020年に就航したばかりの新しい船なので、船内はまだピカピカで清潔ですよ。
19時15分に竹芝客船ターミナルを出航し、レインボーブリッジをくぐってお台場を抜けて羽田方面で折り返し21時に帰港するコースで、海越しに眺めるきらめく東京のビルや、キリンの群れのようなコンテナ埠頭クレーンなど、ロマンチックな景色が流れていきます。
レインボーブリッジの裏側を眺め、お台場で屋形船を追い越して、羽田空港沖で頭上にジェット機をあおぐなど、日常ではあじわえない体験ができるのも魅力です。
6階のデッキにはイベントステージが設置され、隣のDJブースでは「すき家」の店内放送「すき家RADIO」のパーソナリティーとしてお馴染みの高森浩二(たかもりこうじ)さんが、元気モリモリに船内 DJとして、ごきげんなホットチューンを流してくれます。
穴場は7階のトップデッキ。エレベーターがないので6階から階段で上がります。天井がなくレインボーブリッジを通過する際などは、真下から眺めることができるナイスビュースポットです。出航時はまだ暮れきっていない空が、ゆっくりと夜に様変わりしていく過程をベンチに座って眺めるのもオススメの楽しみ方です。
東京湾納涼船はグルメも大漁
6階デッキのステージ裏には飲食ブースが設置されています。やきそばやたこ焼きなどの夜店グルメはもちろんのこと、伊豆諸島の名物をメニューにした島グルメラインナップも多数取り揃えているのが特徴です。
青唐からあげは、税込600円。伊豆諸島や小笠原諸島で栽培される青唐辛子を使用し、ピリリとした辛さとみずみずしい青唐の香りを楽しめる、カリカリタイプの唐揚げです。
明日葉の天ぷらは税込700円。明日葉も伊豆諸島の特産物です。明日葉は独特のほろ苦さが特徴。サクサクに揚がっているので、味だけでなく歯触りや音でもおいしさを感じてください。
島寿司は税込900円。べっこう寿司とも呼ばれ、島唐辛子醤油に漬けた魚をシャリと合わせたお寿司です。ピリリとした絡みが大人の味わいで、お酒の肴にぴったりです。
飲み物は、ソフトドリンク税込200円から、生ビールとハイボールは税込600円、レモンサワーとウーロンハイは税込500円でした。
そして、ここで裏技。東京湾納涼船は飲食の持ち込みが不可なのですが、乗船したらすぐに喉を潤したいって思うのが人の常というもの。乗船時ドリンクブースに大行列ができますが、「並ぶガッツないよ……」という方は、3階の自販機コーナーがおすすめ。アルコール類も取り扱いがありチューハイなら200円前後で買えるんです。穴場だなぁ。
東京湾納涼船をさらに楽しむためのいくつかの裏技
東京湾納涼船はデッキに椅子が少ないため、早めに乗船してダッシュで席取りする以外の場合は、基本的にデッキで過ごす際は2時間立ちっぱなしになります。平気な方は問題ないのですが、四十路の私にとってはキツいため、途中で小休止を入れます。それが3階の2等椅子席です。
ふかふかのシングルシートにリクライニングがついていて、足をゆっくり休められます。椅子に体を投げ出して、ここちよいエンジンの振動を感じながら船内で一杯というのもオツなもの。
おすすめなのが「ゆかた割引」です。東京湾納涼船の乗船料金は1500円とかなりお求めやすい価格になっているのですが、月〜木曜日に浴衣を着て乗船すると、500円値引きの1000円で乗船することができます。※平日限定のサービスなのでご注意ください
さらに、「オープニング割引」として7月14日まで「WEB予約限定」で乗船券が500円値引きとなります。なんとこの「オープニング割引」は「ゆかた割引」と併用可なので、「オープニング割引」と「ゆかた割引」を併用すれば、乗船料金が500円! 安すぎて震えます。
東京納涼船に興味はあるけれど、デッキで立ちっぱなしになるのもキツいし、行列にならんでフードやドリンクを買うのもめんどいという人には、乗船券と料理と飲み放題とお席がセットになった「指定席プラン」なるものも、税込5000円から7000円で購入できます。
毎年ほぼ毎日のように納涼船に乗船するという猛者の方曰く「今年の指定席プランの弁当は当たりだ」とのことですので、気になる方はチェックしてみてください。
東京湾納涼船2023の概要
・場所:竹芝客船ターミナル(JR浜松町駅徒歩約10分、地下鉄大門駅徒歩約15分、ゆりかもめ竹芝駅すぐ)
・運行日程:2023年7月7日から9月18日まで毎日運行
・乗船券料金:大人1500円/小学生500円(平日ゆかた割で500円オフ/7月14日まではオープニング割で500円オフ※併用可能)
・出航時間:19時15分(17時発券開始、18時50分頃から乗船開始)
・帰港時間:21時
・ルート:竹芝客船ターミナルを出航し、レインボーブリッジをくぐってお台場を抜けて羽田方面で折り返し
・詳しい情報は東京湾納涼船の公式ホームページをチェック
2023年7月7日の東京湾納涼船。花火が上がるなか、沖へ向かうさるびあ丸を友達のヤスさんが撮ってくれた(私は乗船している)。#東京湾納涼船 pic.twitter.com/Q0yv5KLEDk— ていない/大木奈ハル子ライターでブロガー (@tei_nai) July 8, 2023
(執筆者: 大木奈ハル子)
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