灼熱の真夏に行列に並ぶ客をフォローしない飲食店はどうかしてる / 熱中症対策するラーメン屋『ほたて日和』に敬意を表する

あくまで筆者の経験から得た考えでしかないが、灼熱の真夏に行列に並ぶ客をフォローしない飲食店はどうかしてる。気温30度以上。ときには40度以上。そんな地獄の火炎のごとく極熱の日に、飲食店に並ぶ客たち。ぶっちゃけ、そのうち人倒れるぞ? 死人出るぞ?

熱中症対策のため「行列の先着制」ではなく「記帳制」に

秋葉原のラーメン屋『Tokyo Style Noodle ほたて日和』(東京都千代田区神田佐久間町2-25)の店主に敬意を表する。夏に向けて、熱中症対策のため「行列の先着制」ではなく「記帳制」にしたのである。

客にとって凄まじくウレシイ記帳制

これ、客にとって凄まじくウレシイ。なにより健康上の被害リスクが格段に減る。というかゼロになる。灼熱の日に長時間並ばなくていいからね。そもそも真夏ならば短時間でも行列に並ぶのは体力が消耗するし、健康被害が出てもおかしくない。

<ほたて日和さんのTwitterコメント>

「いつもご来店ありがとうございます ありがたいことに最近の並びが増えてしまい、お客様には数時間お待ちいただく事なってしまっています。これから夏本番。熱中症対策にも、今日からお試し期間として平日も記帳制とさせていただきます。急な変更にご理解お願いします」


<記帳制のメリット>
長時間並ばなくて済む
苦行しなくて済む
体調不良・健康被害を心配しなくて済む
時間を有効活用できる

<行列のメリット>
人気店っぽくて店が嬉しい
行列ができる店として話題になって店が嬉しい

客の時間と苦しみを糧に、人気店としてのカリスマ性を保つ

そもそも、真夏に限らず、行列のメリットは「人気店っぽくて嬉しい」「行列ができる店として話題になって嬉しい」という店側のメリットしかない。店にはメリットがあるが、客には苦行。客の時間と苦しみを糧に、人気店としてのカリスマ性を保つ。そんな感じ。

立地などで健康的に問題ないお店もある

もちろん、行列ができても健康的に問題ない立地だったり、極めて短い時間の行列だったりすれば問題ないケースもある。ただ、真夏や灼熱の日に行列に並んだことがある人ならば、その地獄の火炎っぷりに体力消耗したことがあるのではないだろうか。

あくまで筆者の考えでしかないが、夏に行列を経験したことがある人ならば、客の健康被害対策ナシの行列店に対して「言い過ぎ」ではないことが理解できるはず。病院送り、もしくは命を落とすケースもあり得るのだから、言い過ぎではない。

飲食店に、記帳制またはネット予約がもっと広まることを願いたい。




(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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