HiHi Jetsメンバーがセリフ丸暗記!? 映画『おとななじみ』ハルそっくりの評価に「それって僕が超残念男子ってことじゃん(笑)」井上瑞稀&久間田琳加インタビュー

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大人になった“おさななじみ”の両片想いを描く“ムズキュン”ラブコメディ映画『おとななじみ』より、W主演の井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)と久間田琳加さんのインタビューをお届けします。

ココハナ(集英社刊)にて2019年より連載が開始されたラブコメの名手中原アヤ先生による大ヒット漫画「おとななじみ」(集英社マーガレットコミックス刊/全8巻)が、映画初主演となる井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)&久間田琳加さんのW主演で5月12日(金)より劇場公開中!

“おさななじみ”のまま“大人”になった井上さん演じる【超残念男子・青山 春(あおやまはる/通称:ハル)】とそんなハルに、ずっと想いを寄せる久間田さん演じる【オカン系女子・加賀屋 楓(かがやかえで)】。

そんな距離の縮まらない2人の恋に火をつけるのは、同じくおさななじみで楓に密かに想いを寄せる萩原利久さん演じる【超完璧クール男子・蓮見伊織(はすみいおり)】と、3人を見守る浅川梨奈さん演じる【モテアネゴ系女子・小戸森美桜(こともりみお)】。

ずっと隣にいたからこそ、進みそうで進まなかった両片想い、そして、超個性的なキャラクター達が2人の恋模様に全力で振り回される“ムズキュン”ラブコメディです。

井上瑞稀さんと久間田琳加さんに、映画の撮影エピソードや胸キュンシーン、役柄に似ている部分などお話を伺いしました!

※一部ネタバレを含むのでご注意ください!

井上瑞稀はハルそっくり!「自分は伊織みたいな人間になりたいと思っていたのに」

――映画出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

井上:僕は、まさか!というか。ジャニーズJr.のときから貴重な経験をさせていただけることはないな、と思っていたので、すごく嬉しかったですけど、最初はやっぱり驚きましたね。
だから、最初はドッキリ(嘘企画)だと思ったんですよ。未だにグループメンバーには「これはドッキリだ、お前は映画に出ない」と言われています(笑)。

最初は実感が湧かなかったんですけど、実際に台本を読ませていただいて、「本当にやるんだ」というか、どこか夢心地の中でした。脚本もすごく面白いですし、その分、プレッシャーもすごくありました。ドキドキワクワクしながら撮影を待っていました。
でも、1つ夢ではあるじゃないですか。少女漫画原作のキラキラした映画に出ることへの憧れはすごくあったので、それは純粋に嬉しかったです。

久間田:私は出演のお話をいただいたとき、とにかく嬉しかったです。私自身、少女漫画が大好きなので、漫画原作の実写化に出られることが嬉しくて、本当に夢みたいな気持ちでした。

――それぞれのキャラクターの印象や、どう捉えて演じられたのか教えてください。

久間田:楓ちゃんは、素直になれそうでなれないというか……それはハルに対してですけど。伊織とか美桜には何でも言っているのに、ハルに対してだけ好きという恋愛感情がのってきて素直になれない感じ。でもすごくピュアで、応援したくなるような女の子だなと思ったので、観ている方にも応援してもらえたら嬉しいなと思って、そこは意識して心がけながら演じました。

井上:ハル自体が愛されキャラというか、人間的にすごく愛くるしいキャラクターだなと思っていたので、そういう面でどうやって愛されキャラや可愛らしさを作っていこうかな、というのは全体を通して意識していたところです。細かいところで言うと、声のトーンをあっけらかんとしてみたり、歩き方も意識した部分はありました。

――“愛されキャラ”に関して自分なりに演出した部分はありますか?

井上:そんな演出なんてすごいものではないですけど(笑)、コメディなので、現場の雰囲気全体を通して笑顔が絶えない現場になったらいいな、というのはありました。僕は普段、本当に人見知りなんですよ。かなり人見知りなんですけど、普段以上にみんなと喋るようにしていたと思います。

久間田:撮影期間中は井上さんがずっとコミュニケーションを取ってくださったので、人見知りということに気付かないくらいでした!

井上:撮影期間はすごく充実した時間をすごせて、皆さんとコミュニケーションをとる時間がとても楽しかったです。その間も井上瑞稀と違う人格が喋っている気がしていて。僕は普段だったら本当に喋らずに1人で居るのですが、撮影期間中は共演者の方にお話を聞いてみたい、という思考になっていたので、ハルに寄り添っていたのかな?と思ったりもしました。

――井上さんをご覧になっていて、愛されキャラだな、と思われたことはありましたか?

久間田:でも、愛されキャラですよね(笑)! 

井上:ほんと!? 初めて言われました(笑)。

久間田:(美桜役の)浅川梨奈さんと、(伊織役の)萩原利久くんの年上のお姉さん、お兄さん方にも可愛がられていました。

井上:たくさんイジっていただいて、有り難いです(笑)。

――幼なじみ4人の撮影エピソードはありますか?

久間田:ただただずーっと喋っていました(笑)。

井上:ずっと楽しかったんですけど、一度うるさい!って怒られたんです。スタッフさんたちが打ち合わせしているときに僕らの笑い声が大きすぎて、「今仕事してるから!」って(苦笑)。でも、お二方ともすごくプロフェッショナルで、現場において空気作りのプロでもありますし、気遣い上手でもありました。

僕が1つ印象に残っているのは、僕と久間田さんの大事なシーンがあったときに、2人でちょっと詰まってしまった瞬間があって。僕が(萩原さんと浅川さんの)2人にどうしたらいいか相談したんです。その時に色々アドバイスもくれたし、梨奈さんがそっとアイスを買ってきてくれたんですよ、「甘いもの摂りなよ」って。そういう気遣いが出来る人は素敵だなと、印象に残っていますね。2人の存在はすごく大きかったです。

久間田:最初はここの2人の距離感を頑張ってハルと楓に近づけようとしていたんですけど、萩原さんと浅川さんが入ってきたら、より空気感が出来たというか。2人では補えなかった部分がギュッとなった感じがありました。それはすごく助かったし、2人ともめちゃくちゃムードメーカーなんですよ。本当に現場を盛り上げてくださるので、あのお二人で良かったなという気持ちです。

――ハルに共感できるところや似ているところはありますか?

井上:僕はだらしないですね。部屋に服が落ちていますもん。

――楓のように世話をしてくれる女性がいたら甘えてしまうタイプだと思いますか?

井上:(小声で)甘えちゃいますね……。甘えちゃうと思います、有り難いなと思っちゃいます。でも、撮影をしていく中で、ほぼすべての方に、「ハルにそっくりだね!」と言われるんですよ。褒め言葉なんですかね? だって、<超残念男子>って書いてあるんですよ? それって僕が超残念男子ってことじゃん!って思いながら(笑)。

共演者の方に「ハルだ!」と言われるし、それこそ原作の表紙を見たメンバーにも「そっくりじゃん」と言われたり。そうなんだ~、自分への客観視が上手く出来ていないんだな、と思いました。自分は伊織みたいな人間になりたいと思っていたので。「あ、俺はハルみたいな人間なんだな」と今回気付きました(笑)。

――ハルが楓への気持ちを抑えてしまう、みたいなところも共感できますか?

井上:共感できます。僕はつい、人の気持ちを気にしてしまって周りを優先してしまいがちだったりするので、そういう意味ではわかるな、と共感する部分は多くありました。

――久間田さんは楓のようにお世話をしてしまう女性をどう思いますか?

久間田:自分のことだけじゃなくて、そこまで好きな人のために動けるってすごいなと思っちゃいました! 相当好きじゃないと出来ないと思うし。私は自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいそうなので、そういう女性はカッコいいなと思いますね。

ハルの寝顔シーンは普段の井上瑞稀「あの姿がいつもの僕」

※以降、本編のネタバレあり。

――好きなシーンや胸キュンポイントを教えてください!

井上:めちゃくちゃマニアックなところだと、僕が黒いバケモノ化して、美桜を呼んで塩を振られるシーンがあるんですけど、美桜が塩を撒いたところに、(アンミカさん演じる)蝶子さんが最後に、もうシーンが切り替わっているのに「ここ私の店なんやけど!」と声が残っているところがめっちゃ好きです(笑)。

久間田:マニアックすぎません(笑)?

井上:マニアックなところが好きで(笑)。あと、楓がバイト先の店長の目黒と出てきたところに(横澤夏子さん演じる)目黒の妻が来るシーンで、そこにハルが登場するのですが、横澤さんの「誰!?」という声のトーンがすごく面白くて好きですね。この2つは僕の中で推しポイントです。

――……(笑)。

井上:ごめんなさい(笑)、ちゃんとした胸キュンシーンでいうと、個人的にすごく思い入れがある、飛行機の機内のシーンですね。そこで久間田さんがすごく素敵なお芝居をされていて、とても印象に残っています。自分も気持ちが高揚する瞬間だったので、それが映像に反映されていて、とても良いシーンになっているなと思いました。

――自分でも大きく心が動いたなと演じていて感じたということでしょうか。

井上:すごく引き出して貰ったというか。楓の可愛らしさが溢れ出てしまっているような、「なんて可愛らしい人なんだろう」と思いましたね。本当に演じていてキュンとしました! 当の本人がキュンとするのはすごく大事なことだと思うので、良いシーンが出来て良かったと思いました。そこは本当に久間田さんに感謝です。

――久間田さんは?

久間田:私は冒頭のハルを起こしに行くシーンが、ハルと楓の関係性が一番わかりやすいというか。だらけているハルと世話を焼くオカンをしちゃっている楓、みたいな。リハーサルでも一番あのシーンをたくさんやったので、思い入れのある好きなシーンです。ハルの寝顔がすごく素敵で……(笑)。あんな風にお腹まで出してゴロゴロ転がってる姿が、いつもの井上さんからあまり想像がつかないから、ギャップだなと思いました!

――それはファンの皆さんも楽しめるギャップかもしれませんね!

久間田:そうだと思います!

井上:いや、そんなことないんですよ。だって僕ずっと寝ているんですよ。だから、ファンの人からしたら、あの姿がいつもの僕なんですよ(笑)。

久間田:ええ!

井上:パブリックイメージですごく真面目でちゃんとしている人間、というイメージを持たれている方は多かったりするんですけど全然そんなことはなくて。僕のことをより知っているファンの方からしたら、「あ、普段の瑞稀くんだ」となると思います(笑)。あんな感じです、本当に。ずっと寝てるので(笑)。

――では、ちょっとプライベートを覗いているような?

井上:一瞬、プライベートにお邪魔しちゃったかな?という感じだと思います(笑)。

――少女漫画の作品世界に入っているな、と思う瞬間はありましたか?

井上:ラブコメを撮っているな、というお芝居のテンポ感は感じていました。キュンシーンもあるけど惜しいんですよね(笑)。

久間田:私は伊織とハルに挟まれる役柄ではあるので、ハルが「なんで伊織が楓の部屋から出てきたんだよ!」みたいに焦っていて、伊織がハルに気付いて舌をべーっと出して牽制するシーンがあるんですけど。あのとき私は本当に部屋の中に居て、1人で鍵穴からその一部始終を見ていたんですよ!

井上:ええ!

久間田:「あ、やってるやってる!楓のこと取り合ってる!」と思って(笑)! それは漫画の三角関係感あるな、と思いました。

井上:私のために争わないで、みたいな(笑)。

久間田:そんな風には思っていないですけど(笑)、その様子をこっそり覗いちゃっている感じが。OK!とカットがかかるまで1人でずっと覗いていました。

井上:全然知らなかった!

HiHi Jetsメンバーがセリフを全部暗記!?

――楓がハルに手料理を用意するシーンがありますが、自分だったら何を作ってあげたい、または作ってもらいたいですか?

久間田:生姜焼きを作ってあげたいです! 作ってもらいたいのは、「頑張ったんだけど焦げちゃった……」って言われて渡されるクッキーとか(笑)。かわいい!ってなるかもしれないです。

井上:僕は料理まったくしないんですよ。だから、作ってあげるなら冷凍食品とかになります(笑)。レンジでチン、とかになってしまいますね(笑)。作って貰う分にはいくらでも受け付けております。でも、一番好きな食べ物がオムライスなので、作ってくれたらキュンとすると思います。

――作中でハルは楓を守る騎士(ナイト)と言う場面がありますが、ご自身が助けられた人や支えられた存在はありますか?

久間田:やっぱり友人ですね、仕事の話をしたり。あまり今まで芸能界で友達を作るのは自分から出来なかったんですけど、様々な作品を重ねていくごとにすごい心強い仲間が出来てきて、「こういうときってどう演じればいいのかな?」と相談できる仲間が増えたのは、今すごく助けられています。

井上:プライベートだと僕はもうメンバーですね。本当に頼りっきりの人生なので。1人の活動のときは一応グループ名を背負っているのでしっかりしなきゃと思っているんですけど、5人で居るときは、1人くらいだらしないやつが居てもいいかな、と思っているので(笑)。

――虫のアリの性質みたいですね。多くの働きアリがいると、サボるアリが一定数出てくるみたいな(笑)

井上:ほんと、働きアリの法則みたいになっちゃいますね、僕は働かないほうです(笑)。だから、そういう面では本当にメンバーは頼りになりますね。彼らは大人だなと思います。ちゃんと大人の方とコミュニケーションも取りますし、しっかり仕事もしますし、尊敬しています。

――メンバーに今作を観てほしいと伝えますか?

井上:たぶん、僕が観られるのが嫌だと言っても観に行きますよ、あの人達は(笑)。もちろんすごく面白いので観てほしい気持ちはあるんですけど、やっぱり恥ずかしいんですよ。でも、一緒に観るとイジられそうで……。もうすでに予告映像のセリフを全部暗記しているんです。

――すごいですね!!

井上:それを隣で言ってくるんです。「今日からオレ無職」とか全部言ってくるので、もう恥ずかしくて(笑)。でも、頑張ったのでせっかくなら観に行ってほしいです。1人1人バラバラで観に行ってほしいです、固まると厄介なので(笑)。

――フラッシュモブのシーンのことなど言われそうですね(笑)。

井上:「あのヘアメイクしてライブ出ろ」とか言われますよ(笑)。そういう人たちなんです、彼らは(笑)。でも、たぶん観に行ってくれるとは思います。

僕も初めて試写を観たときは恥ずかしくなっちゃって。大スクリーンにいる自分が観ていられなくて。今改めて冷静に観てめっちゃ面白かったです。声を出して笑っちゃいましたし、すごくポップでポジティブな内容なので、本当にフラットな気持ちで楽しんで気兼ねなく皆さんに観に来ていただけるんじゃないかなと思います。観ているときは少しでも嫌なことや悲しいことを忘れられる時間になるような映画になったらいいな、と願望込みで思っています。

――メンバーの感想が楽しみですね! ありがとうございました!

映画『おとななじみ』は絶賛上映中!


・映画『おとななじみ』本予告
https://youtu.be/NANP1_FkEjQ

作品情報

■ストーリー
青山 春(通称:ハル)と加賀屋 楓は、4 歳の時から隣に住む “おさななじみ” 。
お互い一人暮らしを始めた 24 歳 の二人は、結局今も同じアパートの隣の部屋に住んでいる。楓はハルを想い続けているが、肝心のハルは楓の気持ちに全く気付く様子はない。だらしないハルに、楓はつい世話を焼きすぎて最早オカン化してしまっていた。
進展しない関係に業を煮やした楓は、おさななじみの伊織と美桜に相談し、ハルを諦める事を宣言。
しかし、決意したものの、ズルズルとハルを諦めきれない楓に、伊織は大人の男として優しく接し、実は楓のことが小学生の頃から好きだったと告げる。
急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気付き始めたハルだったが、楓に対して素直になることができず、美桜に心の内を相談する。
実は、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守り続けなければならないと思っていてーー

【作品概要】
タイトル:『おとななじみ』
出演:井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズ Jr.) 久間田琳加
萩原利久 浅川梨奈
岡本夏美 菊池亜希子 宍戸美和公 横澤夏子 村上健志(フルーツポンチ)
アン ミカ 松金よね子
原作:「おとななじみ」中原アヤ(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:髙橋洋人 脚本:吉田恵里香 音楽:ノグチリョウ
主題歌:「Sweet Melody」 Kis-My-Ft2 (MENT RECORDING)
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド 配給:東映 公開日表記:5 月 12 日(金)
(C)中原アヤ/集英社 (C)2023「おとななじみ」製作委員会
映画公式サイト:otonanajimi-movie.jp
映画公式 Twitter:@otonanajimi
映画公式 Instagram:@otonanajimi_movie

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