東京ラーメンストリートに北海道のガチ名店「富良野とみ川」キターー(゚∀゚)ーーとみ!!!
久しぶりに脳にギュンギュンきたわ。マジでギュンギュンってキた! 正直、飛んだね。東京ラーメンストリートで食べた『とみ川』のラーメンのことね。あまりにもガツンとパワフルすぎるスープでノックアウト寸前だったわ。頑張って姿勢保った。陣形崩れかけたけど、姿勢、保った。ということで、記者試食会に行った取材レポっす。
ご当地ラーメンチャレンジのトリ『とみ川』
東京ラーメンストリートは、ご当地ラーメンチャレンジと題して「全国のご当地ラーメンを約100日ずつ第1弾~第7弾まで期間限定で出店」しているそうな。今回、その第7弾として『とみ川』(北海道富良野市麓郷市街地5)がやってキたんだわ。キましたわ。しかも第7弾は最終回。ご当地ラーメンチャレンジのトリよ。東京ラーメンストリートのボスも気合の入れ方が違ったね。めっちゃ店主と記念撮影してニッコニコだったわ。その笑顔いいね。こういう笑顔大好きー! もらった!
メインとして食べたのは「石臼挽き中華そば」
笑顔がステキなのはわかった。気になるのはラーメンだよな! だってラーメン屋さんだし! ラーメン好きにとって味が最重要項目! ということで今回メインとして食べたのは「石臼挽き中華そば」。さらに期間限定・数量限定「焙煎小麦塩中華」と、東京ラーメンストリート限定「味噌バターコーンらあめん」もハフムシャッと食べたよ。
ラーメンの種類がたくさんのう! 楽しいのう! 嬉しいのう!
ちなみに食券を券売機で買う形式。イベント的な出店でありながら、ラーメンの種類がたくさんあるのは客として嬉しい限り。うンまかったらまた食べたい、違う味も試したいって思うし! ガッツリと肉が盛られた「石臼肉盛り中華そば」もあるし、デカ盛りとか、大食いとか、肉好きな人に向けて魅力的なラーメンが用意されてるのも好感もてる。
「期待しかない!」とはこのこと!
ということでテーブルにやってきた石臼挽き中華そば。特徴は、北海道産100%の小麦粉を石臼で挽くという点。ええっ!? 蕎麦じゃあなくてラーメンの麺を石臼で!?
タレは北海道素材をふんだんに使用しているらしく、さらに化学調味料無添加! そしてスープは根室産短元昆布、干し椎茸、鰹、鯖、鶏、煮干し! 旨味濃そう! チャーシューは富良野地方産の煮豚と鶏油で低温調理した北海道産知床鶏のむね肉のコンフィ。やりすぎ! こだわりすぎ! つまり期待、心にイン!
味だーーーーーッ!
ということでさっそくズビズバーッ! とすすってみたんだわ。ズズッとね。そしたら、キましたわ。最初からガツンと、破壊力あるやつ、キた。旨味の濃さと張り合うかのように強めの塩気が! だが勘違いしないでほしい。「しょっぺぇええええ!」とかじゃあ断じてねえ。「ああっ! イイ! 響くゥゥ~ッ!」っていう強烈な味覚を除夜の鐘みてーに響かせるバイブレーションよ。まさに風流! エモーショナルエンジン起動したわ。
このステキな塩気、北海道らしい。北海道の猛吹雪のなかを小一時間歩いてからすすりたい。そう思わせる魅力がこのラーメンにはある。だから小一時間歩きたい。北海道を。
弾力というより砕けることによって放たれるウマさ
そして麺ね。これヤヴァスだわ。石臼で挽いてるって聞いてたから蕎麦っぽいのかなと思ったけど別モンだわ。粗い全粒粉を練り込んであるらしく、ツルツルよりシコシコな感じと解説されたけどさ、まさにそれ。
いや、もっと奥深いかも。食べた瞬間は弾力があるかのような食感を伝えてくるのよ。でも咀嚼するとビッ! ビビッ! プツッ! プツッ! と容易に砕け散る。砕けてどんどん分裂して、その数だけ断面が増え、旨味放出口も増えていく感じ。弾力というより砕けることによって放たれるウマさが要だな。たまんねえや。
「なんで中華麺なのに石臼なんだよ! 教えはどうなってんだ教えは!」と思った人、いるかもしれないけど、とりあえず食ってみ。何使ったんでいいんだよ。うまければ正義! ほら、だってチャルメラとかチャリメラだって具ナシでもうまいじゃん。そういうこと。
——<そして幸せが訪れる>——
味噌バターコーンらあめんのマリアナ海溝並みに深いコク
味噌バターコーンらあめんも頂いたんだわ。そしてまた衝撃だよ。ガツンと、キたね。期待していた以上の強烈、いや、鮮烈な旨味コミコミ塩気がよーッ! でもそこに味噌のマリアナ海溝並みに深いコクな。そこにバターが味噌とは別次元のコクを付加して拍車をかけるわけ。
本家『とみ川』でも出すべき
やっぱさァ、『とみ川』は北海道のラーメン屋さんだわなァ。極寒の冬、そして爽やかな夏、どちらの季節でもこの塩気はありがたいよ。冬はあったまるし、夏はエネルギーを注ぎこむような生気をくれる。強い塩気で優しく包み込む包容力。味覚以外でも感じられるラーメンなのよ。でもこれ東京ラーメンストリート限定なんだよね。本家『とみ川』でも出すべき。だって、うまいんだもの。みづを。
焙煎したから黒いんだな! 焙煎小麦塩中華
欲張りだから、ラーメン3杯め、焙煎小麦塩中華も食べさせてもらったんだわ。見た瞬間、ビジュアルに驚いたね。麺がブラック! 麺インブラックやん。あれ? 冷麺か? 沖縄のイカ墨蕎麦みたいなものか? いやいや、全然違ったね。富良野産小麦「春よ恋」を自家焙煎しただけでなく、石臼で挽いた焙煎小麦粉を「さくら卵」という鶏卵でつないだらしい。焙煎したから黒いんだな! パイセンやるじゃん。興味持った。
まさに神域グルメのフロー
興味もったところですすってみた。ダークマター並みに漆黒な麺を。んムホォオオオ! やっぱり最初に塩気がパンチかましてくるところは『とみ川』共通だなぁぁぁ! いいよ、イイ! もっともっとストレートパンチをキめくれ! そんなこと思っているうちに麺の衝撃、ふたたび。
見ためとか、サルベージした際の感触から硬めの麺に思えるのだけど、決してそんなことはなく、すっげーキレの良い砕け散り方して、食べてて心地いい! なによりウマイ。というか薫り高いと言うべきか。砕けることで弾け、弾けることで旨味を広げ、そこに塩気が合流。まさに神域グルメのフロー。約束された満足度。
『五郎のスモークチャーシュー』食え
ああっ、最後にこれを紹介しておきたいと思ってたんだ。『とみ川』が作った『五郎のスモークチャーシュー』というトッピングがあるのだけど、これ、ウマイから是非食べてほしい。チャーシューでラーメンを包むようにして食べると美味。
ドラマ『北の国から』由来
ドラマ『北の国から』の登場人物・黒板五郎(田中邦衛)の名前が由来のスモークチャーシューで、ジワッと薫りが広がるのよ。薫りも楽しめるチャーシューって素敵やん? ドラマで五郎さんは「人に喜んでもらえるってことは純……、金じゃ買えない、うん……、金じゃ買えない」って言ってたけどさァ、これは350円で買えるんだワ。しかも税込よ。イイハナシダナー。純、いくらでも金で買えるぞ……。食うなら今しかねえ。
食っててうますぎて「子どもがまだ食ってる途中でしょうが!」とか言いたくなったけど、意味わかんないのでやめておいた。というかすでに『とみ川』の通販で「子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」売ってた。すげーな(笑)。いろんな意味で!
確信的ウマさだったと思う
いやー、今回の『とみ川』のラーメンにはやられました。パワフルなラーメンにまいりました。第一ラーメン……石臼挽き中華そば、第二ラーメン……味噌バターコーンらあめん、第三ラーメン……焙煎小麦塩中華。見事ステキなラーメンです。今思うとこのラーメン、確信的ウマさだったと思う。
あまりにも満足度高めのラーメンだったので、ほかの記者もいるのに前のめりでいろいろと店主に聞いてしまった。店主の目は少し笑っているようにも見えた。俺もついに店主に認められたかな(笑)。ほかの記者がその後どうなったのは知りません。しかし一言だけ言わせてもらう。『麺を作るときは石臼を使え』
以上レポっす。チラシの裏すんません。
<東京ラーメンストリート / とみ川>
場所: 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街B1F
出店期間: 2023年4月27日~8月31日(予定)
座席数: 20席
営業時間: 11:00~22:30(ラストオーダー22:00)
お呼ばれして取材で東京ラーメンストリートの『とみ川』(北海道・富良野)で味噌バターコーン食べたのだけど、やっぱ好きだわ。強い味噌バターのコク、そこに強めの勝気な塩気、それでいてわかりやすい味。それこそ味噌バターコーンの良さ。よくわかってるああああああ店主! バターは四つ葉バター!… pic.twitter.com/na4WMtbtLK— クドウ@地球食べ歩き (@kudo_pon) April 26, 2023
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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