テレビが奪ったものがネット時代になって帰ってきた

access_time create folder生活・趣味

テレビが奪ったものがネット時代になって帰ってきた


今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

テレビが奪ったものがネット時代になって帰ってきた

テレビを見ない理由として「つまらない」を通り越して「不愉快」だからというのをネットのどこかで見た。俺もうすうす思ってたんだよね。バラエティがつまらないのはいまに始まったことじゃないけど、ニュース見てもコメンテータが反日的な発言しかしないし。

んで、チャンネルを変えてみるけど面白い番組もなくて、消してしまう。「つまらない」だけなら、つけっぱなしにしててもいいはずで、ついているのが不愉快なんだよね、もはや。

   *   *   *

よく今の世代はネット中毒だという人がいるけれど、ネットというのはある意味人間同士のふれあいだよね。テレビの場合は放送局から視聴者への一方通行。

1970年代は子供がテレビばかり見ているという批判があった。夕食の時もみんなテレビを見てて家族との会話がない、と。ネットの場合、相手は家族ではないかもしれないけど、人間だ。テレビよりはマシな気がする。テレビに批判される筋合いはないと思うのだけどね。

確かに生身の人間同士にふれあいは減ったかもしれない。しかし代わりに物理的に離れた距離にいる人間ともコミュニケーションできるわけで、それを否定的に見るのはどうかと思う。

むしろ一方通行的な情報をただ受け取るだけだったテレビの時代よりは人間性に富んでいると思うのだが。

   *   *   *

たぶんイメージで誤解していると思うのだよね。コンピュータに向かってなにやら一人でキーボードを叩いているのが、昭和の時代に描かれたコンピュータに管理された未来世界を連想するのだろう。

あるいはちょっと前のファミコン時代。通信回線のなかった時代の、ね。友達と遊ばないで一人でファミコンをやっている。これは確かに相手をしているのはコンピュータだ。

でもネット時代は違う。相手をしているのは同じ人間。昭和の時代よりもはるかに多くの、そして濃厚なコミュニケーションをしているはず。少なくとも1970年代以降では、一番人間性を取り戻した時代だと思う。

   *   *   *

人間同士のコミュニケーションだけで見れば、1970年代~1980年代が一番の暗黒時代だったと思う。暗黒時代以前は、範囲は狭いが生身の人間同士のコミュニケーションがあった。暗黒時代以降は生身の人間同士のコミュニケーションは減ったかもしれないが、通信回線により広い範囲のコミュニケーションが可能になった。

暗黒時代は生身の人間同士のコミュニケーションが減る一方で、通信回線も未発達だったから一番コミュニケーションの量が減った時代。

いろいろネットで人間同士のトラブルが起きるのも人間性豊かな時代だからだろう。相手が人間でないなら(テレビ局やファミコンのプログラム)なら、トラブルも起きようがない。

人間性のあふれるネット時代、万歳!

   *   *   *

それにしてもテレビはどうするんでしょうね。あと10年ぐらいしたら、テレビにマイナスイメージを持った人間しかいなくなるんじゃ。いまはまだ俺たちの親の世代が生きているからいいけど。

少子化じゃないけど早めに次の世代にプラスのイメージを植えつけておかないと、どんどん先細りして、間に合わなくなると思うのだよね。有効な手を打ったとしても、その効果が出るのは10年後ぐらいだろうから。

テレビはもう世論形成の主導権を握ることからは撤退して、無難な教養番組に力を入れた方がいいのではなかろうか。政治的主張はせずに知識を提供することに徹する。世論形成のようなどぎつい分野はネットに譲る。

追記

“ニュース見てもコメンテータが反日的な発言しかしないし”え、この人そういう人だったんだ!

ん?いままで俺のことを誤解していたのか?誤解が解けてなによりだ。もしあなたが「マスコミは反日的でない」という認識なら、むしろあなたの状況認識力を疑うね。もう少し社会に対して客観的な分析できる人だと思ってたんだが。見たいものしか見ないタイプの人のようだ。まあ、お互い理解が深まったということで喜ばしい。

最初はネットが押し入れのような最後の逃げ場所として楽しかったけど、別にテレビとネットは対立させて論じるものでもなし、ネットが奪ったってよりもテレビと同じ駄目さになりつつあるってほうがしっくりくる。

人の話を全く聞かない人間だな。俺の話を聞かないなら、俺のブログにコメントつける必要ないじゃん。聞いた上で反論なりするならいいけどね。ネットとテレビの関係は見方によって様々な形に見えるという話をしているわけだ。見ようによっては同じに見えもするし、違うふうにも見える。で、俺は「こういう見方がある」といってるわけで、その見方についてコメントするならわかるが、「別な見方をすれば同じに見えるよ」なんて、当たり前のことを言われてもなぁ。根本的に思考に血管がある馬鹿。

   *   *   *

極端な例を言えばネトゲに夢中となり育児を放り出す奴もいたw「家族」= 身近な「人間」よりメディアを優先させる点においては「子供がテレビばかり見ている」のと同じでありテレビを批判する筋合いわないw

http://twitter.com/AntiSeptic/status/333533393436422144

作品(テレビ番組 / ゲーム)鑑賞だって立派な「離れた距離にいる人間と」の「コミュニケーション」w 双方向でないところが違うだけw

http://twitter.com/AntiSeptic/status/333533567789436929

真に「ただ受け取るだけ」ならばメディアの存在意義はないw 只の吸い取り紙にPropagandaしようなどと誰が思うか? 何かに執心すれば周囲の人間など簡単に軽んじることの出来る点こそが「人間性」w 我々はそういう性質に「富んでいる」のだw

http://twitter.com/AntiSeptic/status/333534989188726785

なんか薄っぺらでつまんないね。この人、ブログの方はもう少し面白かったんだが。もっとブログの方書いてよ。

敵対と対立は違う。「皆がネットで楽しんでるコミュニケーション」を芸人がスタジオで再現してみせてるのが今のバラエティ。「くだらなく感じる」のは画面の位置(どちらも直接他人にコミットしてはいない)が違うから

だからテレビの場合は芸人が再現したものを、視聴者は受動的に防寒してるだけだろ、そこが違うという話をしてるのに、なにも読み取れてないな、こいつは。あと「テレビがくだらない」というのは、俺個人の感想であって、別に本文の主旨とは関係ない。コミュニケーションの量の話をしてるのであって、そういう枝葉末節の部分にしか気が向かない時点でアホだよな。自分が馬鹿だと宣伝しているようなもの。

俺は主観的な主張ははっきり主観だとわかるように書く。で、そういう部分だけを取り上げて「それは主観にすぎない」って得意げに指摘する人間って馬鹿だと思わない?(笑)。俺が客観的な考察だと思い込んで自分の主観を書いたなら、「それは客観ではなく主観だ」と指摘するのは意味があるけどねぇ。ホント馬鹿の代表格。

24時間中で何に対して時間を割くようになったってことでしょ? 争う必要あるわけない 楽しいと思うものが細分化されただけで全体のパイを取り合っているだけでしょ?

「~だけでしょ」というなら、すべてそれで済んでしまうだろうね。別に問題じゃないと思う人はそれでいいと思うよ。戦争が起きるだけでしょ、原発が事故をおこしただけでしょ、と。そういう考えは否定しない。俺はそう考えないだけで。

たとえば大した問題じゃないものを大問題だ、規制しろと騒ぐ人達がいる。規制することの弊害が大きいのにね。そういう場合「~だけで大した問題ではない」という反論は意味がある。しかし俺のこの話に「~だけで大した問題ではない」と反論すると、どんな良いことがあるの?そもそも俺は「大きな問題だ」なんて言ってないわけだし。

ったくこいつ何も考えずに感情的に脊髄反射するだけだよね。昆虫のような脳みそ。って昆虫に脳みそはないかw

誰とは言わないが、韓国に親和的な発言を反日的と脊髄反射する昆虫のような脳みその人っているよね。

こいつの脳は自分で言ってることの意味さえ理解できない脳だな。よく日本語が習得できたものだ。すごい努力家なんだろう。そもそも韓国=反日なんだから、親韓=反日で論理的に正しい。この程度の推論もできないとは。

平和を意味もわからず呪文のように唱えていれば「あなたは正しい」と評価された時代は、残念だけどちょっと前に終わってしまったんだよ。まあ、ちょっと同情はするけどね、いままでの処世術が突如として通用しなくなってしまったんだから。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年05月14日時点のものです。

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. テレビが奪ったものがネット時代になって帰ってきた
access_time create folder生活・趣味

寄稿

ガジェット通信はデジタルガジェット情報・ライフスタイル提案等を提供するウェブ媒体です。シリアスさを排除し、ジョークを交えながら肩の力を抜いて楽しんでいただけるやわらかニュースサイトを目指しています。 こちらのアカウントから記事の寄稿依頼をさせていただいております。

TwitterID: getnews_kiko

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。