B級フード研究家・野島慎一郎の美味しかったカップ麺 月間ベスト5(2023年3月)

カップ麺やスナック菓子、ファストフードなどのアレンジレシピを研究する“B級フード研究家”としても活動している、ノジーマこと野島慎一郎です。

いつもガジェット通信ではアレンジレシピを紹介する記事を中心に執筆していますが、普段から研究としてカップ麺をよく食べているので、1か月で食べたカップ麺のなかから個人的に美味しいと感じたカップ麺ベスト5をご紹介しています。

今回は2023年3月のランキングです。新旧問わずに美味しいと感じたものを選んだ個人的なランキングではありますが、皆さまのカップ麺選びの参考にしていただければ幸いです。

第5位:ファミマル 6種の野菜を使用 旨辛味噌

実は3月下旬から4月頭にかけてコンビニやスーパーのプライベートブランドカップ麺を食べまくるという企画を別のメディアでやったのですが、全体的にかなりレベルが高くなっていて感動しちゃったんですよね。

その中のひとつがファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」のカップラーメン「6種の野菜を使用 旨辛味噌」(製造:東洋水産)。優秀なカップ麺が多すぎて悩みましたが、こちらは5位にランクインさせちゃいました。

このカップ麺の何が素晴らしかったかというと、一番は野菜がたっぷりと入っていること。フタを開けると麺の上にフリーズドライの野菜ブロックがドーンと鎮座しています。これはすごい。野菜のおかげでカップ麺を食べているという罪悪感を薄れさせることができるのは嬉しい。

スープは旨辛味噌味なんですけど、キャベツを中心とした野菜の甘味が溶け込み、そこにラー油を垂らして味を引き締めるという奥行きのあるスープ。フライ麺はスナック感が強めですが、それがまたこのスープに合うんです。プリッとした歯ごたえもいい感じ。

これが税抜184円で買えるんだからすごいですね。ウマかった!

第4位:マルちゃん 大島 味噌ラーメン

4位にはマルちゃんの「大島 味噌ラーメン」を選びました。

正統派の札幌味噌ラーメンで、コク深い味噌スープに生姜、ニンニク、山椒などがアクセントで加えられているのですが、あくまでもそれらは味噌スープの美味しさを引き立てるために使われているのがニクイ。このスープのバランスが絶妙なんですよね。

そして何より麺がウマい! マルちゃんの「生麺ゆでてうまいまま製法」で作られた細麺はのどごしがよくてコシもあり、スープとの相性も完璧。スープとの一体感があるので気持ちよく食べられます。

かやくの量は若干寂しい気もしますが、大きめにカットされたネギや柔らか食感のメンマなど、ひとつひとつのクオリティは高め。全体的にすごくよくできているカップ味噌ラーメンですね。

第3位:トップバリュ ノンフライ麺うどん

3位にも別メディアの企画で食べて感動したプライベートブランドのカップ麺がランクイン。イオン系列のプライベートブランド「トップバリュ」の「ノンフライ麺うどん」(製造:寿がきや)を選びました。

このカップ麺の何がすごいって、それはとにもかくにも販売価格の安さ。なんと税抜68円!!

もちろん安すぎても美味しくなかったらしょうがないんですが、味も相当なモノでした。まず麺はフライ麺ではなくノンフライ麺を採用。カップうどんでノンフライ麺を採用しているのはかなり珍しく、弾力のあるモチモチ食感を楽しめます。ノンフライ麺なので脂質も1.6gとヘルシーなのも嬉しい。

しかもさすがに量こそ少ないものの、わかめ、ネギ、天かす、玉子などの具材も入っています。500円で具なしのカップ麺なんかが発売されたりすることもあるのに。

いりこ、昆布、カツオの合わせだしのつゆも優しくていい味。ほんとこれ、68円のクオリティじゃないですよ……!

第2位:マルちゃん ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨

2位はマルちゃんの「ラーメン環2家 横浜家系醤油豚骨」を選出。去年くらいから本当に家系カップ麺がたくさん発売されていますねえ。

去年の終わりにはガジェット通信で「家系カップ麺クロスレビュー」なんて企画をやったりもしたんですが、もしこのカップ麺がその当時発売されてい僕は1位の評価をしたかもしれない。そのくらい美味しくまとまっている家系カップ麺でした。

今作の特徴は醤油のインパクトが強めでありながら全体的なバランスがすごく整っているところ。もっちりとコシのある麺もウマければ、旨味たっぷりの醤油を下支えする豚骨スープもどっしりとしていて抜群にウマい。

麺なんか一瞬でなくなっちゃうし、しょっぱいのにスープも飲み始めたら止まらない。かなりヤミツキ系の味にまとまっています。有名店の味そのままというよりは、カップ麺ならではの美味しさ。

トッピングでネギやほうれん草なんかも足したいし、せっかくだからご飯も一緒に食べたくなる味です。

第1位:ファミマル 麺屋極鶏 鶏だくPREMIUM

2023年3月の1位にはファミマル(マルちゃん)の「麺屋極鶏 鶏だくPREMIUM」を選びました。“鶏だくプレミアム”の名の通り、とにかくびっくりするほど濃厚な鶏白湯ラーメンです。粉末スープ2袋と液体スープ1袋とお湯しか使ってないのに、こんなにも贅沢感のあるスープが作れるんだと驚かされました……!

近年はスープの濃厚さを表現するためにとろみをつけるという手法が流行ってたりするんですけど、こちらはそんなごまかしが必要ないほどの濃密さ。一口食べると旨味がちゃんと凝縮されて濃密濃厚になっていることがよーくわかります。

そんなスープがプリッと歯ごたえのある細麺にどっぷりと絡みついて口まで運ばれてくるという幸せよ!!

麺を1人までだけ食べてスープを捨てちゃうのがもったいない。スープが干からびるまで替え玉を食べたくなるような美味しさでした。

総評

以上が2023年3月の美味しかったカップ麺ベスト5となります。特に新発売というわけではないのに、思わず感動してプライベートブランドのカップ麺を2個もランクインさせてしまいました。

新発売のカップ麺のみならず、発売中のカップ麺もどんどんブラッシュアップされて美味しくなっているんだなと改めて勉強させられましたね。今後も引き続きチェックしていこうと思います。

次回は5月上旬頃に2023年4月のランキングを発表予定です。どうぞお楽しみに!

動画でも解説しています。こちらもよろしくお願いします!
https://youtu.be/rpUorNAR8jI [リンク]

(執筆者: ノジーマ)

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