ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2023年2月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が2月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:㐂九八〜エキチカ〜(所沢)
“㐂九家”グループの5号店。店名のとおり、所沢駅からすぐの線路沿い。メニューは「和風仕立ての中華そば」「ピリ辛」「牡蠣」の3種類がメイン。
「特製中華」を注文。「和風仕立ての中華そば」の特製バージョン。具は鴨チャーシュー、豚チャーシュー、味玉、もみ海苔、ナルト、メンマ、三つ葉、ネギ。麺は平打ちの手もみ風の麺。
高級本枯れ節や日高昆布のじんわりとした旨味にまろやかな醤油ダレが合わさり、贅沢な美味しさを放つ。「和風仕立て」というだけあって和の味わいでとても美味しい。もみ海苔や三つ葉など食べたところによって味わいが変わるのも楽しい。お店はカジュアルな雰囲気だが、高級感のある美味しさ。
第4位:北海とんこつらーめん純輝 潮来本店(潮来(茨城))
1998年オープンで現在4店舗を展開する人気店。
「みそらーめん」をいただく。具はチャーシュー、ネギ、モヤシ、メンマ。麺は太めストレートの大利根製麺製。大利根製麺は店の隣にあり、いわば自家製麺。
札幌系の中華鍋製法で、10時間炊いた豚骨スープの厚みが嬉しい。味噌ダレは青森かねさ味噌、タマネギ、リンゴ、ニンニクなどをブレンドし1週間寝かせたもの。中国の漢方である羅漢果の甘みが隠し味。
背脂が効いていて、コクもあってとても美味しい。麺は少しかためでモチッとした食感が良く、食べ応えも抜群。老若男女に長く愛される感じのとても美味しい味噌ラーメン。
第3位:中華蕎麦 柳(北小金)
人気店“陽はまたのぼる”出身のご夫婦が開いた新店。まだ開店間もないがかなり話題。
注文は「中華蕎麦 醤油」。具は吊るし焼きチャーシュー、駒ネギ、青ネギ、細切りメンマ、ノリ。麺は細めストレートの“匠の麺 東京製麺”製。
鶏ベースに魚介や貝を加え、キリッとした醤油ダレを加える。重層的な旨味で何が立ちすぎることもなく、素材が生きた美味しさでお見事。吊るし焼きのチャーシューも美味しい。
ネギを2種類にしたり、メンマをかなり細切りにしたりとこだわりが各所に見え、時を経ると名店に成長していきそう。今後がとても楽しみになるお店。
第2位:北海道ラーメン おやじ 町田店(町田)
町田の老舗の人気店。1996年に相模原で創業し、町田に移転。町田店を残したまま相模原に本店を新設、その後相模原内で移転している。
「おやじ麺」をいただく。スープごと炒めるのではなく、野菜のみ炒めて乗せる作り方。具はチャーシュー、キャベツ、モヤシ、ネギ、ノリ、メンマ。麺は中太縮れの小林製麺製。
動物のしっかりした厚みと味噌の奥深いコクで素晴らしい味わい。ノスタルジック感満載ながら味がクリアでしっかり美味しい。野菜のシャキシャキ感はしっかり残しつつスープにも絡み、大ぶりのチャーシューも柔らかくて美味しい。町に愛される名店。
第1位:伊豆 あまからや(伊豆・修善寺)
もともとは1994年にオープンした沼津のカレー屋さん。1999年に新横浜ラーメン博物館主催の「ラーメン登竜門」に応募し、スパイス醤油ラーメンを引っ提げて優勝。ここからカレーとラーメンのお店に。あざみ野にも店を構え、2005年に一度閉店をしたが、2015年に実家の古民家で再オープンした。修善寺からさらに内陸に入った里山の中にぽつんと佇むお店。
「スパイス醤油ラーメン」を注文。具はチャーシュー、三つ葉、タマネギのアチャール、メンマ、味玉。麺は国産小麦を使用し、富士山の伏流水で練り上げた中太の多加水麺。
スープは鶏、魚介ベースで、10種類のスパイスをダシと醤油に加えている。旨味の中にピリッとスパイスを感じる食べたことのない美味しさ。
モチッとコシのある麺もいい主張でとても美味しい。チャーシューも柔らかくてほんのりと強めの味も良い。アチャールもオリジナリティはあるがいい清涼感。
そしてカレーもお忘れなく。こちらが「チキンチーズカレー 中辛」をいただく。10種のスパイスがしっかり効きながら辛すぎず、ルーに野菜などの旨味が詰まったリッチなカレーでとても美味しい。
店内はスパイスの香りに包まれ、庭の木々を見ながら啜る一杯。まさにここだけで味わえる体験だ。
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(執筆者: 井手隊長)
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