【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

2023年2月24日(金)、TeddyLoidとCarlos K.が音楽プロデューサーを務め、新たな解釈でシティポップをアップデートするプロジェクトTOKYO CITY POP CANDYが東京・恵比寿にて〈LAUNCH PARTY IN TOKYO!〉を開催。オフィシャルレポートが到着した。

【以下、オフィシャルレポート】

新たな解釈でシティポップをアップデートするプロジェクト、TOKYO CITYPOP CANDY。ネット配信世代の歌姫・夕七をヴォーカルに迎え、これまでに竹内まりやの『Plastic Love』や松原みきの『真夜中のドア〜stay with me』など、上質なシティポップを届けて、Spotify国内外で60万再生突破、Youtubeでも30万再生を突破中の、今、最もアツいプロジェクトだ。そんな彼らが、第6弾として初のオリジナル曲『Candy Night』を2月24日にリリース。そのローンチパーティーが同日、東京・恵比寿で開かれた

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

パーティーは、シティポップ・レゲエシンガーとしても活動するナツ・サマーのDJプレイからスタート。80’sのJ-POPを中心に超マニアックな隠れた名曲を随所に挟んで、シティポップ好きの心を揺さぶりながら、会場を80年代にタイムスリップさせた。プレイ中の曲のレコードジャケットを前面に置いて見せる演出で目でも楽しませ、忘れていた当時の記憶が蘇って、懐かしい気持ちにさせてくれた。

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

続いて、iyoのミニライブ。彼は、ダンスボーカルグループや2.5次元ミュージカル出演を経て、昨年シンガーソングライターとして活動を開始。路上ライブには毎回溢れるほど人が集まり、人気拡大中だ。「今日の為に曲を用意しました」と、まずは新曲の『where you are』を。上質なリネンに包まれているような、サラサラしてそれでいて温かい心地良い歌声で届けられる甘いラブソングが心に沁み渡っていく。

続いての曲は先程の幸せな世界観から一転。「僕が恋愛で失敗した時に作った曲で、その時の心情をそのまま書いたんですけど、今聴いてみると、また違って聞こえるかと。自由に受け取ってもらえればな、と思います」と曲のビハインドを話して、『ずっと』を静かに歌い始めた。彼女が去ってしまった後悔や諦めきれない心をリアルに歌い上げ、せつない気持ちが充満する。

しんみりとなったところで、ラストは昨年10月にリリースしたデビュー曲『Feel Like』を。ダンスを披露しながら歌われるこの曲は、囁くようなボーカルとサビの気持ちいいハイトーンボーカルのギャップがクセになりそうなアップテンポナンバー。踊ってもブレない芯の強い歌声は、耳を捉えて離さない。今回、3曲だけだったが、こちらも幸せな気持ちにさせてくれたり、抱きしめてあげたくなるような弱さを見せたり、セクシーな一面を覗かせたり…と、歌の世界観によって様々な顔を見せた iyo。自身のTwitterの#で「路上からドームへ」と書いているが、その日も遠くないのでは?と思わせるパフォーマンスだった。

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

そして、今回のメインイベントである夕七のステージ。TOKYO CITYPOP CANDYのメインボーカルの彼女は、この日が何と初ライブ。始まる前に「緊張してる?」と尋ねると「してないです。会場の雰囲気が良くて、すごく楽しみ」とニコニコしながら答えてくれた。

1曲目はYoutubeで30万回再生され、代表曲とも言える『真夜中のドア〜stay with me』。「皆さんこんばんは!TOKYO CITYPOP CANDYです!短い時間ですがよろしくお願いします!」と、元気に挨拶してスタート。ナマで聴く彼女の声は、音源よりさらに透明感が増す。原曲は、終わった恋をまだどこか忘れられないでいる切なさがあるが、不純物が一切無い夕七の声で聴くと、過去の恋にきっちり決着をつけて「哀しかったけど今は良い思い出」になったんだなぁ、と前向きな気持ちを感じさせる。TeddyLoidのプレイに合わせて軽く体を揺らしながら気持ち良さそうに歌う姿は、音の波と戯れて遊んでいるよう。歌う事が本当に好きでたまらないのが伝わってきた。

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

歌い終わって自己紹介へ。「普段は17LIVE(イチナナ)で歌の配信をしています。鹿児島の奄美群島から一昨年の春に歌手を目指して上京してきました。先々月に二十歳になったばっかりなんですけど、今日が人生で初の生ライブなんです」と言うと、大きな拍手が。「MCとかも初めてで噛み噛みなんですけど、最後まで皆さんと楽しい時間を過ごせたらいいな、と思ってます」と、初MCも言うほど噛まずに堂々とこなした。

2曲目は『フライディ・チャイナタウン』。泰葉の超絶ハイトーンボーカルのこの曲を原曲キーで披露。夕七の凛としたハイトーンが突き抜けて爽快だ。透明でキラキラ輝く歌声は例えるなら“しなやかなダイヤモンド”。何にも負けない強さがあるが、柔軟でどんな形にもなり、どこまでも伸びていく、そんなイメージ。そして、ただ上手いだけではなく、歌の世界観をしっかり伝える表現力。どの曲も、歌の世界が見えてくる。「あの曲を歌ったら…」「この曲なら?」と、いろいろなテイストを歌わせたくなる魅力がある。

そして最後は、この日リリースされたばかりの初のオリジナル曲『Candy Night』。タイトル通り、キラキラしてキュートなキャンディーポップだ。「甘い甘い香りに迷いこんだの」という歌詞が、彼女の歌声にぴったり。口に入れたら幸せがはじけて体中に広がるような感覚。彼女が、色とりどりのキャンディーでできたお城で歌っている絵が浮かんだ。終了後、「楽しかった?」と訊くと、「はい!でもMCはすごく緊張しました」と、充実した笑顔を見せてくれた。

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

そして「TeddyLoidさんの今夜限りのシティポップDJセットです!楽しんでくださーい!」との夕七の力強いフリで、TOKYO CITYPOP CANDYのプロデューサーでもあるTeddyLoidのDJタイムがスタートした。SEやスクラッチを駆使した世界水準のプレイで大いにフロアを沸かせた。途中で『Candy Night』も流し、それを聴いていた夕七は「こうやって客観的に聴くと、本当にいい曲だなぁって思います」と言って、嬉しそうに彼に大きく手を振っていた。

【オフィシャルレポ】TOKYO CITY POP CANDY、ローンチパーティーで"80年代にタイムスリップ"

1時間のスペシャルDJの後は、アートディレクター&グラフィックデザイナーで、DJとしても活動する横山龍介がクローズDJタイムを担当。90年代から東京のClubカルチャーと共にキャリアを積み重ねている彼ならではの80-90’sクラシックを中心にした選曲。サンプリングネタ繋ぎなど深い知識が伝わるプレイで、深夜まで会場を盛り上げた。

文:鳥居美保(提供:17LIVE)

インフォメーション

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https://twitter.com/TOKYO_CITYPOP_

・Instagram
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