『鬼滅の刃』鬼殺隊最強の剣士・「柱」 信念を貫き戦い続ける柱の活躍を振り返ろう
『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』の熱冷めやらぬ中、「遊郭編」から「刀鍛冶の里編」へと繋がる新たな挑戦として、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が絶賛公開中だ。今回鬼殺隊最強の剣士である柱から、映画の中心人物として登場する音柱・恋柱・霞柱の3人が登場。そこで今までの柱たちと炭治郎の関係性とともに、彼らの活躍を振り返ってみましょう。
●窮地を救ってくれる兄弟子・冨岡義勇
炭治郎がはじめて出会った柱は水柱である冨岡義勇であった。炭治郎は家族を鬼舞辻無惨に皆殺しにされ、唯一生き残った妹の禰豆子も鬼にされてしまう。その禰豆子が炭治郎に襲いかかった際、窮地を救ったのが冨岡だった。はじめ冨岡は鬼である禰豆子を討ち取ろうとするが、炭治郎が決死の行動でこれを拒み、鬼になっても自分を律して人を喰べようとしない禰豆子を見たことで冨岡は刀を収めた。そして2人を鬼殺隊の隊員の育手であり、自らが使う「水の呼吸」の師でもある鱗滝左近次のもとへ導き、炭治郎が鬼殺隊に入るきっかけを作った。また、炭治郎が下弦の伍・累との戦いの際も、那多蜘蛛山で戦う炭治郎たちの元にかけつけてくれたり、柱合会議で柱たちから炭治郎と禰豆子が罰せられそうになった時も自ら手紙を送り、禰豆子※が人を襲った場合は鱗滝と冨岡どちらも切腹して詫びると2人をかばった。冨岡は竈門兄妹が窮地に立たされた時、いつも手助けしてくれる存在なのだ。
●鬼殺隊の誇りを教えてくれた炎柱・煉獄とは
炭治郎に影響を与えた柱といえば無限列車編で行動を共にして鬼と戦った炎柱・煉獄杏寿郎だ。煉獄は炎を呼吸の使い手で、明朗快活な性格をしており、鬼殺隊の後輩たちからも慕われる頼もしい人格者でもあった。無限列車に出没すると言われていた鬼の討伐任務でも、炭治郎たちに協力し下弦の壱・魘夢を倒すのに一役買った。しかし、突如そこへ上弦の参・猗窩座が現れ、煉獄に「鬼にならないか」と勧誘をするもそれを拒み、戦いが勃発。最初は互角に渡りあい死闘を繰り広げるも、傷がすぐに再生してしまう上弦の鬼の回復力もあり次第に煉獄は押され始める。永遠の命と強さだけを追求する猗窩座に対して、煉獄は“人は老いるからこそ死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊い”と意志を貫き、猗窩座からの誘いにも心が揺らぐことはなかった。どれほど戦況が押されようとも決して怯むことがなく、どんな状況に置かれようとも柱としての心の強さを折れることなく、炎柱として“心を燃やし”全身全霊で戦い続けた。ブレることのない芯の通った生き様は炭治郎にも大きな影響を与え、劇場の観客たちの胸を熱くした。
●「遊郭編」で大活躍! ド派手な男・宇髄天元の強さと優しさ
そして今回の映画で最も活躍した柱といえば“ド派手“な男、音柱の宇髄天元だ。彼は炭治郎たちと共に上弦の陸である堕姫・妓夫太郎と壮絶な戦いを繰り広げた。宇髄はもと忍であり、自ら祭りを司る神と名乗るほどの派手好きな男でつねに「派手だ」が口癖。キラキラとした大きな宝石がついた額当てを身に着け、火花のようなメイクを左目に施し、さらにはカラフルなネイルを施しておりその姿はまさに“ド派手“なもの。「音の呼吸」を使い鎖につながれた2刀の日輪刀を自由に振り回し、忍ゆえの火薬を使った戦い方も特徴的だ。特に戦闘様式「譜面」を完成させてからの妓夫太郎とのラスト一騎打ちのシーンの火花散る壮絶なスピードとダイナミックな迫力ある技の応酬はSNSでも「譜面完成した天元様かっこよ過ぎた」「天元と妓夫太郎の決戦の映像、やはり映画の迫力が圧倒的」「最高天元vs妓夫太郎は何度観てもいい」など映画館での優れた音響、そして大きなスクリーンで観た驚きと喜びの声が上がっていた。炭治郎たちは猗窩座と煉獄との戦いではあまりのレベルの差に全く手が出せない状況だったが、今回の遊郭編では上弦の鬼とはじめて自らの力で戦うことができ、その成長を感じさせた。
●「刀鍛冶の里編」より本格参戦する恋柱、そして霞柱とは?
そして今回の『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』で恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎が「刀鍛冶の里編」から本格的に戦いに参戦することになる。
甘露寺はいつも恋にときめく乙女キャラで、今作でも真面目な炭治郎との絡みがコミカルに描かれている。また、面倒見のいいお姉さんとしても一面もあり、襧豆子とのやりとりも観客をほっこりとさせた。
また同じく霞柱の時透はまだ性格やその戦闘力も謎に包まれた部分が多い。普段は口数が少なくあまり感情は前に出ていないが、鬼殺隊のお館様への高い忠誠心をもっている。「竈門炭治郎 立志編」の柱合会議で風柱・不死川が禰豆子※が人を喰う鬼であると無理やり証明しようとしたため、頭突きをさせてほしいと炭治郎が願い出た際も、お館様の話を炭治郎が遮ったため時透が炭治郎に石を投げつけお館様への尊敬の念を表していた。この二人は「刀鍛冶の里編」のオープニングでも印象的な姿で観客を魅了しており、これからの活躍に期待で胸が膨らむ。
自らの信念を貫き、どんな状況でもくじけずに戦い続けその役目を全うしてきた輝かしい柱たち。『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』で描かれる「遊郭編」での宇髄、そして新たに登場する2人の柱たちの活躍もぜひ劇場で見届けてほしい。
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