“声出しOK”公演が増えてきたライヴで歓声とともに聴きたい新曲

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常日頃いろいろなアーティストのライヴに足を運ぶ中、マスク着用の上でオーディエンスの“声出しOK”という状況がだいぶ増えてきた気がします。当たり前と言えば当たり前ですけど、声が自由に出せる空間だと演者と観客の距離感がグッと近くなって、一体感がやっぱり何倍にも跳ね上がりますね。得られる解放感も段違い。そんなわけで今回はライヴで歓声とともに聴きたいナンバーを、ここ半年くらいの新曲から選んでみました。 
“声出しOK”公演が増えてきたライヴで歓声とともに聴きたい新曲 (okmusic UP's)
「第ゼロ感」(’22)/10-FEET

まずは、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌として脚光を浴びている10-FEETの新曲「第ゼロ感」。めちゃくちゃアッパーでエネルギッシュな曲だし、シンガロングパートがたくさんあるので、これが声出しOKのライヴで聴けたらもう最高でしょうね。映画を観た方なら、より燃えること間違いなし。爆発力に富んだバンドサウンドに加え、バスケ絡みのワードが織り込まれた歌詞も中毒性がすごくて、ヘビロテが止まりません。
「君が言うようにこの世界は」(’22)/Hakubi

「あいたがい」に続いてandropの内澤崇仁がプロデュースを務めた、Hakubiの新たなライヴアンセム。《君が言うように この世界はどうしようもない事だらけでした》《私たちは運命なんかじゃなかったようでした》と歌われるとおり、別れに伴うやるせなさとか寂寥感が立っているのですが、やさしいコーラスや美しいストリングスなど繊細なアレンジによって、シンガロングをしたい曲に昇華できるのがこのバンドならではだと思います。
「リビド」(’22)/w.o.d.

熱量満点のパフォーマンスとネオグランジな3ピースサウンドが各所で高い支持を誇るw.o.d.。声出しOK公演が実現したら、とりわけ激情が渦巻く「リビド」の挑発的な歌い回しにまみれつつ、サビのコーラス部分で盛り上がりまくりたいですね。4thアルバム『感情』同様にアナログテープで録音された初のライヴ盤『Live in Tokyo 2022』(1月18日に配信、2月15日にCDリリース)を聴けば、彼らの楽曲にますます生で触れたくなるはず。
「Life Is Good」(’23)/DENIMS

約3年半振りのフルアルバム『ugly beauty』を1月に発表したDENIMS。「Life Is Good」はそのオープニングを飾るリード曲で、彼ららしいグッドメロディーや70年代ソウル調のバンドサウンドが聴き手に清々しさを届けてくれます。調和の心を感じさせる《思い通りにはいかないけど 醜いこの世も美しいと思えたよ》というサビの歌詞を、ライヴ会場でたくさんの人と口ずさめたらきっと楽しいし、すごくピースフルな空間が生まれそう。
「ぼくらのまま」(’22)/ ラッキーセベン

最後は、大阪のストリート発の6人組ソウルブラザーズバンドで、デビュー盤となる『Welcome to our 1st EP』を1月にリリースしたばかりのラッキーセベン。いつでも青春時代に連れ戻してくれるような歌詞の世界観、メンバーの人柄も伝わってくる温かいアンサンブルが魅力の「ぼくらのまま」も、ぜひライヴで味わってみたい一曲です。みんなで手拍子しながら朗らかに歌えば、めちゃくちゃハッピーな気持ちに包まれることでしょう。
TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『OKMusic』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。
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