ジャアバーボンズ、大湾(Ba)活動休止前ラストライブ&ツアー最終公演のレポートが到着

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沖縄発、明るく爽やかなキャラクターで幅広いファン層に愛されるオールマイティーバンド、ジャアバーボンズ。2022年10月19日リリースのミニアルバム『ジャアイランド』を引っさげ、東京・名古屋・大阪・高知にてツアー『ジャアバーボンズ TOUR 2023 「ハイサイ!爛漫!ジャアイランド!」』を敢行。東京、名古屋、大阪はチケットSOLD OUTとなり、2月5日(日)にCARAVAN SARYにて開催されたファイナル高知公演は、リーダーでベース大湾の活動休止前ラストライブということもあり全国からファンが駆けつけた。
2月5日(日)@高知・CARAVAN SARY (okmusic UP's)

「イーヤーサーサー」の掛け声で始まったのは、ジャアバーボンズが初めて沖縄を想って作った楽曲「島心〜しまぐくる〜」。ボーカルYASUがアコースティックギター、TAKANOが三線を奏で、沖縄色の照明がじんわりと会場を包む。ボーカル二人が楽器を演奏しながらのライブは今回のツアーが初である。新しいバンドの形を見せ、未来への希望と決意を掲げ、次曲は「イメージノミライヘ」。そして、そのまま軽快なリズムが始まり、「リズムサーフィン」につなげる。“今日を忘れられない夜にしてやろうじゃないの!”と叫び、オーディエンスとの久しぶりのコール&レスポンス! マスクのままではあるが、声出しがOKになってから初めての高知でのライブは、ファンの笑顔にも涙がキラキラと光る。

高知県はデビューから6年間活動の拠点としていた、正にジャアバーボンズのホーム。さらに今回は、ツアーファイナルと同時にメンバー大湾の活動休止前のラストライブでもあり、そこへメンバーOBのKO-Gが、時が止まったままの昔の衣装で三線を持って応援に駆けつけ、「SUNRISE」、「HA-IYA」の爽快なアッパーチューンで会場は更に盛り上がりをみせた。

その後、新曲「手の鳴る方へ」、「恋」に引き続き、昨年のリリースから大きな反響を得続けている「ガジュマルの樹の下で」を披露。USENやラジオでもパワープレイされ、MVの再生回数がぐんぐんと伸び続けているこの曲を通して、確実に全国の人にジャアバーボンズの楽曲が届いているとメンバーも語る。「ガジュマルの樹の下で」は、昨年の沖縄返還50周年をきっかけに制作を始め、メンバー全員で歌詞を書いた曲。命の大切さや平和への祈りや願い、そして沖縄戦を生き抜いた一人の女性の想いを重ねた歌で、切なくもあり命を繋いで行くという力強い歌でもある。温かい三線の音色と優しい歌が会場に響き渡った。

続く「幸せのかけら」は今回のツアーで初披露の新曲。ツアー数日前に振り付け動画をアップしたばかりとあり、振り付けレクチャーするも難しすぎて諦めモードのファンにキレるYASUに会場は爆笑。“出来ないくらいがちょうど良い”というコンセプトのジャアバーボンズの振り付けはそれでOKらしい。そして、続けて新譜から『龍青神ブルーヴ』の主題歌「RainBow」、そして「Freedom」「縁JOY!!!!!」にKO-Gも加わり、TAKANO&KO-Gの兄弟三線も初披露、会場を盛り上げる。“出来ないくらいがちょうど良い”と言いつつも、お客さんの振り付けは完璧だった。

本編最後の曲は「爛漫」。“単純に簡単に言うと、人生の中で一つでも多く笑ってください。ジャアバーボンズがその一部であったら最高です”とメッセージを伝え、優しくも力強い声で3人が歌い上げる。これから新しい世界に進もうとしている大湾へ、そしてメンバーにも向けられた曲となったようにも思えた。

アンコールを受けて再びメンバー登場。活動休止に入るメンバー大湾が涙ながらにゆっくりと語り、“41から新しい畑に挑戦するのは恐いけど、楽しいことが絶対あるから、皆も気になっている事があったら今からでもやってほしい”とメッセージを伝えた。そして、「共」をメンバー5人のみで演奏。途中、TAKANOがオフマイクで歌い、ファンの目には涙が溢れる。この高知公演ライブの配信が2月19日まで視聴できるので、ぜひ観ていただきたい。

続くアンコール曲は、“大湾へのはなむけにやっても良いですか?”とお馴染みの楽曲「乾杯」。今回のツアーからフロアで自然と再開された「乾杯トレイン」。志門は突然ギターを置いて大湾のもとへ行きベースを奪い、大湾を会場フロアへと即す。知っている顔も、初めての人も一緒になってフロアで回りだし、そこへ大湾も交わり、円と縁でチャンプルーな光景が広がり、ファンの満面の笑顔と温かいメンバーの演出など感動の瞬間となった。

今回のツアーは、全公演YASUの従兄弟KAZがサポートドラムを務め、名古屋と大阪は大湾に代わって、ROACHの勝也がサポートベースで参加。また、元ROACHのくぼっち(ギター)も東京と大阪で飛び入り、名古屋と大阪はポニーテールリボンズもゲスト出演、そして高知公演はKO-Gが参加。ステージ上も濃密で沖縄チャンプルーなツアーとなった。

高知公演ラスト曲は「お疲れ様でした!!」。20年近くも一緒にステージに立っていた仲間が、そこにいなくなる、残されたメンバーの想い。いろんなバンドが経験して来ていることだとは思うが、それを乗り越えて、新しいカタチをまた模索しながら、たくさんの幸せのかけらを集めながら、メンバーは前に進んでいく。

3人体制になってからもライブが続々と決定しているジャアバーボンズ。これからも、最高に楽しいステージと歌を全国の人達に届けに行く!

【セットリスト】

1.島心

2.イメージノミライへ

3.リズムサーフィン

4.SUNRISE

5.HA-IYA

6.手の鳴る方へ

7.恋

8.ガジュマルの樹の下で

9.幸せのかけら

10.RainBow

11.Freedom

12.縁JOY!!!!!

13.爛漫

<ENCORE>

en1.共

en2.乾杯

en3.お疲れ様でした!!
【配信アーカイブ】
『ジャアバーボンズ TOUR 2023

「ハイサイ!爛漫!ジャアイランド!」』高知公演

配信チケット料金:2,500円

視聴期限: 2023年2月19日(日) 23:59 まで

https://twitcasting.tv/jbb_crew/shopcart/215048
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