アンカー・ジャパンがモバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」の自主回収と返金対応を発表
アンカー・ジャパンは2月7日、モバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」の自主回収と返金対応を開始することを発表しました。製品型番「A1366」の製品固有の設計が起因し、製造過程において発生した不備が十分に確認されないまま出荷されていたことが判明したためとのこと。同社の回収受付フォームから製品回収と返金の手続きを受け付けています。
Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000) 回収受付フォーム
https://www.ankerjapan.com/pages/a1366-support
回収受付フォームによると、背面底側に製品名「Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000) 」、2行目の品番に「A1366」と記載がある製品が回収対象とのこと。
以下、同社からの発表文を引用します。
「Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000)」に関するお詫びと回収のお知らせ
2022 年11 月17 日(木)より販売を開始したモバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank(PowerCore 20000)」(製品型番:A1366 / 以下 本製品)につきまして、本製品固有の設計が起因し、製造過程において発生した不備が十分に確認されないまま出荷されていたことが判明致しました。事故等の発生防止を第⼀に考え、この度、本製品の回収を実施させていただきますのでご案内申し上げます。本製品をご購⼊されたお客様ならびに日頃よりAnker グループを応援してくださっている皆様には、多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しますことを深くお詫び申し上げますと共に、製品回収にご理解・ご協⼒を賜りますようお願い致します。本件に関する概要につきましては、下記の通りです。
1. 経緯
2023年1月、Ankerグループ本社より国外で本製品が発火する事象が数件※発生した旨の報告が届き、Ankerグループのグローバル全体で販売を停⽌。報告時には既に原因究明に向けて調査を開始しており、設計上ならびに製造過程の不備が⾒つかったため、Ankerグループのグローバル全体での自主回収を決定致しました。
※日本での発生は現時点で0件2. 原因
製造過程において、温度検知をするための部品 (NTC サーミスタ) の接着剤が完全に硬化しきる前に本体の組み立てを行ってしまったため、電池セルと外装ケースの間にNTC サーミスタが挟まれてしまい、固定位置のずれが起こりえる状況が発⽣。他の弊社製品と異なり、NTC サーミスタの配置が背⾯のため、適切な位置からのずれが起こりやすく、目視での網羅的な検品が不十分であった⼀部個体において、内部短絡が起こりえる状態で出荷がなされた。3. 現在までの対応状況
・本事象による発火は日本では発生しておりません。
・本製品固有の設計および製造過程の不備により発生した事象のため、他の弊社製品に再現性はございません。
・お客様への影響拡大を防ぐため、本件を認知した時点でAnkerグループのグローバル全体で本製品の製造および販売を停⽌致しました。
・現在、委託先の製造工場の管理体制および社内での検品体制の更なる厳格化を迅速に進めております。4. 対象製品をお持ちの皆様へ
この度は、弊社製品をご愛用いただいている皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけ致しますことを心よりお詫び申し上げます。お手数ですが、下記の特設窓口にて、製品回収およびご返金の手続きを承っておりますので、ご連絡いただけますようお願い致します。【オンライン受付 (24時間) 】※受付を開始しております。
https://www.ankerjapan.com/pages/a1366-support【電話受付】
0120-567-845(フリーダイヤル / 平⽇9:00-17:00)
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。