国内最高峰のクラフトビール「うちゅうブルーイング」のタップルームに行ったらそこは天国だった
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近年すごい勢いで市民権を得ているクラフトビールですが、ある程度のマニアになるとほぼ確実に存在を知ることになるのが「うちゅうブルーイング」のクラフトビールです。
うちゅうブルーイングは山梨県北杜市に醸造所を構えるブルワリーで、その華やかで濃密で個性的なビールの味わいは唯一無二で大人気。全国のビアバーなどに入荷されても杯数制限がかかっていることが多く、公式サイトでの通販も新商品が入荷すると即完売してしまい、その争奪戦のことは「うちゅう戦争」なんて呼ばれているほどなのです。
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うちゅうブルーイングのタップルームが今年9月にオープン
そんな「うちゅうブルーイング」のビールだけを取り扱う公式のタップルーム「うちゅうブルーイングタップルーム」が今年9月に道の駅・こぶちさわの敷地内にオープンしました。
先日、全国旅行支援の恩恵を受けてすぐ近くまで旅行に行く機会があったので、せっかくですしふらりと寄り道。するとそこはもうクラフトビール好きにとっての天国としか言えないような、素晴らしすぎる場所でしたので紹介させてください。
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こちらのガラス張りの建物が「うちゅうブルーイングタップルーム」。道の駅・こぶちさわは標高約1000メートルの高地にあり、周囲には建物もあまりありません。なので見上げると空がとにかく広い。空気も澄んでいるので夜になると一面の星空を望むことができ、宇宙がすぐ近くに感じられます。
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もしかしたら、こんな空の下でビールを作っているから「うちゅうブルーイング」って名前になったのかもなあ。
さて、中に入ってみましょう。
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店内は一面ガラス張りで、店の中にいながらも空の広さを感じることができます。座席は弧を描くような長いカウンターテーブルがメインで、ほかには4人用のテーブル席が1組あるだけ。そんなにたくさんの人が入れるわけではありません。
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店の外にはテラス席もありました。が、冬はさすがに寒いですね。実際1月になると雪が積もったり道が凍ったりするため、来年1月2月は休業となるようです。
また、寒いと客足も遠のいてしまうんでしょう。オープン当初は行列ができていたそうですが、現在はかなり落ち着いているそう。実際この日は金曜日でしたが客席には余裕があり、かなり広々とした空間でビールに向き合うことができて最高でした。
ここでしか飲めないビールもある!
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肝心のビールは常時10種類の「うちゅうブルーイング」のビールが繋がれていて、作りたてのとびきり新鮮な状態で飲むことができます。
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こちらがこの日のラインナップ。この手のクラフトビールのメニューは総じて入れ替わりが激しいものだったりするんで、だいたいどれも一期一会のビールだと思って間違いありません。
ただ、メニュー番号10番の「MUTANT」はここのタップルームでしか飲むことができないという激レアビール。これは絶対に飲んでおかなければ!
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見てくださいよ、この独特の濁りを。「うちゅうブルーイング」のビールはこういう見た目のものが多いんですよね。
そして一口飲んでみてもやっぱり“らしさ”フルスロットル。ホップのアロマが効きまくってて香りは華やか。トロピカルジュースのようにとろけるような味わい。あ~、やっぱりめちゃくちゃウマい!!!
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とろけるような味わいの液体が体内に入り込んできて、自分自身もそのままとろけてしまいそう。この一杯を飲めたってだけではるばる山梨まで来てよかった!
最近流行りの“スムージー”も飲む
残念ながらこの日は夕食の予約があったため、時間的にも飲めるのはもう1杯。ラインナップの中から特にレア度が高そうで、最近クラフトビール界隈で流行しつつある“スムージーサワー”というスタイルの「QUARK」をいただくことにしました。
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見てくださいよ、この色を! 前情報がないと絶対ビールだと思えない見た目ですが、こちらも立派なビール。ラズベリーとブラックベリーを大量に使用しているからこの色が出て、なおかつドロドロになっているんですけど、あとからジュースなどを混ぜるビアカクテルとはまた別物。醸造する段階からフルーツピューレを加えて作っているのだそうです。
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名前の通りベリー系のスムージーのようであり、ベリー系の果汁たっぷりのジュースのようであり、甘くて、でもサッパリ酸っぱくて、微かに炭酸で弾けるような感覚もあり、後味にはビールらしさも感じられるという、脳内で情報が洪水を起こしてしまう一杯。説明するのが難しいけど、でも特別な一杯を飲んでいる感覚で満たされる、とにかく幸せな飲み物。これを生で飲めたのはすごい体験だ!
こんな感じで1杯ずつ全然違う景色を見せてくれるのが「うちゅうブルーイング」のクラフトビールなのです。本当に来れてよかった!!
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ちなみにフードはチーズケーキやシュークリームなどのスイーツとミックスナッツがあるくらいで、しっかりおつまみを食べたければ持ち込みもOK。この日は道の駅で買ったらしきピザを持ち込んでいる人もいました。アップルサイダーなどのソフトドリンクもあるので、ドライバーやお酒が苦手な人も安心して同席できます。
缶を大量に買って帰ることも可能
「うちゅうブルーイングタップルーム」では缶のビールもたくさん販売されています。でっかい冷蔵庫の中がすべて「うちゅうブルーイング」のビールという光景は圧巻すぎる……!
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一応1人あたりの購入制限はあるようですが、この日は合計20本までOKでした。
ネットでは買うこと自体が大変だし、都内のお店で見かけてもやっぱり1人○本までという制限があることが多いのに、一度に20本も買えるのは激アツ。しかも値段も都内で買うより安いという大盤振る舞いっぷり。タップルームで飲んで行くことはできなくても、お土産を買う目的で立ち寄るのも大いにアリですね!
ただし営業日はまだ流動的なようなので、行く前にはTwitterなどの公式SNSアカウント(@UchuBrewing)をチェックしてみてください。
こんにちはー!明日から12月ということに愕然としています。笑さて、タップルームのお知らせを。2023年1月と2月の営業はお休みとさせていただきます。タップルームの場所は標高1,000mのところにあり、1月2月は寒いのはもちろんですが時々雪が降るし降ったら道が凍って車が滑るし・・・ pic.twitter.com/btjOueoZUK— うちゅうブルーイング/宇宙カンパニー合同会社 (@UchuBrewing) November 30, 2022
(執筆者: ノジーマ)
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