東京・アメ横で多国籍料理を食べ歩き。異国情緒な街並みに驚き!
「アメ横はここ数年、外国人があふれてお店も多国籍化しているらしい」
そんな噂を耳にした。お正月近くに市場みたいな雰囲気でカニとかを売ってる所……くらいの認識だったのだけど、そうなのだろうか。
実際に確かめに行ってみよう。
上野駅
いざアメ横に!
「アメ横商店街(アメ横)」はJR上野駅とJR御徒町駅を結ぶように存在するので、アクセスとしてはどちらの駅からも徒歩ですぐなのだけど、今回は、新幹線の停車駅で、JRも地下鉄も乗り入れている上野駅からスタートします。
思えば最後に行ったのは7年も前になる。新卒の時にネットで知り合い、「私は常に、誰かの休日に存在したい」と言っていた謎の女性とケバブを食べた記憶がある。ケバブのお店はその頃からあったが、街はもっと多国籍化しているのだろうか。
お昼前くらいの時間に上野駅に到着した。間違えて広小路口から出てしまったが、本当は不忍口からのほうがアメ横は近い。
駅の目の前なのですぐに到着。訪れたのは土曜日で、すごい活気だった。カニを威勢よく売っているお店もすぐに見つけた。
たくさんの人が歩いていて、食べ歩きしている人も見かける。屋台の椅子はほとんど満席で、本当にいろんな国の人が食事をしていた。
アンクルジョー
この店には韓国B級グルメが全てある
ざっと歩いただけでも異国感あふれる店をたくさん見かけたのですが、まずは入りやすそうなこちらのカラフルなお店に行きました。
こちらの「アンクルジョー」は韓国料理のお店で、屋台の定番料理であるトッポギやハットグ、スムージーまで豊富な種類のグルメが揃っています。
1番人気だというチーズハットグと、「スムージーのプロが絞ります!」と言ってたパインスムージーを頼んでみました。
チーズハットグ、数年前から地味に流行っていたのは知ってるのですが、なんか伸びるのが恥ずかしくて食べたことがなく、今回は「1番人気だしね」という大義名分で頼めました。その場で揚げたてをもらえるスタイルだったので、みんなが撮っていたチーズが伸びる写真も撮ってみたい。
嘘だろってくらい地味な伸び方で恐縮なのですが、本当はもっとめちゃくちゃ伸びてたんです。僕が、人混みのなかこれを一眼レフで自撮りするのに耐えられなくて2トライしかできなかったからなんです。
当日は暑い日だったので、スムージーを片手にぶらつくのは涼しげで良かったです。
オスカーケバブ
本場トルコ人がつくるケバブを
こちらの「オスカーケバブ」では、本場トルコ人がつくるケバブを食べることができます。
2015年の開業当時からアメ横にはケバブ屋がたくさんあったそうですが、スタッフいわく、本場のトルコ人がつくるケバブ屋はアメ横ではここが初めてだそう。
アボカドケバブサンドのミックスとコーラをいただきました。注文時に鶏肉か牛肉か選べるのですが、ミックスはそのどちらも入ったやつです。
めちゃくちゃ美味しい! すごくスパイスが効いている感じがして、今まで食べたケバブで1番美味しかった。
食べているとつくってくれたお兄さんが「美味しいでしょ?」と話しかけてくれたりして、ちょっとした非日常感を感じ始める。接客の距離感が心地いい。
7年前に謎の女性と行った別のケバブ屋がずっと俺だけを無視してたことを思い出しながら、ケバブにかじりつく。
上野は元気でフレンドリーな接客をするケバブ屋が多いイメージですが、アメ横の市場のような文化との融合でそうなったのでしょうか。家の近所にあるケバブ屋は信じられないくらい声が小さいので、「こうだよね、ケバブって」と思いました。
コーヒーショップギャラン
純喫茶でタイムスリップ
そんなに歩いたわけではないのですが、外は暑く、人混みからか結構疲れてしまったので休憩することにしました。
こちらの「コーヒーショップギャラン」。昭和レトロの空気感がある純喫茶です。アメ横の入り口付近にあるので、休憩ポイントとして最適な場所でございます。
純喫茶とはお酒類の提供がなく、純粋に食事とコーヒーを愉しむための喫茶店のこと。
アイスコーヒーを注文。この小瓶みたいなのでくるガムシロップとかミルクってなんかうれしいですよね。
オレンジ色にキラキラしたにぎわう店内で、タータンチェックのベストを着たウエイトレスさんがコーヒーを運んでいる。見たことないのに何故か懐かしい気持ちになります。
まるでタイムスリップしたかのような、長居したくなるような、そんな空間でした。(混雑時は90分制です)ものすごくリフレッシュできて、めちゃくちゃ良かったです。
今度立ち寄った時はナポリタンとかも頼んでみたいな。
スポット情報
コーヒーショップギャラン
営業時間:8:00~22:30
定休日:なし
電話:03-3836-2756
串串香屋
夜もにぎわうアメ横
色々見て回ったりしている間に夜になりました。僕が休憩しすぎたとかじゃなくて、アメ横の活気であっという間に時間が過ぎていった印象です。
ちょっと小腹が空いたので、昼から気になっていた「串串香屋」に行ってみました。
どうして気になっていたかというと、
このインパクトですね。何の肉のどの部位かもわからない。
店員さんがテキパキと対応しておりました。
あらためて見ても全然わからないな、海外みたいな写真だ。
困っていたら親切なメニューを見つけました。アヒルのラックってどこの部位なのでしょうか。
記事にインパクトを出すために豚の顔を買うべきであると理解していたのですが、絶対に持て余す未来が見えたので羊肉串だけ買いました。
これかなり美味しかったです。口の周りがスパイスまみれになるくらいスパイスが効いていて良かった。温めてくれるので食べ歩きにもおすすめ。
スポット情報
串串香屋
営業時間:9:00~21:00(要確認)
定休日:不定期
1日フラフラしてみて、揚げパンみたいなものを屋台で食べている人をかなり見かけたので気になり最後に立ち寄り。どうやら、油条というらしく、こちらの「天天楽」で購入。あとで温めて食べてみようと思います。
スポット情報
天天楽
営業時間:9:00~21:00(要確認)
定休日:不定期
この日は上野駅付近に宿泊しました。
御徒町駅
老酒舗で北京の朝食を
おはようございます。今朝は、アメ横を通ってこちらの御徒町駅にやってきました。
御徒町駅から徒歩3分くらいのところに、北京の定番朝食を食べられるお店があります。
ガード下にあるこちらの「老酒舗」さん。北京の大衆酒場を再現したお店で、朝食を始めたところ、それが人気になったのだとか。
メニューはこんな感じ。Bセットの揚げパンが人気らしいのですが、人気すぎたのか売り切れていたため、Cセットを注文しました。
朝食は朝10時までやっているそうです。
海苔雲吞スープと焼き餅。スープは中華系の美味しいスープで、朝の胃袋に染み渡る感じがします。
焼き餅って表記を見て普通に餅を想像してたのですが、パンだった。知らなかった。
このパン、山椒が効いていて食べたことのないジャンルだったけど、だいぶ美味しかった。水分量が少ない感じなのだけど、油がほどよく染みておりパクパクいけてしまう。北京ではこれを割ってハンバーガーみたいに肉を挟んで食べたりするらしい。絶対に美味しいと思う。
店内の雰囲気も異国感がしっかりあり、朝からここに来ると不思議な1日のスタートをきれる気がします。
夜は、紹興酒が税込1,000円で飲み放題だったりして、ファンも多いお店なのだとか。しっかりと朝食をとることが最近なかったので、元気よく過ごせそう。
帰宅
アメ横は多国籍な感じが確かにあった
パンダのいる上野動物園、東京都美術館をはじめ貴重な絵画などがある美術館たち、上野公園の桜や蓮など。そんな、さまざまな表情を持つ上野が多国籍化して、良い意味でカオスなおもしろい街に。普段行かないエリアに行くだけで、少し刺激的な体験ができて楽しかったです。
残念ながら写真を載せられないのですが、アメ横センタービルの地下は日本とは思えない食品街となっているので、ディープな世界に行ってみたい方はぜひお立ち寄りください。
ちなみに、ホテルで食べようと思って買った揚げパンみたいな油条は、一切の味がついてなく、かじった瞬間「???」となり断念したので、家で砂糖をかけて食べました。中国では豆乳に浸したり、スープに浮かべたり、中華粥に入れたりして食べるそうです。
上野駅
掲載情報は2022年12月6日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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