オジー・オズボーン、英国への引っ越しには消極的「正直言うと戻りたくない」

オジー・オズボーン、英国への引っ越しには消極的「正直言うと戻りたくない」

 長年拠点としていた米ロサンゼルスを離れ、母国である英国に帰ると今年8月末に発表したオジー・オズボーンが、最新インタビューで引っ越しすることに二の足を踏んでいるという趣旨の発言をした。

 オジーは、2022年8月末に行われた英紙オブザーバーとのインタビューで、米国で銃乱射事件が多発していることに“うんざり”したため、英国に戻ることを決めたと話していた。当時彼は、「あそこは何もかもがf***ingバカげてる。毎日毎日、人が殺されていてうんざりしている。学校での銃乱射事件でどれだけの人が撃たれたか神のみぞ知る」などと話していた。

 Consequence of Soundの最新カバー・ストーリーでは、何十年もLAに住んでいたため、定住目的で帰国するかどうか迷っているとオジーは語っている。オズボーン一家の引っ越しは、英版『オズボーンズ』としてBBCの新リアリティ番組『Home to Roost』として記録される予定だったが、このニュースに対する世間の反応について彼は、「少し非難されている」と明かした。「正直言うと、もし自分の思いどおりにできるなら、米国に残るだろうね。俺はもう米国人なんだ」と彼は語った。

 そもそも引っ越すことを決めた背景について彼は、妻でマネージャーのシャロンが米CBSのデイタイム・トーク番組『ザ・トーク』から追放されたことも、夫婦にとって米国が一番安全な場所だとは思えなくなった理由のひとつだったと明かした。

 シャロンは、メーガン・マークルについてかなり中傷的なコメントをした英TVパーソナリティのピアーズ・モーガンを擁護したため、11年間共同司会者を務めていた『ザ・トーク』を2021年3月に降板した。オジーはこの件について、「妻は(“ザ・トーク”で)人種差別主義者と呼ばれたけれど、彼女は絶対に人種差別主義者なんかじゃない」と述べ、「ピアーズ・モーガンは彼女の友人なんだ。“私も同感です”とは言っていない。彼の言論の自由を尊重しただけだ。彼女はそれしか言っていない。それで彼女はかなり非難されて、実際に武装した警備員とかが必要になったんだ」と語っている。

 一方、CoSのインタビューに同席していたシャロンは、今も引っ越しの意志は固いようで、「初めて(米国に)来たとき、天国にいるのかと思いました。70年代は音楽が好きならここが一番でした。もうそのようなハブではありません。もうエキサイティングな場所ではなくなってしまいました。横ばいではなく、下降しているのです。住むのに楽しい場所ではない。ここは危険です。大都市には犯罪がつきものですが、私はここを安全だと感じません。オジーだってそうですよ」と述べている。

 だがオジーはまだ米国に残りたいとはっきり言っている。「正直言うと(英国に)戻りたくないんだ。(引っ越しなど)くそくらえだ」と彼はCoSに語っている。

 英BBCによると、BBC OneとiPlayer向けに30分のエピソードが10本撮影され、オジーとシャロン、息子のジャック、娘のケリーの一族がバッキンガムシャーにある350エーカー(約1.4平方キロメートル)のウェルダーズ・ハウスで新生活を送る様子が描かれる。番組では、シャロンの70歳の誕生日パーティーから、娘のケリーのもうすぐ生まれる赤ちゃん、オジーの今後のツアー、そして引っ越しそのものまでが記録される予定だ。

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