西洋妖怪バックベアードが館内を案内 水木しげる記念館で「HoloLens 2」を使ったMR展示ガイド「妖怪めがねの異界案内」が25日まで開催
鳥取県境港市の水木しげる記念館では9月23日から25日にかけて、カディンチェが制作したMR(複合現実)ヘッドセットを用いる展示ガイドコンテンツ「妖怪めがねの異界案内」の実証実験を実施。期間中に訪問する来場者に無料でヘッドセットを貸し出し、館内でコンテンツの体験を可能にします。
MRヘッドセットは、マイクロソフトの「HoloLens 2」を使用。Windowsが動作し、頭部に装着することによりハンズフリーで実空間を認識して、2D/3Dオブジェクトを空間に配置・表示できます。
来場者は“妖怪めがね”としてHoloLens 2を装着し、館内の展示に近づくと自動再生される「空間音声ガイド」、館内展示の“妖怪洞窟”で妖怪に関する空間情報を表示する「拡張情報ポップアップ」、館内展示の“妖怪広場”で空間コンテンツの記念撮影ができる「異空間共有体験」といったガイドコンテンツを利用できます。
案内役を務めるのは、西洋妖怪のバックベアード。妖怪の大将である博識さを発揮して館内を案内してくれます。
クリエイティブディレクションを担当したsabakichi氏は、「“妖怪を漫画で表現する”という2次元の実体化手法を長年に渡り用いてきた水木しげる氏の作品表現をそのまま空間に展開することで、氏が表現してきた世界と現実の“境界が揺らぎ、現実が混ざり合う”感覚を、ぜひ感じていただければと思います」とコメントしています。
同実証実験は、記念館や博物館等の屋内展示空間で利用可能な次世代のガイドシステムとしてコンテンツを制作しMRシステムを開発。来訪者に体験してもらうことで、その有用性や投資対効果を検証することを目的としています。
実証実験概要
実証実験名:MRヘッドセットを用いた「妖怪めがねの異界案内」
期間:2022年9月23日(金)-25日(日)9:30~17:00(受付は閉館30分前まで)
※MRヘッドセットの台数に限りがあるため、ご希望者が多い場合には各日先着順にて整理券をお配りいたします。ご了承くださいませ。
場所:〒684-0025 鳥取県境港市本町5 水木しげる記念館
主催:水木しげる記念館
開発:カディンチェ株式会社
クリエイティブディレクション:sabakichi (Domain)
技術協力:日本マイクロソフト株式会社、Immersal
協力:水木プロダクション
水木しげる記念館
http://mizuki.sakaiminato.net/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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