新大学生・新社会人に向けた認知施策実施(1/2)――マイナビ学生の窓口×みんなの銀行
デジタルバンク「みんなの銀行」では、株式会社マイナビさんが運営するウェブメディア『マイナビ学生の窓口』(以下、学窓)とタイアップし、新大学生・新社会人の皆さんに向けて、目的別にお金を仕分けて管理できる「ボックス(貯蓄預金)」というサービスを訴求する取組みを行いました。この記事ではマイナビ学窓事業部の川本 奈々さんをお招きし、取組みの背景から企画立案、コンテンツ制作までをマーケティンググループの枝川が一緒に振り返っていきます。
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。
登場する人物
■ マイナビ学生の窓口事業部 川本 奈々
■ みんなの銀行マーケティンググループ 枝川 峻太朗
大学生に、いまと未来のきっかけを
枝川 最初に、川本さんのお仕事内容を教えていただけますか?
川本 マイナビは人材情報サービスのポータルサイトを複数運営していますが、その中のひとつに、大学生を中心とする若年層に向けた生活情報メディアとして学窓があります。
就職活動に役立つ情報やノウハウ、新大学生・新社会人の新生活を応援する情報など、いまと未来のきっかけとなるような身近な情報をお届けしています。私はこの学窓を運営する学窓事業部においてセールス&マーケティングを担当し、主に金融業界の企業さまに対してコンテンツ作成・提案などを行っています。
枝川 みんなの銀行はデジタルネイティブ世代に向けた金融サービスをご提供しているので、お客さまの層としては学窓さんとも重なりますよね。
大学生の意識調査、上位には「お金に関する不安」がランクイン
枝川 今回タイアップをご提案いただいた背景には、どんなことがあったのでしょうか?
川本 マイナビでは大学生を対象とした意識調査を継続的に実施しているのですが、調査結果の上位にはいつも「お金に関する不安」があがっていたので、不安だからこそ本当は「お金と向き合いたい」のではないか? と以前より感じていました。
2022年4月からは「高校での金融教育の必修化」や「成年年齢の引き下げ」も始まり、企業側としても、若年層の金融リテラシー向上に向けた取組みの必要性が一層高まるタイミングでもありました。そんな時、デジタルネイティブ世代をメインターゲットとした新しいデジタルバンクが誕生したというニュースを耳にしたのです。
枝川 そんな背景があったんですね。みんなの銀行に興味を持っていただき嬉しいです!
川本 みんなの銀行さんは、すべてのサービスが24時間365日スマートフォンアプリで完結しますし、銀行なのに、デザインはモノクロでシンプル、アプリの操作性もミニマル。「大学生が求めているのは、まさにこういう金融サービスだ!」と直感しました。
枝川 学窓さんは大学生と密接な関係がある専門メディアですから、グループリーダーの長谷部と私も、「ターゲットを絞って、オンライン・オフライン双方からのアプローチができたら面白いかも!」と、ぜひご提案を伺いたいと思いました。
川本 ありがとうございます! 学窓のタイアップでは、オンラインの施策だと、記事広告やディスプレイ広告、SNSでの展開のほか、企業さまのオウンドメディアの制作から運用まで、オフラインの施策だと、大学のサークル・部活とのつながりを活用した施策やイベント開催、DM送付など多様なサービスのご提供が可能ですので、まずはいくつか組み合わせてご提案させていただきましたよね。
枝川 ええ。ご提案を踏まえ、キャッチボールを続けていく中で、私たちがこだわりたいポイントがより明確になってきました。「学窓さんの特徴を最大限いかせる施策にしたい」「大学生が、みんなの銀行と“つながり”を感じられるような施策としたい」と。
3月は、新大学生と新社会人がお金に向き合うタイミング
川本 一言に大学生といっても、大学の入学や就活といった節目を捉えた施策とするのが良いのか、アルバイトや恋愛、季節のイベントといった大学生の日常生活に溶け込んだ施策とするのが良いのか……。大学生のマインドは、学年やタイミングによってかなり異なりますから、この点は特に意識して検討していきましたよね。
枝川 結果として、今回は新大学生と新社会人を対象にして、彼らの「新生活が始まる直前の3月」の節目を狙って、施策を実施することに決まりましたが、川本さんから「この(2022年)3月のタイミングを逃してはもったいないです!」と強くプッシュされたのをよく覚えています(笑)。
川本 (笑)。新大学生と新社会人を迎える直前の3月は、とても大事な時期です。新大学生の場合は、高校卒業の春休みに、初めてアルバイトでお金を稼いだり、一人暮らしの家賃や生活費を支払ったり。これまでは親からお小遣いをもらったり、家賃や生活費の支払いを気にすることのなかった人たちが、初めてお金というものに向き合うタイミングです。
新社会人の場合も同じで、アルバイトで稼ぐお金より大きなお給料が定期的に入ってきて収入が大きくなりますが、その分、支出も大きくなりがちに。お金をどう管理していくか、あらためて自分で考える必要が出てくるので、やはりお金というものに向き合うタイミングになります。
新生活を心待ちにする学生に、銀行のどの機能を訴求すべきか
枝川 対象者が新大学生と新社会人、時期が3月と決まったので、そこから、彼らに「どの機能にどういうメッセージをのせて伝えていくか」の検討に入りましたよね。
当初は、銀行機能全般を訴求することをイメージしていて、正直、なんとなく「大学生にはボックス機能は違うかなぁ?」と思っていたんです。でも、普段から大学生とコミュニケーションをとられている学窓事業部の皆さんに、みんなの銀行アプリを体験してもらったところ、「ボックスの20個のイラストが可愛い」「映える!」「ボックスでお金を管理するのが新鮮、楽しい」と。
お財布代わりのウォレット(普通預金)だったり、お金を仕分けられるボックス(貯蓄預金)だったり、便利な(バーチャル)デビットカードだったり、使ったお金の明細や残高を一目で確認できるレコードだったり……みんなの銀行には複数の機能がありますが、その中でも特に「ボックス機能にフォーカスして訴求」することが良いんじゃないか、というお話でしたよね。
目的別にお金を仕分けて管理できる「ボックス(貯蓄預金)」
ボックス(貯蓄預金)のポイント
■ シュッと簡単にお金を整理・整頓
■ 指先ひとつでお金を簡単操作
■ 目標に向けた預金から、毎日の100円預金まで
https://www.minna-no-ginko.com/service/box/
川本 実際は、みんなの銀行さんには魅力的な機能が揃っているだけに、一つに絞る作業は簡単ではなく、社内で何度も検討を重ねました。その上で、新大学生と新社会人は、新生活をウキウキ・ワクワク心待ちにしていて、「新生活でこんなコトしてみたい!」という夢や目標を持っているのでは、と。旅行や貯蓄などの目的別にお金の管理ができるボックス機能だったら、彼らの思いを「楽しくお金を貯める」ことでサポートできて、かつユニークかも! という考えに至りました。
枝川 学窓さんからそんなフィードバックをいただいて、とても納得感を覚えましたし、自信を持って「今回はボックス機能の訴求でいこう」と考えることができました。
近日公開!新大学生・新社会人に向けた認知施策(2/2)--マイナビ学生の窓口×みんなの銀行へ続く。
(執筆者: みんなの銀行)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。