電動車いすのWHILL、歩道を走れるスクーターを発売。シニア世代における移動手段の新定番へ
「年齢を重ねても自分らしく過ごしたい」との意識が強まる“人生100年時代”と言われる現代。
免許返納件数が年間60万件に上る一方、返納後の移動手段とされる電動アシスト自転車やシニアカーの流通台数は計16万台弱にとどまるなど、シニア向けモビリティ市場は限定的なようです。
そこでWHILL株式会社(以下、WHILL社)は、9月19日(月)の“敬老の日”に先立つ13日(火)より、歩道を走れるスクーター「WHILL Model S(以下、Model S)」の先行受注を開始します。
直感的かつなめらかな操作性
Model Sは、電動アシスト自転車よりも安定した走行性能と、シニアカーよりも日常に馴染みやすいシンプルなデザイン性をあわせ持つ、歩道を走れるスクーター型モデル。特徴は直感的でわかりやすい、なめらかな操作性でしょう。
レバーを握れば前進・後進、手を離せばその場でブレーキがかかり停止する仕組みになっています。操作部には自動車で馴染みのあるアイコンを採用し、運転の楽しさを演出。価格は21万8000円〜(非課税、送料調整費別)で、カラーは全4色から選択可能です。
アプリで機体の居場所や外出情報を共有
WHILL社は、2023年1月以降にModel Sだけのプレミアムなサービスとして「WHILL Premium Care」の提供を予定しています。
同サービスは、保険やロードサービスなどがセットになった既存のサポートサービス「WHILL Smart Care」と、利用者本人と家族が機体の情報を共有できる「WHILL Family App」を一緒にしたもの。
Model Sの居場所や状態をアプリで確認できるため、充電切れや万が一の紛失を防げます。また、外出を知らせる通知のほか、万が一の転倒通知も送信するため、利用者の家族が安心して送り出せるでしょう。
Model Sの試乗会を開催
先行受注は、2022年9月13日(水)よりWHILL社ECサイトと電話、WHILLを取り扱う全国の自動車ディーラー、サイクルベースあさひなどで一斉に開始。
利用者が家族や友人と、より気軽に試乗できる機会として、敬老の日に先立つ9月16日(金)から有楽町マルイやミライロハウス 丸井錦糸町店などの会場にて試乗会を開催します。
試乗予約受付は9月13日より開始予定。これを機に、WHILLの新モデルを試してみてはいかがでしょうか。
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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