残りわずか!北海道日本ハムファイターズが札幌ドームでやり残している記録
2023年に本拠地を札幌ドームから北広島市のエスコンフィールド北海道へ移転することが決まっている北海道日本ハムファイターズ。
様々な問題があったとは言え、移転時の2004年シーズンから長い間ホーム球場として戦ってきた札幌ドームには感謝の気持ちや愛着もある。今後ファイターズが札幌ドームで試合をすることは100%に近い確率で無いため、9月の残り試合をしっかり目に焼き付けておきたいところだ。
8月27日、ソフトバンク戦でポンセ投手がノーヒットノーランを達成した。プロ野球史上87人目(98度目)、今季5人目の達成となった。球団では1995年7月5日の西崎幸広さん依頼、27年ぶり6人目の快挙。そして北海道日本ハムファイターズとしては初。西崎さんは東京ドームでの達成で、札幌ドームでノーヒットノーランを達成したのは18年目の最終年で初めて。ようやく達成できた偉業だ。札幌ドームとしてのノーヒットノーランは6月7日にベイスターズの今永昇太投手がファイターズ戦で達成したものが初めて。札幌ドーム初ノーヒットノーランがファイターズの選手ではない、ノーヒットノーランをできずに球場を移転することを気にしていたファンも多いだろう。これで晴れやかに球場を移転することができる。
しかしまだファイターズが札幌ドームで見せることができていないものもある。今回は移転前にぜひ達成してもらいたい記録やプレーをまとめてみた。
ファイターズ選手による札幌ドームでのサイクルヒット
札幌ドームでサイクルヒットが達成されたのは2度ある。
初サイクルヒットは2004年4月4日のファイターズ対ライオンズ戦。達成者は細川亨さんでライオンズの選手だった。2度目は2018年4月21日のファイターズ対ソフトバンク戦でソフトバンクの柳田悠岐選手が記録した。ファイターズのサイクルヒット達成者は1989年の田村藤夫さんまで遡り、当然札幌ドームでの達成者はこれまでいない。
しかし今季は万波中正選手、今川優馬選手が3安打を放つサイクルヒット未遂をやっており(万波選手は3回)、最終年ギリギリで達成するかもしれない可能性もある。
ファイターズ選手による札幌ドームでのランニングホームラン
札幌ドームでは2019年6月29日のファイターズ対ソフトバンク戦で9回にソフトバンクの上林誠知選手がランニングホームラン放っており、2022年5月27日にはファイターズ対巨人戦で巨人・中山礼都選手が記録上は右前打と失策となったものの打者走者としてホームまで生還する“幻のランニングホームラン”を放っている。
しかしファイターズの選手に限って言うと、ランニングホームランを達成したのは2006年8月の稲葉篤紀さんが最後。北海道移転後初のランニングホームランとなったが、これはフルキャスト宮城(現楽天生命パーク)での達成で、札幌ドームでの達成ではない。
今季は杉谷拳士選手が未遂になってしまったものの、あわやランニングホームランという当たりを放っており、最後の最後で札幌ドームでランニングホームランを達成できる可能性は十分にあると考えられる。
近藤健介選手1000試合出場1000安打
サムライジャパンのメンバーとして東京オリンピックにも出場した近藤健介選手。BIGBOSSがトライアウトイヤーと掲げる今季でも野手唯一のレギュラー格としてチームを支え続けている。そんな近藤選手、8月30日試合前時点で990試合出場、994安打と1000試合出場と1000安打の記録達成に近づいている。残り試合を考えても大きな故障さえなければ達成できそうな記録だ。こればかりはタイミングなので何とも言えないが、ぜひ札幌ドームで達成していただきたい。
(Written by 大井川鉄朗)
【Nicheee!編集部のイチオシ】
テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。
ウェブサイト: http://www.nicheee.com/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。