ペルチェ素子でスマホ冷却するサンワサプライ『スマホクーラー』使った結果

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気温が熱い部屋、真夏の暑い日、スマホを使っていると、突然画面が暗くなることありませんか? 実はそれ、スマホにとっての自己防衛。過熱による故障を防ぐため、バックライトの消費電力を減らしているわけ。スマホを冷やしたいなら、自然冷却とかクーラーなんて当てにしちゃダメ。

スマホが熱くなると画面が暗くなってしまう

特に暑い日、野外でスマホ撮影するとき画面が暗いと困りもの。ちゃんと写っているのか? そもそも撮りたい被写体が写っているのか? よくわからない。解決方法はひとつしかなくて「スマホの温度を下げる」のみ。でもすぐに温度を下げるなんて本来なら不可能。

冷蔵庫にも使用されている技術「ペルチェ素子」

困りまくって筆者が最後の希望として購入したのが、サンワサプライの『スマホクーラー』(401-CLN004)。

冷蔵庫にも使用されている技術「ペルチェ素子」を駆使したスマホの冷却装置らしい。スマホの背面に『スマホクーラー』を密着させることにより、熱を奪って冷やすガジェットなり。

USB-CではなくミニUSBという点は惜しい

スマホの冷却ガジェット、ファン式とか放熱シートとか、いろいろと選択肢はあったものの「みずからキンキンに冷えて熱を奪う」という力業に期待して『スマホクーラー』を購入した次第。楽天市場で購入して、到着まで2日間。

さっそく開封。本体と充電用ミニUSBケーブルが入っていた。USB-CではなくミニUSBという点がガッカリだが、スマホが冷えるなら許す。本当に冷えるなら許す。

iPhone12Proの背面にあててみた

充電に約3時間、使用できる時間は1.5時間。まあ、許せる稼働時間。これが1時間しか使えないとかだったら泣いてた。

スマホは熱くなっていないものの、とりあえずiPhone12Proの背面にあててみた。

スマホが自己防衛モードに入る回数が減りそう

密着して待つこと数分。『スマホクーラー』を外してiPhoneの背面を触ってみると、ふむふむ、確かに冷えてる。確かに、何もしないより全然マシ。これなら炎天下でも、iPhoneの画面が暗くなって自己防衛モードに入る回数が減りそう。

しっかり冷えているのは嬉しい

念のため、どれくらい冷たくなるのか、室内で『スマホクーラー』の温度を計測してみた。すると、最低温度が16.6度だった。最高温度は18.6度。環境により温度は大幅に違いが出ると思われるが、しっかり冷えているのは嬉しい。でも、でもでも、ワガママを言えば、もっと冷えてほしい。それが正直な気持ち。希望としては12~13度くらいまで冷えてほしい。

あと、冷たくするためにファンによって排熱されるのだが、そのとき吹き出る熱風が手にあたると生ぬるい。これはもう、仕方ないかもしれないけど、事実、手にあたると生ぬるい。

灼熱の日に使ったらどうなるのか?

もし炎天下でスマホを使ったらどうなるのか? 異常気象ともいえる灼熱の日に使ったらどうなるのか? そのあたりも知りたいので、今後、調査してみるかもしれない。とはいえ、少なくとも、何もしないよりマシ。そう思ったのだった。

<サンワのスマホクーラー感想まとめ>
AndroidにもiPhoneにもピッタリ密着できると思います
『スマホクーラー』本体の最低温度は16.6度でした
もう少し温度が低くなると嬉しい
ないよりはマシなので使い続けたい
スマホ使用時は『スマホクーラー』も持ち続けないといけない
スマホを机などに置いてるときは『スマホクーラー』も置けばいいから便利
スマホと『スマホクーラー』を輪ゴムで固定して使うと便利だが輪ゴムが邪魔
ファンからの排熱が生ぬるい
税込4480円は高い印象があるのでもっと安くしてほしい

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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