ムビ×ステ舞台『漆黒天 −始の語り−』謎めいていた映画へ繋がる過去が明かされる……8月18日公演ライブ配信実施

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主演:荒木宏文さん、脚本:末満健一さん、監督・アクション監督:坂本浩一さんでおくる映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【ムビ×ステ】の第三弾、『漆黒天』の映画『漆黒天 −終の語り−』が公開となり大ヒットで注目を浴びている中、舞台『漆黒天 −始の語り−』が8月21日(日)まで東京・サンシャイン劇場、8月31日(水)~9月4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。中止公演などもありましたが、追加公演も決定。また、8月18日18時公演をライブ配信します。

映画『漆黒天 −終の語り−』の前日譚となる舞台『漆黒天 −始の語り−』。映画では登場シーンが少なめだった嘉田蔵近(梅津瑞樹)や、千明 伽羅(橋本祥平)・須万 蒿雀(松本寛也)ら江戸の町を騒がせる破落戸集団「日陰党」がメインで登場し、関係性が濃密に描かれます。

本作の舞台となるのは、戦乱が終わり、徳川による治世が始まったばかりの江戸。新しい時代に、「人を殺す剣」ではなく「人を活かす剣」の在り方を求める宇内道場の師範・宇内陽之介(荒木宏文)は、志を共にする友・嘉田蔵近(梅津瑞樹)、妻・富士(小島藤子)子供たち、門下生や弟子入り志願でやって来た邑麻二郎太(松田凌)・三郎太(長妻怜央)兄弟らと共に、心穏やかな日々を送っている。そんな中、江戸の町を騒がせる破落戸集団「日陰党」に頭を悩ませた玖良間士道(鈴木裕樹)から「日陰党討伐隊」への誘いがかかる――。

もちろん単体で観ても十分に楽しめるようにつくられた作品だが、やはり【ムビ×ステ】という、映画と舞台が連動する醍醐味を深く感じた本作。それは舞台で描かれるのが、既に公開された映画『漆黒天 -終の語り-』の前日譚であり、映画を観た人は既に結末を知っていることが大きい。舞台では数多く描かれる「日なたのような温かい時間」がどうなるのか、映画を観た人は知っているからこそ、一つひとつのシーンや台詞が、何倍もの意味を持ち、世界を広げていく感覚が味わえる。

その中で主演の荒木さんは、日なたを生きる陽之介と、日陰を生きる旭太郎という二役を、まるでマーブル模様のように演じ分ける。陽之介と旭太郎という真逆のように思える人物を、時に鮮やかに、時に濁るように演じる姿を観ていると、この物語の描く“漆黒”が浮かび上がってくるようにも感じる。また逆に、荒木さん以外のキャストの面々が役を魅力的に演じれば演じるほど、“漆黒”が深く深く沈んでいくようだった。

陽之介と旭太郎以外の登場人物たちの背景も丁寧に描かれている。日なたにいる彼らと、日陰にいる彼ら、それは「正義」と「悪」という、物語の世界では特に「違う生き物」に見える存在だ。その一人ひとりの背景や感情が、この物語のまた違う側面を見せているように思えた。そんな登場人物のストーリーを感じられる殺陣にもご注目を。

例えば陽之介を取り巻く人々の刀さばきは美しく整っているが、そこに「覚悟」があるのかないのか、なにを想って刀を振るのか、そういうものが自然と感じられるようにつくられている。同じく、日陰党の面々の“自己流”を感じるアクションにも、彼らがどんな生い立ちだったのかを想像させられた。

舞台を観たら映画に、映画を観たら舞台に、違った手触りを感じられるだろう。まずはぜひ劇場で、この“漆黒”を体感してほしい。

8月18日(木)18:00の追加公演実施が決定しました。ローソンチケットで先着販売中です。
チケットはこちら→https://l-tike.com/shikkokuten/

8月18日(木)ライブ配信 決定

「e+」のライブ配信サービス『Streaming +』と『dTV』で8月18日(木)18時公演をライブ配信します。ライブ配信は最前列カメラ中心映像となり、本編終了後にはライブ配信限定の特典映像もあわせてお楽しみいただけます。

舞台『漆黒天 -始の語り-』は、8月21日(日)まで東京・サンシャイン劇場、8月31日(水)~9月4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。

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舞台『漆黒天 –始の語り-』 開催概要

タイトル
ムビ×ステ 舞台「漆黒天 -始の語り-」
作・演出
末満健一
出演
荒木宏文
松田凌 長妻怜央(7ORDER) 梅津瑞樹 / 小島藤子
橋本祥平 松本寛也 加藤大悟 安田桃太郎
小澤雄太 鈴木裕樹
工藤翔馬 榮桃太郎 澤田圭佑 下尾浩章 菅原健志 杉本佳幹 宮永裕都 横山慶次郎

会場・日程
2022年8月5日(金)~8月21日(日)東京:サンシャイン劇場
2022年8月31日(水)~9月4日(日)大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

チケット <全席指定> 9,500円(税込) ※未就学児入場不可
チケット販売
ローチケ
https://l-tike.com/shikkokuten/
e+ (イープラス)
https://eplus.jp/shikkokuten/
チケットぴあ
http://w.pia.jp/t/shikkokuten/ ※PC/スマートフォン共通

<あらすじ>
俺がその夢を恐れたのは、それが夢には思えなかったからだ――
戦乱が終わり、徳川による治世が始まったばかりの江戸。
新しい時代に「人を活かす剣」の在り方を求める宇内道場の師範・宇内陽之介(荒木宏文)は、家族や門下生らと共に心穏やかな日々を送っていた。
ある日、陽之介の心友であり別の道場を営む嘉田蔵近(梅津瑞樹)の出稽古の相手をしているところに、邑麻二郎太(松田凌)と三郎太(長妻怜央)という兄弟がある理由をもって弟子入り志願にやってくる。
時同じくして、巷では破落戸集団である「日陰党」が江戸の町を騒がせており、町人たちはその悪行を「日陰事変」と呼んで恐れていた。
日陰党の悪評が陽之介の耳にも届く頃、与力である玖良間士道(鈴木裕樹)より町道場の師範たちに招集がかかる。それは日陰党討伐隊への誘いであった。
映画『漆黒天 -終の語り-』で描かれた“名無し”の前日譚(始の語り)。

公式HP : toei-movie-st.com
@2022 movie-st ※映画舞台共通

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