忘れらんねえよ〈ボッチンDay5〉最終日がハッピーにスタート
【10:00~ぼっちステージ 弾き語りライヴ】
とうとう迎えた〈ボッチインジャパン〉最終日Day5。台風の影響で雨足が強くなる中、10時から「ぼっちステージ」に
「最終日、おはようございます!台風が来ましたね。〈ボッチン〉も昨日深夜まで協議したんですが、地下にいるんでよく考えたらあんまり関係なかったです(笑)。それに、ぼっちは1人ゆえに世間にあんまり影響を受けないんですよね」と、ぼっち故のメリットを噛みしめつつ、「戦う時はひとりだ」でライヴを開始。
「〈ボッチン〉はDJ柴田をやってたときと気持ちが似ているんですよ。始まる前は「やりたくねえなあ」と思ってたんですけど、やってみたら「超楽しい!」ってなって。終わった後に「やりきった!」と思うんですけど、しばらくすると「二度とやりたくねえ」って思うんですよ」と、最終日を迎えてポジティブだかネガティブだかわからない複雑な感情を吐露する柴田。5日間で800分、持ち時間15時間というとてつもない持ち時間を分け合ってきたすべての出演アーティストにリスペクトを感じているようだ。
配信視聴オーディエンスはいつものこの時間よりも多い様子。そんな大観衆を前に柴田は、「最終日、みんなでやりきろう。いや、違う。ぼっちだから1人でやりきろう。みんなも1人でやりきってくれ」とメッセージを送り、「俺よ届け」で地下室のスタジオから自らの存在を言霊としてそれぞれのぼっち部屋に派遣して行った。
〈ボッチン〉を通して多くの忘れらんねえよが歌ってきた「いいから早よ布団から出て働け俺」は、4thアルバム『僕にできることはないかな』収録曲。このフェスの中でフォーカスされた曲の1つ。曲名とは裏腹の考えさせられる歌詞は、忘れらんねえよの真骨頂だろう。
譜面台に置いたPCを操作しながら歌詞サイトで自分の曲の歌詞をチェック。「バンドマンあるある」なんだとか。途中で画面をスクロールしながら歌詞を見つつ「バレーコードは握れない」を歌う。歌詞をあんまり覚えていないのは「柴田あるある」だと推測できた。「これはもうちょい仕上がっていくんじゃないですか?」と、後続の出演アーティストに勇気と希望を与えるコメントも。
「北極星って、季節が変わってもず~っと動かないんですよ。ひとりぼっちなんだな」とさみしげに呟くと、ミディアムテンポにアレンジされた弾き語りバージョンの「北極星」を披露した。最後の歌詞で〈ああ 何もかわんねえよ〉と歌うと悲し気な響きのマイナーコードを鳴らして溜めてから感情のこもった〈星になれ〉を地下室から雨空に向けて響かせて、「なんかエモくなっちゃった」とひと言。
「昨日あんまりうまくできなかったから」と、昨日出演した忘れらんねえよへのライヴァル心を覗かせながら、「運動ができない君へ」で最終日トップバッターとしてオーディエンスの期待に応えた。最終日ということで、初日以来の注目が集まっているようで、配信視聴者も多くハッピーなムードでDay5のスタートを切った。
ライヴ情報
〈ボッチインジャパン〉
2022年8月13日(土)10:00~ぼっちステージ
「弾き語りライヴ」
出演:忘れらんねえよ
〈セットリスト〉
1. 戦う時はひとりだ
2. 俺よ届け
3. いいから早よ布団から出て働け俺
4. バレーコードは握れない
5. 北極星
6. 運動ができない君へ
〈ボッチインジャパン〉無料生配信はこちらから
・忘れらんねえよ オフィシャルYouTubeチャンネル
https://bit.ly/3CjRpQf
・Twitter
https://twitter.com/wasureranneyo
文と写真:岡本貴之

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