【新旧飲み比べ】もう物足りないとは言わせない!『キリン一番搾り 糖質ゼロ』進化した機能系ビールにリニューアル
2020年10月、国内初のビールカテゴリーで糖質ゼロを実現した『キリン一番搾り 糖質ゼロ』の発売で、ビール市場に衝撃が走った。ただ“機能系ビール”の先駆けとして、幅広い支持を集めてきたが、一方で「糖質ゼロは、おいしくない」といった声もあった。そこで行われた2年ぶりの大刷新。従来品と飲み比べてみよう!
国内初の機能系ビールが、おいしさを求めて渾身のリニューアル!
キリンビール(東京都)が、国内初のビールカテゴリーにおける糖質ゼロを実現した『キリン一番搾り 糖質ゼロ』(350ml缶・実勢価格 税込220円・発売中)。発売から2022年5月末までの累計販売数が350ml缶換算で3億本を突破しているヒット商品である。
ビールでありながら糖質ゼロという特徴は、健康志向ブームもあって幅広い層から指示を得た。しかし一部のユーザーから「飲みごたえは『キリン一番搾り生ビール』には劣る」という声もあったという。
そこで同社では、看板ブランド「一番搾り」のおいしさを糖質ゼロでも実現すべく、徹底的に“おいしさ”の進化にこだわり、同社の商品としては過去10年のリニューアルで最高の味覚進化を実現したという。
今回のリニューアルでは、糖質カット製法に磨きをかけ、麦芽を増量。さらにホップの配合も見直して、アルコール度数も4%から5%へとアップした。
旧『キリン一番搾り 糖質ゼロ』を飲んでみた
まずは従来品を飲んでみる。ひと口含むとビールの風味が広がり、糖質ゼロと言われなければ普通のビールと変わらない。と思いきや、よくよく味わうと、後味があっさり気味。ビール特有の苦み走る感覚が少し物足りないかもしれない。
新しくなった『キリン一番搾り 糖質ゼロ』を飲んでみた!
新しい「キリン一番搾り 糖質ゼロ」を飲んでみる。グラスに注ぐと、リニューアルしたかどうかわからない。リニューアル後のほうが、やや色が濃いかな。
しかし飲んでみると、風味が違う。これは記者のよく知る「キリン一番搾り 生ビール」の味だ! これで糖質ゼロとは驚きだ。
「一番搾り」ブランドを守るための大リニューアル
「キリン一番搾り 糖質ゼロ」のリニューアルは、これまで機能系ビールに足りなかった“おいしさ”を、「一番搾り」という同社の看板ブランドのプライドをかけて実現したというところだろう。「もう機能系ビールはおいしくないとは言わせない」という、キリンビールの自信のほどがうかがえる。
なお、新「キリン一番搾り 糖質ゼロ」は、2022年7月製造品より順次切り替え。購入はスーパーなどの量販店やコンビニエンスストア、ネットショップなどで可能だ。
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