花巻東・佐々木麟太郎が今度は指骨折で手術…怪物を悩ませるケガの多さ
※画像はイメージです
ケガが心配だ。
高校通算74本塁打の花巻東(岩手)スラッガー、佐々木麟太郎内野手(2年)が28日に左手人さし指骨折の手術を受けたことがわかった。2週間の安静が必要で、医師からバットスイングを禁止されているという。
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今夏の岩手大会は、23日の準決勝で盛岡中央に敗戦。プロ注目の152キロ右腕、斎藤響介投手から2安打を放ったが、チームは2-3で敗れ甲子園出場を逃した。その試合の一塁守備で、走者と交錯した際に指を負傷した。
ケガは今回だけでない。1年秋、センバツ出場をかけた東北大会で左足すねを疲労骨折。全国デビューとなった明治神宮大会には骨折が完治しないまま出場しながら2本塁打と規格外のパワーを見せつけた。
昨年12月には、両肩の胸郭出口症候群が悪化し、手術を受けた。痛みやしびれで腕が上がらない症状を、中学2年から持病で抱えていた。スイング再開は2月の下旬。リハビリ途上だった3月のセンバツ大会では、市和歌山戦で4打数無安打2三振に終わり、初戦で敗退した。
肩の手術による影響が長引き、センバツ後も打撃の調子は上がらなかった。夏の大会前、佐々木は「スイング時の腕周り、肩周りの動きが良くない。センバツ後も苦労しています」と明かし、フォーム改造などにも着手した。
気になるのは、ケガのアクシデントが続いていること。身長184センチ、体重117キロという高校生離れした体型がパワフルな打球を生み出す一方、体には負担がかかりやすく、故障リスクがつきまとう。本調子とはいえない状態でも、高校野球史上かつてないハイペースで本塁打を量産している打撃技術は末恐ろしい。
花巻東では秋の新チームから新主将に任命された。父である佐々木洋監督との「親子鷹」もあり、メディアからはこれまで以上に注目される。責任感が強まるポジションになるが、まずはケガを治し、万全の状態に体を整えることが一番チームのためになる。
どんなに才能があっても、ケガに泣かされてきた選手は多い。ケガで野球人生を棒に振る選手もいる。菊池雄星、大谷翔平を生んだ花巻東の新怪物候補。高校生の段階で無理をする必要はまったくない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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