集え!浦和ピーポー! 浦和レッズのバーチャルファンコミュニティが登場、歴代ユニフォームや優勝シャーレを展示

浦和レッズのファン・サポーターにとって、浦和駒場スタジアムや埼玉スタジアム2002、大原サッカー場などに並ぶ聖地ともいえる場所がメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」に誕生。

クラブ設立30周年を記念したファンコミュニティが7月29日(金)より開設されるということで、メディア向けの先行体験会に参加してみました。

アバターはユニフォームを着用

このメタバース空間をプロデュースしたのは、浦和レッズの2022シーズントップパートナーである凸版印刷。さすがはすべてをTOPPA!!!するTOPPAN。「浦和を背負う責任」をひしひしと感じますな。

ユーザーはVRデバイス、スマートフォン、PCからアクセス可能。参加にはclusterの無料アカウント作成と、利用するデバイス用のclusterアプリをインストールする必要があります。

本番環境では専用のアバターが用意されており、浦和レッズの1stと2ndユニフォームから選択できるそうです。現実世界では2022シーズンのレプリカユニフォーム(1st/大人サイズ)が完売しちゃっているので、念願の着用にニッコリのファン・サポーターも多いのでは。フラッグやデンマーク国旗などの特別アイテムもあれば最高なのに!

等身大の選手がお出迎え

体験会用のワールドに入室すると、クラブカラーの赤一色に染まった施設に降り立ち、案内スタッフのアバターが出迎えてくれました。

そしてなんと、耳を澄ますと「威風堂々」のチャントが聞こえてくるではありませんか……! 鳥肌ヤバッ!! これはBGM全開で体験することをオススメします。

メインとなる空間に進むと、フィールド上で躍動する3Dの選手たちの姿が。

ユンカー!

ショルツ!

酒井宏樹!

西川!

江坂!

よ、佳穂……!!

ゴール裏のボールパーソン視点から眺める景色は最高ですな。

筆者はPCのブラウザで参加しましたが、VRデバイスなら等身大の選手を間近に感じられそうです。

さらにこの日は、リカルド・ロドリゲス監督、関根選手、柴戸選手のアバター(アバターだけです)が案内役を担当。ベンチシート前は最高のフォトスポットでしたよ。

ファンコミュニティ内ではボイスチャットやテキストチャットが利用可能なので、遠く離れた所に住むファン同士でもコミュニケーションを楽しむことができます。メタバース空間なら“声出し”を気にする必要もないので、優しくうぃいいいぃぃぃああああぁぁぁれっっっっっっず! と声をかけてみましょう。

クラブ設立30年のヒストリーを振り返る

さらには、歴代ユニフォームのアクリルスタンドや、2006年のJ1リーグ優勝シャーレが展示してあるエリアも。

手に触れられる距離で眺めるシャーレは拝みたくなる神々しさ。しれっと賽銭箱がおいてあったら財布ごと投げつけちゃいそうな没入感です。

ほかにも歴代チームの試合前集合写真ビジュアルサポート(コレオグラフィー)の数々が展示されており、あの瞬間やこの瞬間をファン・サポーター同士で共有しながら浦和レッズの歴史を振り返ることができます。

ファン・サポーターも歴史の一部である、というクラブのメッセージが感じられますね。この日は時間が限られていたので、一般向けにオープンしたら改めて30年分の歴史をじっくりと堪能しようと思います。

ワールドの奥には巨大なモニターが設置されたイベントスペースも設けられており、今後、現役選手やOBを招いたイベント等も検討しているそうです。

コロナ禍で練習見学やファンサービスが制限されているなか、クラブを身近に感じられる取り組みは嬉しいですね。

権利関係がいろいろと難しいとは思いますが、メタバース空間にファン・サポーターが集まって一緒に試合観戦したり、「REDS TV GGR」(テレ玉)の公開収録なんかが実現できたら面白そうだなと感じました。

浦和レッズのクラブ設立30周年を記念したファンコミュニティは7月29日(金)より開設、終了時期は未定とのことです。

よしだたつき

よしだたつき

PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

TwitterID: stamina_taro

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