ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2022年6月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が6月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:支那そば 正月屋(郡山)
2002年創業。近隣にある“春木屋 郡山店”とともに横綱店として語られる。
「支那そば」を注文。具はチャーシュー、ネギ、メンマ、カイワレ、ノリ。麺は中太縮れの自家製麺。
奥行きのある和風ダシで極上の美味しさ。まろやかな醤油ダレでまとめていて、昆布がほんのりと効いている。本当に美味しい。自家製麺は福島県産の「ゆきちから」を使用。少し大きめに切られた駒ネギもいいアクセント。いつ食べても美味しく味わえそうなどっしりとした一杯。
第4位:元祖スタミナ満点らーめんすず鬼 赤坂店(赤坂)
三鷹の人気店の支店が赤坂にオープン。スタミナ満点のガッツリ系で大人気のお店。
「スタ満そば」+「まさお(うずら卵3個)」+ニンニク少し、ショウガ、背脂。
肉とタマネギを醤油ダレと中華鍋でしっかり仕込んでいる。具は豚肉、タマネギ、ニラ、うずら卵。麺は太め平打ちで、「オーション」を使ったゴワゴワ麺。
中毒性の塊。「これぞスタミナ」的な見た目だがスープはそれほどくどくはない。豚肉も大きめに切ってあり、柔らかながら噛みごたえもあって美味しい。ショウガもスープにピッタリだ。手が止まらない美味しさで、すぐまた食べたくなる一杯。
第3位:九段下 中路(九段下)
4月オープンの新店。“麺や でこ”の3号店。
赤味噌と白味噌の2枚看板。赤味噌には牡蠣、白味噌にはあん肝を練り込んでいる。
「赤味噌ラーメン」をいただく。
具はチャーシュー、メンマ、キャベツ、もやし、タマネギ、ひき肉、ネギ。麺は太め縮れ。味噌のパワーでぐいぐい引っ張る濃厚系。香ばしさもしっかりあり、炒め野菜もいい感じ。
濃いが、基本は札幌味噌ラーメンのようなまとまりだ。スープが濃厚なので太麺もぐいぐいスープを持ち上げる。最高に美味しい一杯だ。
第2位:立ち呑み居酒屋 金町製麺(金町)
名店“麺や 七彩”の手がける呑めるラーメン店。店名に「立ち呑み」とあるがしっかり椅子がある。店主の長尾さんが仕入れのたびにいろんなメニューを作るので、グランドメニューはほぼない。
「雉の中華そば」を注文。
具は豚チャーシュー、鴨チャーシュー、メンマ、三つ葉、ネギ、刻み紫タマネギ。麺は極太縮れの手打ち麺。
雉は油にパワーがあって特徴的な旨味。強めの醤油ダレともしっかり戦えるパワーがある。美味しい。なかなか安定供給できないようで珍しい食材だが、かなり今後の可能性のある味をしている。
そして麺が最高。“七彩”で特注している小麦を練って足で踏んで、パスタマシンで麺帯にして、注文が来てから手切りして手揉みして茹でてくれる。最高に旨い。極太でも清湯にしっかり絡むのは手打ちならではだ。チャーシューも柔らかくて美味しい。少し懐かしさも感じさせながら、パワーを感じる大満足な一杯。
第1位:麺屋 HERO(駒込)
桜台にある“ラーメン二郎”出身の店主が駒込に新店オープン。
注文は「ラーメン」+ニンニク少し。少な目、半分、ミニというのもあってビギナーにも良心的。
具はブタ、モヤシ、キャベツ、うずらの卵。麺は極太平打ち。豚骨スープはしっかり乳化していて最高。ブタは大きくて噛みごたえしっかり。脂身もちょうど良い。うずらは味付きでちょっと燻製っぽい香りが特徴的だ。野菜の水っぽさもなく、スープによく絡んで美味しい。かなりハイレベルで好感触。あっという間に大人気店になりそうなお店だ。
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。