漫画『遊戯王』作者・高橋和希さん死去で「死者蘇生」論争 / 不謹慎なのか愛なのか
人気漫画『遊戯王』の作者・高橋和希先生が、2022年7月6日(水曜日)、沖縄県名護市で他界した。日本のみならず、世界レベルで大きな影響を与えている『遊戯王』の作者であり、彼の死を嘆く声が世界中から寄せられている。
『遊戯王』はカードゲームとして絶大な人気
『遊戯王』は1996年から週刊少年ジャンプで連載がスタートし、2004年に最終話を迎えた。だが、『遊戯王』はカードゲームとして絶大な人気を得ており、いまだに、世界中に根強いファンがいるだけでなく、莫大な恩恵を関係各社にもたらしている。
死者蘇生カードで生き返って欲しい
多くの人たちが高橋和希先生の他界を悲しんでいるが、そんななか、ひとつの論争が発生している。論争というより、考えの相違が大きく見られる現象が発生しているといえる。多くの人たちが高橋和希先生の死を嘆き、「死者蘇生」というワードを使い、「死者蘇生カードで生き返って欲しい」「死者蘇生えあれば」的な内容でTwitterに投稿している。
「死者蘇生」を不謹慎と思う人
死者蘇生カードとは、漫画『遊戯王』に登場した架空のカード。つまり「漫画のように死者蘇生カードがあれば高橋和希先生を助けられるのに」という気持ちを表現していると思われる。しかし、実際に人が亡くなっている出来事に対し、「死者蘇生」というワードを使うことを不謹慎と思う人も多くおり、考えが大きく分かれている。
原作なら死者蘇生カードは使わないのが正しい?
「死者蘇生」というワードを使っているTwitterユーザーに対して、強い不快感を示している人もいる状況だ。ファンだからこそ「死者蘇生」というワードを使用して追悼しているという声もあれば、「そもそも原作なら死者蘇生カードは使わないのが正しい」という声もあるようだ。
ファンの思いが高橋和希先生に届くことを心から願う
さまざまな意見が飛び交っているが、少なくとも、どんな表現であれ、高橋和希先生の他界を悲しみ、哀悼の意を示しているの確かであり、ファン同士が争い、分断することは高橋和希先生も望まないのではないだろうか。ファンの思いが高橋和希先生に届くことを心から願いたい。
※冒頭画像は集英社文庫『遊戯王』表紙より
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。