音声ARコンテンツってどうやって作るの? ソニーさんに教えてもらった:目指せ100万円! モアイ岩下の「Locatone」コンテスト挑戦日記(3)
sponsored by Locatone(ロケトーン)
ソニーの音声ARサービス「Locatone(TM)(ロケトーン)」で楽しめるコンテンツを企画して参加できる、ソニーのクリエイター応援プロジェクト「Locatone Creator Contest 2022」が現在開催中。グランプリ受賞者には制作補助金100万円! が贈呈されるこちらのコンテストに参加を決めた声優のモアイ岩下さんが、100万円獲得を目指す挑戦の軌跡を記事で紹介していきます。第3回は、モアイさんが渋谷の街歩きをテーマにしたコンテンツを企画、制作する模様に密着します。
渋谷をテーマパークに! 企画をプレゼン
モアイ:うーん、この要素があればストーリーは成立するかなあ……。
渋谷の地図を見て頭を悩ませるモアイ岩下さん。モアイさんはLocatoneに収録されたチュートリアルコンテンツ「Locatoneツアー」で、ツアーガイドとなるキャラクター“ジェームズ”の声を担当した声優さん。今回、プロジェクトの発足に伴いLocatoneの公式アンバサダーに就任し、Locatoneの企画制作に挑戦します。コンテストはコンテンツ制作の経験がなくても、誰でも参加が可能。渋谷の街を舞台にした、新しい街歩きの体験の企画書が審査を通過すれば、ソニーのサポートを受けながらコンテンツを制作する機会が提供されます。
Locatoneは、ソニーが開発したSound AR(TM)(現実世界に仮想世界の音が混ざり合う新感覚の音響体験)を楽しむためのアプリ。マップ上のスポットを訪れると、現実世界の位置情報に連動して自動的に音声や音楽が聞こえてきます。
モアイさんが考えている企画は、モアイさんが「モヤイ兄さん」と呼んで慕う“モヤイ像”との対話の中で与えられるミッションをクリアしていく、というもののようです。地図上には「兄さん」「ライバル!!」「うらやましい!」「ラーメン」と、何やら気になるキーワードがふせんで貼り付けられています。
モヤイ像に相談しつつモアイさんが渋谷の街を歩き、企画を練ったロケハンの模様は、こちらの記事からご覧いただけます。
記事②ツイート埋め込み
コンテストの選考に先んじて、アンバサダーのモアイさんはソニー担当者に企画書を審査してもらうことになりました。ロケハンを経て、モアイさんが考えた企画は「モヤモア渋さんぽ」。渋谷の街でモヤイ像と出会ったモアイさんが、「渋谷の観光名所を巡ってラーメンが食べたい」というモヤイ像と一緒に渋谷を散策するという内容のようです。
モアイ:すべての起点はここ、モヤイ像! モヤイ兄さんとモアイ岩下のバディが、渋谷の名所とラーメンを完璧に押さえます!(ドン!)
熱の入ったプレゼンはソニー担当者の心を動かしたようで、企画審査は無事通過! 実際にコンテンツを制作するツールのレクチャーを受けることに。
誰でも音声ARコンテンツが作れる「Locatone Studio」
ソニー担当者:Locatoneコンテンツの制作には、「Locatone Studio」というウェブツールを使っていただきます。
※Locatone Studioは、今後一般公開を予定。企画審査を通過したコンテストのファイナリスト向けに、先行して限定公開します
モアイ:ブラウザだけあれば制作できるんですね、なるほど。
ソニー担当者:マップ上でイベントが発生する“スポット”を作成していきます。スポットは円でも多角形でも、好きな形で指定できます。ここで再生する音のファイルと、アプリ上に表示するスポットの画像をアップロードすればスポットは完成です。後は作成したスポットの順番を設定すれば、「ツアー」と呼ぶLocatoneコンテンツが完成します。
モアイ:うわ、簡単ですね!
ソニー担当者:音を再生するためのロジックを組んだり、スポット移動中に音を鳴らしたり、AR写真を撮影できるようにするなど、コンテンツの内容に応じて設定できる項目もありますが、基本はこれだけですね。
モアイ:わかりました、やってみます!
Locatoneコンテンツを制作! まずはボイスの収録から
現実世界に混ざり合う、音声コンテンツが体験の主役となるLocatone。モアイさんの企画“モヤモア渋さんぽ”では、モアイさんとモヤイ像の掛け合いボイスがコンテンツの中心になります。
音素材は、スマホに声を録音したものでもOK。モアイさんとモヤイ像の2役でボイスを録音していきます。
ちなみに、コンテストのファイナリストは、ロイヤリティフリー音楽販売サービス「Audiostock」のライブラリにあるBGMや効果音などの音源が使い放題になる他、声優事務所・声優プロダクションのEARLY WINGに所属するプロの声優による収録サポートを受けられます。
ファイナリストに選ばれたら – Locatone Creator Contest 2022
https://locatone-contest.jp/final.html
モヤイ像:……聞こえるか、私だ
モアイ:モヤイ像がしゃべってる!?
モアイさんとモヤイ像との出会いのエピソードを収録しているようです。
モアイ像:ラーメンが食べたい。おんぶして連れて行ってくれ
モアイ:立った! 顔の下ってこんな風になってるんですね……って、おんぶなんか無理ですよ! ……あれ? 実はけっこう軽い!?
どうやら、モアイさんがモヤイ像をおぶって渋谷の街を移動していくようです。その設定だけでもなかなかシュールですが、モヤイ像が「ラーメンを食べたい」とは、いったいどういうことなのでしょう。
ノートPC1台あればOK
音素材がそろったら、マップ上のスポットに配置していけば大まかにはコンテンツが完成します。まずはモアイ像前での出会いのシーンを制作してみることに。
ツール上でプロジェクトを作成して、マップ上に指定したスポットに音源を配置していきます。
アプリ上で表示されるスポットのタイトルと説明、画像を指定して、スポットの作成が完了。音源を収録してからわずか30分程度で、“モヤモア渋さんぽ”のデモが制作できました。
ツール上で保存すれば、クリエーターモードで自分が作ったツアーをアプリから体験可能に。クリエーター“モアイ岩下”の誕生です!
モアイ:マップ上で音素材を当てはめるだけ……ホントに簡単ですね!
制作したコンテンツを街で体験!
自分で制作したツアーを体験するために、渋谷へ移動したモアイさん。周囲の音に自然に音を重ねることができる完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds(リンクバッズ)」を装着して体験してみます。
Locatoneアプリの「ツアーを開始する」をタップし、ツアー最初のスポット、モヤイ像に近づくと……。
モアイ:おー、すごい! 思った通りに音が流れてきました。AR写真も撮れるようにしているので、撮ってみましょうか。
スポットを訪れた人が撮影できるAR写真。モヤイ兄さんのイラストと一緒に、写真が撮れることが確認できました。
あれ? 地面に突っ伏してどうしたんですか? モアイさん!?
モヤイ兄さんをおぶるシーンを再現したAR写真が撮りたかったんですね。これはまだ、“モヤモア渋さんぽ”の冒頭のシーン。これからどう展開していくのか、完成形が気になります。そしてモアイさんは、賞金100万円を手にすることはできるのか!? 続報をお待ちください。
コンテストはまず、募集期間の2022年8月15日までに企画を提案するだけで応募できます。記事を読んで「面白そう!」「自分でもできるかも!」と思った人は、是非ふるって応募してみてください。
Locatone Creator Contest 2022は、新しい街歩き体験のアイディアを一般募集する、ソニーのクリエイター応援プロジェクトの一環として開催するコンテスト。6月15日から8月15日まで、“渋谷”の散策をテーマにした企画を募集します。
性別、年齢、プロ・アマは問わず、コンテンツ制作の経験がなくても参加OK。審査員による一次審査を通過したファイナリストは、ソニーグループのサポートを受けながら、誰でもLocatoneコンテンツが制作できるツール「Locatone Studio」を使ってコンテンツを制作する機会が提供されます。公開されたコンテンツから、一般投票で選ばれた優秀作品を表彰。グランプリ受賞者には賞金100万円、特別賞受賞者には賞金10万円を贈呈します。
「Locatone Creator Contest 2022」公式サイト
https://locatone-contest.jp/
「Locatone Creator Contest 2022」~あなたのアイディアで地球まるごとテーマパーク!~ 実施概要
<募集要項>
「渋谷」の街を舞台に、“リアルな場”と”音”を組み合わせた、新しい街歩き体験の企画案をお送りください。
ただし、それらは応募者本人が制作したオリジナルのものとし、権利を自らが有しているものに限ります。
知的財産権、名誉、信用、肖像、プライバシー等の第三者の権利を侵害するもの(侵害のおそれのあるものを含みます)はエントリー不可となります。
※本プロジェクトは、誰もが簡単に、LocatoneのSound AR™サービスを生かした様々な企画制作に参加できることを目的とするものであり、特定のスキルや高度な制作技術を求めるものではございません。<募集期間>
2022年6月15日(水)~2022年8月15日(月)<応募資格>
1.性別/年齢/プロアマ 問わず。 グループでの制作・応募もOK。
2.応募規約を一読し、その内容に同意いただいていること。
3.提出期日(8月15日(月) 23:59)までに必要提出物を提出いただくこと。
4.「渋谷(代々木公園・MIYASHITA PARKを中心とした渋谷周辺)」の街が舞台であること。
5.体験時間(街歩き体験の所要時間)が30分間程度であること。応募に際しての注意事項詳細に関しては、公式サイトにて公開されておりますので、必ずご確認いただき、ご同意の上お申込ください。
<応募方法>
公式サイト応募フォームよりご応募ください。<審査の流れ>
エントリー → 一次審査 → ファイナリスト(5~10組選出)→ Locatoneコンテンツ制作・一般公開 → 最終審査 → グランプリ(1組)決定一次選考を通過したファイナリスト(5-10組)には、現実世界にバーチャルな音を配置するためのコンテンツ制作ツール「Locatone Studio」を使用し、実際にSound ARサービス「Locatone」で公開するツアーコンテンツの制作に挑戦していただきます。ソニーのLocatoneプロデューサー陣に加え、ソニーグループ各社から様々な専門性を有する社員と、社外のクリエイター陣が参画し、アイディアのブラッシュアップをサポートいたします。また、制作サポート特典として、ファイナリスト全チームへのソニーの完全ワイヤレス型ヘッドホン「LinkBuds」をツアー制作のために供与いたします。さらに、プロの声優による収録サポートも用意されており、BGMや効果音などの音源データについては、Audiostock社のデータをお使いいただくことも可能です。
そのほか、11月からのツアーコンテンツ一般公開~投票期間および結果発表等では、渋谷芸術祭とのコラボ企画も予定しております。<結果発表 >
【一次審査&ファイナリスト(5~10組)発表】 8 月31日(水)
【最終審査】 11月初旬
【グランプリ(1組)発表】 11月中旬
※発表時期は変更になる可能性があります。<賞品>
グランプリ受賞者(1組)には、Locatone公認クリエイターに認定されるほか、制作補助金として賞金100万円が贈呈され、特別賞受賞者(数組)には、同じく制作補助金として賞金10万円が贈呈されます。<審査員>
丸戸史明さん(脚本家・小説家/ 「WHITE ALBUM2」、「冴えない彼女の育てかた」)をはじめ、
小栗了さん(演出家・ムーミンバレーパーククリエイティブディレクター)、
屋代陽平さん(YOASOBIプロデューサー)、
久保田瞬さん(メタバースの専門メディア『Mogura VR』編集長)、
小池ひろよさん(一般財団法人 渋谷区観光協会 理事兼事務局長)、
以上の豪華な顔ぶれが審査員として参加します。<注意事項>
応募資料・データは、審査以外の目的で利用することはありません。
応募資料・データは返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。
応募後の審査状況や選考結果に関するお問い合わせには応じられません。
選考通過者(グループの場合は代表者)のみに後日ご連絡いたします。
未成年者が応募する場合、保護者の同意署名が必要です。
(15 さいまでのかたは、ほごしゃのかたといっしょにおよみください)<主催>
ソニー株式会社
<協力>
株式会社EARLY WING
株式会社オーディオストック
ガジェット通信
株式会社フェザンレーブ<後援>
一般財団法人 渋谷区/観光協会<プロジェクトに関する問い合わせ先>
『Locatone Creator Contest 2022』事務局
E-mail : [email protected](受付時間:平日 11:00~17:00)<関連リンク>
・Locatone™(ロケトーン)公式サイト:https://www.locatone.sony.net/
・Locatone™(ロケトーン)公式Twiter:https://twitter.com/LocatonebySony
※「Sound AR」および「Locatone」はソニーグループ株式会社またはその関連会社の商標です。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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