普段はライト、停電時は持つだけで懐中電灯に。突然の停電に備えられる電球、今夏発売

太陽フレアによる被害予想の発表や、「需給ひっ迫注意報」の発令といったニュースが話題を呼んでいる昨今、備えておきたいのが“突然の停電”。

しかし、防災グッズの電池式のライトやろうそくは手に入りやすいものの、非常時のみ使うことが多いため、「いざというとき、すぐに見つけられない」「使い方がわからない」などのリスクがあるようです。

そんななか、日本防災スキーム株式会社(以下、日本防災スキーム)は、今夏、防災電球「いつでもランプtsuita」の販売を開始します。

「普段使い」を意識した防災電球

いつでもランプtsuitaは、「普段使い」を意識して開発された“停電しても消えない電球”。見た目は普通の電球と変わらないものの、内部にバッテリーを搭載しています。

天井や壁などに取り付けて使用しているだけで自動的に充電される仕組みになっており、普段は明かりとして使用可能。停電時には自動で停電モードに切り替わり、内蔵バッテリーにより明かりを灯し続けます。

日本防災スキームによると、50w相当タイプ(電球色・白色)の場合、停電時でも6時間ほど点灯可能とのことです。

手で握るだけで点灯

いつでもランプtsuitaは、電球下部の側面と底面が通電部分となっており、この部分に身体の一部(手など)で触れることで、通電しランプが点灯。

万が一避難しなければならない状態のときは、簡易的な懐中電灯としても使用できます。

太陽フレアによる通信障害・停電のリスク、電力のひっ迫などが課題となっているなかで、部屋の照明として取り付けておくと重宝するアイテムかもしれません。

感震ブレーカーの遮断による消灯問題

世界で発生する大地震の4分の1は、日本列島で起きているのだそう。

政府は災害に強い国を作ろうと国土強靭化計画を推進しており、そのなかで地震によってもたらされる火災を防ぐことを目標の1つに掲げているといいます。

その手法とは、地震火災の6割を占める電気火災を防止するための「感震ブレーカー」の普及。感震ブレーカーは地震発生時に通電を遮断し電気火災を未然に防ぐ器具ですが、副作用として照明が消えてしまうという課題があるようです。

そこで株式会社エコミナミは、いつでもランプtsuitaを開発。2022年6月には事業譲渡をおこない、今後は日本防災スキームがいつでもランプtsuitaを製造・販売をする運びとなりました。

PR TIMES
いつでもランプtsuita

(文・Haruka Isobe)

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