酒造の倒産に悲しみの「いいね」殺到 / 石岡酒造Twitter担当者「感極まって指が止まってしまいました」
石岡酒造株式会社が倒産したそうです。茨城県石岡市の酒造として知られている石岡酒造は、歴史をさかのぼると江戸時代に至るそうです。『大吟醸 筑波 紫の峰』、『PREMIUM TSUKUBA 純米吟醸生酒』、『純米吟醸 米音 ~赤ラベル~』、そして『純米吟醸 酔鶴』など、さまざまなお酒をクリエイトしてきましたが、2022年に倒産という悲しい結果となってしまいました。
ファンが悲しみの「いいね」
石岡酒造は公式Twitterにて、自社の倒産を報告しています。ユーザーが自由にリプライできない制限があるため、ファンがダイレクトに惜しむ声を投稿することはできませんが、多くの人たちが悲しみの「いいね」で倒産を受け止めているようです。以下は、石岡酒造の公式Twitterコメントです。
石岡酒造の公式Twitterコメント
「ご無沙汰しております、元ツイッター担当です。先日新聞やネットニュースなどに掲載がございましたとおり弊社は倒産いたしました。これまで支えてくださった皆様にすぐにでもご挨拶をしたかったのですが、公表を控えたい会社との調整もありご報告が遅くなってしまったこと重ねてお詫び申し上げます。
私自身数ヶ月前に退職しており本日までツイートできる権利がなく退職前のご挨拶もできないまま“放置状態“にさせてしまい大変申し訳ございませんでした。これまでずっと何もできない歯痒さと心苦しさを抱えておりましたが今回は会社より許可をいただきましたのでツイートさせていただいている次第です。
実質放置状態の間は完全にROM専(見る専門)させていただいておりました。全く動きのない弊社を心配してくださったりお酒の写真をアップしてくださったり本当にありがとうございます。皆様の温かいお気持ちが心に染み渡り、優しさに触れたと同時に自身の不甲斐なさを実感し何度も目頭が熱くなりました。
お話ししたいことがたくさんあったはずなのに、いざ話そうとすると言葉に詰まってしまってダメですね。お客様をはじめ、同業者の中の人様、ツイッターでの“ご縁”でお世話になりました皆様からのお言葉を拝見し、感極まって指が止まってしまいました。画面が歪みます。少しずつ言葉にしていきます」
弊社代表取締役社長 冷水貴子より倒産のお知らせとご挨拶 pic.twitter.com/wnPzQTJG4v— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) June 27, 2022
ご無沙汰しております、元ツイッター担当です。先日新聞やネットニュースなどに掲載がございましたとおり弊社は倒産いたしました。これまで支えてくださった皆様にすぐにでもご挨拶をしたかったのですが、公表を控えたい会社との調整もありご報告が遅くなってしまったこと重ねてお詫び申し上げます。— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) June 28, 2022
私自身数ヶ月前に退職しており本日までツイートできる権利がなく退職前のご挨拶もできないまま“放置状態“にさせてしまい大変申し訳ございませんでした。これまでずっと何もできない歯痒さと心苦しさを抱えておりましたが今回は会社より許可をいただきましたのでツイートさせていただいている次第です。— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) June 28, 2022
実質放置状態の間は完全にROM専(見る専門)させていただいておりました。全く動きのない弊社を心配してくださったりお酒の写真をアップしてくださったり本当にありがとうございます。皆様の温かいお気持ちが心に染み渡り、優しさに触れたと同時に自身の不甲斐なさを実感し何度も目頭が熱くなりました。— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) June 28, 2022
お話ししたいことがたくさんあったはずなのに、いざ話そうとすると言葉に詰まってしまってダメですね。お客様をはじめ、同業者の中の人様、ツイッターでの“ご縁”でお世話になりました皆様からのお言葉を拝見し、感極まって指が止まってしまいました。画面が歪みます。少しずつ言葉にしていきます。— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) June 28, 2022
気持ちがしっかり伝わるコメント
Twitter担当者の石岡酒造に対する強い想いが伝わってくるコメントになっています。多くの人たちが「いいね」をしており、その気持ちがしっかり伝わっているようです。
伝統ある「製法」と「味」が消える
石岡酒造に限らず、酒造が消えるということは、受け継がれてきた伝統ある「製法」と「味」が消えるということも意味します。ファンは悲しいかもしれませんが、一番悲しいのは石岡酒造の人たちなのは間違いありません。
いつかまた、どこかでその味が堪能できる日がやってくることを心から願います。
(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)
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