神社好き俳優「崎山つばさ」お気に入りの鳥居は? 神々しい写真満載フォトエッセイ発売記念インタビュー <神社サミット>開催が目標!?
神社検定の資格を持つ俳優の崎山つばささんが神社の魅力を伝えるフォトエッセイ『崎山つばさ 神推し』を発売。本書について語った崎山さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。
ミュージカル『刀剣乱舞』で一躍スターダムにのし上がった崎山つばささんは、大の神社好き。それが昂じ、超ハードスケジュールの合間を縫って勉強し「神社検定」3級に一発合格。ちなみに「神社検定」(神道文化検定)とは、全国約八万の神社を包括する神社本庁監修による検定です。
『崎山つばさ 神推し』では、本人のたっての希望により「東国三社」として有名な茨城県の鹿島神宮と息栖神社、千葉県の香取神宮で撮影。
両宮の御祭神は武門の神様としても有名で、白衣・白袴での神事への参列などの姿は、神々しい光に包まれた超レアものカットが撮影され、門前や茶店でくつろぐオフショットも満載で、神社への思いなども綴られています。
本作の表紙カバーは、Amazon限定カバー.、通常カバーの2種類の仕様があり、さらに6月10日には、特別付録セット版(通常カバー+限定付録『崎山写真帖』付き)も発売。限定付録の『崎山写真帖』は、本作に掲載されなかったオフ感あふれる写真をコンパクトにまとめたジャバラ式に写真を折り合わせたもので、ミニ屏風として飾れたり、机の上に置く事も可能な、まさに携帯出来る“神推し”アイテムです!
崎山つばささんに、神々しい写真満載の本作の撮影エピソードやお気に入りの鳥居など、お話を伺いました。
――神社に興味を持たれた、好きになったきっかけはどんなところからだったのでしょうか?
崎山:昔から家族と一緒に初詣に行ったり、千葉県出身なので成田山に行ったりしていて、思えばそこが神社との最初の関わりになっていると思うんですけど、この仕事を始めてから、縁の結びや芸事の神様などに参拝するようになって。そこから地方で仕事をして合間に神社に行ったり、伊勢神宮に行きたいと思って行ってみたり、“行きたい神社”が出てきたんです。そこに行く度に神社に魅了されていって、神社検定を取ろう!という気持ちにもなりました。
――では、今のお仕事をされてから、より興味を持たれたんですね。
崎山:そうですね、大人になってからというか。小さい頃は、連れて行かれている感じでしたけど(笑)、やっぱり大人になると「行きたいから行く」という気持ちが強くなったので、それがきっかけです。
――大人になると神社仏閣に行くと心が浄化される気がしますよね(笑)。神社検定を受けるためにすごく勉強されたと書かれていましたが、お忙しい中で勉強するのは大変だったのでは?
崎山:いや、勉強する時間は作ればいいので、そこはもう自分の無理をしない範囲内で時間を見つけて。そんなにきついとか、もうやめたい!という感じではなく、自分のペースでやりました。
――今回の撮影で印象的だったことは?
崎山:エッセイの中にも書いてありますけど、奇跡みたいなことが起きたスピリチュアル体験もありましたし、一番印象に残っているのは鹿島神宮で白袴を着て実際に神事に参列させていただいたことですね。なかなかそんな体験はしようと思っても出来ないし、すごく貴重な体験をさせていただいたなと思います。
神職の方の後ろを歩いてまわったんですけど、その歩き方などもちゃんとしないとな、と頭からつま先まで全部神経を研ぎ澄ませて。普段神社に行ってお参りして、という感覚ではなく、姿形は見えないとしても、実際に本当に神様にお会いするみたいな感覚になって。そんな感覚は今までなかったので、すごく新鮮でしたね。
――神事に参列されたことによって気持ちが変わったと書かれていますが、見え方など変わりましたか?
崎山:そうですね。“人間本来のもの”というところにすごく目を向けたというか。実際の神職の方はこれを毎日やっているんだと思って。朝のご挨拶もご本殿だけじゃなくていろんなところでするんですけど、それを毎朝、されている、そういうところが大切なんだろうなと思いました。
状況も環境もあるし人間なので、気持ちのムラとかもありますけど、そういうことは関係なく、もちろんお仕事でもあるんですけど、でもそうじゃなくて何かを大事に想う気持ちというか。そういったことを今回の撮影で感じました。実際に自分の大事だと思っていること、大切にしている想いや気持ちを持って、“毎日そこに向き合う心”みたいなものが何においても大切なんだなとすごく思いましたね。
――お写真も神々しいお写真が多くて、見ているだけで浄化されました(笑)。ワンちゃんとのお写真もあったり!
崎山:香取神宮の看板犬ですね。香取神宮は行ったことはあったんですけど、ワンちゃんは会ったことはなくて。神社に行くまでの参道にお店がいくつかあって、そこには行ったことがなかったので、そういうところも含めて香取神宮なんだなと思いました。
――いい出会いですね。崎山さんのお気に入りの神社を挙げるとしたらどちらですか?
崎山:お気に入りというか、先程言った日々の大切にしていることという意味では、豊岩稲荷という神社が銀座の路地の間にあって。昔、歌舞伎の役者さんがそこでお参りをしてから実際に公演をやっていたという歴史のある場所らしいんです。僕も舞台を生業とさせていただいているので、舞台の始まる前などに「よろしくお願いします」とご挨拶しにお参りに行きます。それが自分の中で疎かにしてはいけないものに位置づけられているので、自分の中のルールみたいなものですね。
――私も出身は千葉なのですが、宮彫りで有名な波の伊八の作品が好きで、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の波の絵の元にもなっている彫り物や龍がすごいので、ぜひ観ていただきたいです!
崎山:それは県民としては押さえておかないといけない、絶対に観るべきですね~。そういう建造物や建築物も好きなので。今回の鹿島神宮の楼門などもそうですし、鳥居が好きという時点でそういったものが好きなんでしょうね。
――お気に入りの鳥居はあるんですか?
崎山:僕は龍が好きなので、品川神社と馬橋稲荷神社、宿鳳山高円寺境内の稲荷社の鳥居ですかね。特に馬橋稲荷神社はカッコイイと思うんですよ。それを写真に撮って、一時期スマホの待受にしていました。
――龍があったら皆さん、崎山さんに情報を送っていただきたいですね(笑)。
崎山:そうですね、龍情報をお待ちしています(笑)。
――では、神社好きとして今後やっていきたいことや目指すことがあれば教えてください。
崎山:元々、今回の本を出版するきっかけとして、「神社の時間」という配信番組をやらせていただいて、そのときに色々な神社にゆかりのある人や、実際に神道を勉強している方をゲストに迎えていろんな話をさせていただいて。世の中には、神社好きというか、興味のある人や詳しい人が本当に多いんですよね。なので、そういう人たちと集まって<神社サミット>みたいなものをやってみたいなと思います(笑)。
――<神社サミット>では何を行いたいですか?
崎山:自分の体験とか、「ここに行ったらこういうものが見られる」などのプチ情報から、実際に見に来てくれた人たちと厄払いとかご祈祷みたいな、神社ならではの楽しみ方をしたいですね。
――すごく良いですね!
崎山:もちろん神聖な場所なので、そこは大切にしながら。他人がやったことのないようなことをやりたい性格なので、やってみたいです。さだまさしさんとかもすごく神社が好きで実際に公演をされたり、相川七瀬さんも歌を奉納していらっしゃるし。そういった音楽も楽しめるようなこともやりたいです。神楽で踊ってみるとか、神楽である種のフェスじゃないけど、そういう楽しみ方もできたらいいな、なんて。それをやることによって、少しでも興味を持ってもらえる人が増えたらいいなと思います。
――崎山さんご自身も歌手活動もされていて、和風の楽曲も多いと感じていたのですが、やはり神社好きということに影響を受けていたりするのですか?
崎山:神社というよりも、元々和のものが好きなんです。性格としてゆったりとした時間が好きで、あまりセカセカしていないタイプなので、自然とか日本の舞踊などが元々好きだったりするので。たぶんその繋がりで和楽器と一緒に音楽を楽しむという意味では神社の世界とも繋がっているのかな、と思います。
――今後神社を舞台に何かやりたいなどありますか?
崎山:例えば和楽器バンドさんなどが平安神宮でライブをしていますけど、そういうものがあったとしたら、それに向けた曲とか、それこそ僕が神社に行って感じたことを言葉にして歌にするというのもアリかなと思います。可能性は色々ありますよね。
――神社それぞれの楽曲を作って、神社のテーマアルバムなども良さそうです。
崎山:神社のテーマ曲、いいかもしれないですね。龍神だったら龍がテーマの荒々しい曲とか、須佐之男命とか神様によって作れそうですね。
――ぜひ、やりましょう(笑)! これまで、お参りしたときに感じたスピリチュアルな体験があれば教えてください。
崎山:地震が起きたり、虹が出たり、大吉が出たりという、今回の撮影での旅がすごく印象深くて。でも、長野県の戸隠神社に行ったときに、すごく肌にピリピリ来たというか、ずっと鳥肌が立っていたという体験はあります。僕の中の神推しは思金神(おもいかねのかみ)で、知恵の神様なんです。戸隠神社は、その方がお祀りされている神社なので、やっと来られたという感動も相まってすごく興奮していたのか、ずっと「あ、やばい!ここはやばい!」と思っていました(笑)。
――最後に手に取ってくれ方に改めて神社の魅力やメッセージをお願いします。
崎山:今回、いろんな制約の中、少しコロナ感染が減少傾向にある頃に撮影に行くことができました。エッセイの中にも書いてはあるんですけど、僕の中で「呼ばれる」という感覚って神社ならではというか、いろんな繋がりが合わさってこのお仕事に繋がったなと感じました。それは自分だけじゃなく、人との繋がりとか、過去にやった役の繋がりとか、いろんなものが繋がって出来ているんだろうなとすごく思いました。
この1冊には僕の幼少期のことなども書いたりしていて、1冊丸々、崎山つばさの説明本と言っても過言ではないくらいのものです。あと、神社に興味がなかったり、東国三社参りというものをあまり詳しくない方にとってはガイドブックみたいなものにもなっていると思うので、本当に1冊でいろんな楽しみ方ができる本になっています。
単純に自然を見たり、食べている姿を見て癒されるということもしてもらえたらなと思いますし、本当に読者さんがそれぞれの楽しみ方でこの本を「神推し」してもらえて読んでくれたら嬉しいです。
――ありがとうございました!
[撮影:周二郎]
ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)
スタイリスト:stylist MASAYA
〈衣装〉
•ジャケット ¥37,000
•パンツ ¥32,000
•シャツ ¥42,000
以上3点ともに(0658)
•シューズ ¥ 50,600 (TOANDCO./ロケット・ステュディオ)
〈読者お問合せ先〉
・ロケット・ステュディオ (03-6277-6117)
•0658 (06-6568-9862)
作品情報
【作品情報1】 ・タイトル名:『崎山つばさ 神推し』
・発売日:5月 26 日 定価:3,000 円(税込) ・著者:崎山つばさ ・撮影:booro
・判型(予定):四六判 160 ページ・オールカラー ・発売元:扶桑社
・販売リンク(Amazon 限定カバー):https://www.amazon.co.jp/dp/4594092055[リンク]
・販売リンク(通常カバー): https://www.amazon.co.jp/dp/4594090249[リンク]
【作品情報2】
・タイトル名:『崎山つばさ 神推し』特別付録セット版(通常カバー+限定付録『崎山写真帖』付き)
・発売日:6月 10 日 定価:4,800 円(税込) ・著者:崎山つばさ ・撮影:booro
・『崎山つばさ 神推し』 判型(予定):四六判 160 ページ・オールカラー
・限定付録『崎山写真帖』
判型:ポストカードサイズ 150 ミリ×100 ミリ 16 ページ(カラー10 ページ) 八曲一隻
・発売元:扶桑社
・販売リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4594092063[リンク]
関連記事:
崎山つばさが主題歌に込めた想いとは?舞台の見どころも!『死神遣いの事件帖』インタビュー
https://otajo.jp/89499
※Otajoとガジェット通信は姉妹サイトです。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。