牧場スタッフだった父の思い出に「感動した」の声続出! 『ウマ娘』スイープトウショウ応援マンガが胸アツ

2021年2月にスマホ版がリリースされて以来、さまざまな話題を振りまいているCygamesのゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』。2022年6月20日には、新規キャラとしてスイープトウショウが実装されました。

※参考記事 ウマ娘公式「プリティーダービーガチャに★3スイープトウショウが登場予定!」Twitterで「スイープ」がトレンド1位に
https://getnews.jp/archives/3298328 [リンク]

自分で魔法少女「スイーピー」を名乗り、周囲のウマ娘にいたずらばかりしているというクセの強い性格になっているスイープトウショウですが、『少年ジャンプ+』(集英社)で『今夜僕らはお泊りをする』を連載していたリエリオトさん(@rierioto)が、現役時代のスイープトウショウと自身との縁をマンガに描いています。

2歳時からファンタジーSを勝つなど活躍し、秋華賞・宝塚記念・エリザベス女王杯とG1を3勝したスイープトウショウ。1965年に藤田正明氏が北海道・日高に開いたトウショウ牧場は、名馬トウショウボーイを輩出しました。

桜花賞3着の曾祖母のマーブルトウショウ、トウショウボーイの仔でエプソムカップを買った祖母サマンサトウショウ、凱旋門賞馬ダンシングブレーヴの間に生まれた母タバサトウショウに、エンドスウィープを交配相手に迎えて、2001年に誕生したのがスイープトウショウ。トウショウ牧場が大事に育ててきたチャイナトウショウの牝系の結晶です。

そんなトウショウ牧場で、リエリオトさんの父親がスタッフとして働いており、繁殖馬・育成馬の世話をして「とても気に入っていた」と母から聞かされたといいます。しかし、リエリオトさんが6歳の時に父親がスイープの活躍を見ることなく亡くなり、北海道を離れることに。

2007年の現役引退後にスイープは故郷に戻って繁殖生活を送りますが、トウショウ牧場は2015年に閉鎖。その後ノーザンファームに移りましたが、2020年に腸捻転のために19歳で亡くなりました。

「私と父を結ぶ思い出も消えていく中、姿形を変えてだけど、父と私を繋ぐ名前を継ぐ少女がターフに舞い降りる」というリエリオトさん。「私は彼女”スイープトウショウ”の事を、心から応援したいと思う!」とエールを送ります。

父親との思い出を「動物がとても好きな優しい人でした。一番記憶に残っているのは真夜中に起こされて馬のお産を見に行った事です」と振り返るリエリオトさん。このマンガを描いたことについて「実際は当時のスイープのことはほとんどテレビ越しに家族で応援していただけでしたが、今回この漫画をツイートした日が父の日だったので、母と“スイープが空気を読んでいい父の日のプレゼントになった”と話すことができました」と語ります。

実装してすぐに『ウマ娘』でスイープをお迎えすることができたリエリオトさんは、「ゲームを始めたきっかけもスイープトウショウがキャラクターとして登場するからだったので、”やっと出会えた”という気持ちになりました」と喜びます。

「目頭が熱くなった」「見た目が違っても活躍は語り継がれる」「馬に携わる方々のご家族に思いを馳せることができた」といった熱い感動の声が寄せられていたこのマンガ。リエリオトさんは「皆様からとても優しいお言葉を頂けて、とても励みになりました、スイープトウショウをお迎えできたツイートにも沢山のお祝いの声を貰えて感謝してます」と話してくれました。

現在は新作マンガの準備中だというリエリオトさん。「きちんと発表できる時に改めてツイートします」とのことなので、『ウマ娘』をプレイしつつ待ちたいところです。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/rierioto [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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