「一風堂」の家用ラーメンを食べ比べ! おみやげ赤丸のガチウマさに全員大悶絶!|ガジェ通クロスレビュー

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「一風堂」といえば日本が世界に誇る人気豚骨ラーメン店のひとつ。日本だけでも100店舗を軽く超えるほど展開しているうえ、カップ麺やチルド麺などで商品化されることも多く、全国にファンがたくさんいるラーメンチェーンといっても過言ではないはずです。

公式Twitterのとある発言がきっかけに

その一風堂ではTwitterのアカウント(@IPPUDO_JP)も運営しているのですが、5月某日にこんな内容のツイートが投稿されました。

ユーチューバーさんたちが食べ比べしそうないろんな赤丸たち
値段とか麺、スープ、具材とか観点別評価でランキングしたらおもしろい動画になりそう

この投稿を見て、ガジェット通信のラーメン記事でおなじみのラーメンライター・井手隊長と私ノジーマは即反応。これは久しぶりにあれをやるしかないだろ……!

一風堂の家用ラーメン食べ比べクロスレビューを開催!

コロナ禍の影響もあってなかなか開催できずにいたなんでもクロスレビュー企画「ガジェ通クロスレビュー」を久々に決行! 毎度おなじみの3人が集結し、一風堂の家用ラーメンをいろいろと食べ比べしてみることにしました。

▲オサダ記者(左)、井手隊長(中)、ノジーマ(右)

この3名によるガジェ通クロスレビューは「二郎系カップラーメン」「焼豚ラーメン」の食べ比べに続く3回目。過去2回はいずれも発見と感動の連発となりましたが、今回はいったいどんな結果が待ち受けているのでしょうか!?

評価方法

・各10点満点で採点。合計30点
・一部の商品は一風堂さんにご提供いただきましたが(ありがとうございます!)、忖度は不要。まずければ0点をつけてもOK
・おいしさ、再現度、コストパフォーマンスなどを総合的に評価して採点する


https://youtu.be/5OON6kURkZk[リンク]
▲ほぼノーカットの動画もありますのでぜひご覧ください!

1品目:セブンゴールド 一風堂 赤丸新味 博多とんこつ(カップ麺)

ノジーマ:まずはセブンで売ってるカップ麺「一風堂 赤丸新味 博多とんこつ」からいきます。最初に言っておくけど、これ10点だからね。

井手隊長:野島くんはこれ大絶賛してるよね。

ノジーマ:昔、店の前でこのカップ麺を食べて、そのまま店に入って本物を食べるっていうのをやったことがあるけど、「スープそのまんまだな」って思ったもん。

井手隊長:これは最終的には10点満点を超えて13点とか出ちゃうかも(笑)。

オサダ:麺をほぐす時点でうめえぞってわかる。硬さが感じられる……。

井手隊長:うわあ、スープ豚骨だねえ。これいくらくらいッスか?

ノジーマ:これは税込300円ですね。

井手隊長:うめぇ~っ! うますぎるでしょ! スープに奥行きありますね。麺もすごくいいなあ。ちゃんとチリチリ感が残ってて。

オサダ:ハッハッハッハッ! 小麦の風味もちゃんとあるし……なんだこりゃ。笑っちゃいますよ。うそやろってウマさ。知らない間にお店のラーメンをカップ麺の容器に入れておいたって言われても疑わない!

ノジーマ:ほら、これは10点でしょ。豚骨カップラーメンの最高峰と言って全然いいと思う。完成されすぎちゃってて、店が大丈夫なのか心配しちゃうレベル。これカップ麺だよねっていう証拠がネギくらいだし、足りないのは卓上のもやしと替え玉くらい。

井手隊長:もう一発食いてえぞと。笑。あとは卓上の辛もやし食べ放題もね。あー、きくらげもいいなあ! これはリピートしちゃう味だ。すごい一番バッター来たね!

オサダ:あえて言うなら、僕はきくらげが大好きなんで、もっと入っていたら嬉しかったかな。

ノジーマ:でもこれ、店で食べる半額以下ですからね?

評価:オサダ8点、井手隊長8点、ノジーマ10点 / 合計26点

ノジーマ:僕は宣言通り10点です。普通はある程度ブレーキをかけるべきなのに、フルアクセルで店の味を再現しようとしているのがうかがえますね。

井手隊長:いや、素晴らしいです。スープを一口飲んでこれはすごいなってなった。そしてチリチリ麺も負けてないし、粉っぽさもない。気持ち的には9点だけど、先のことを考えて8点にしておこうかな。8点が最高点になることも全然あり得ると思う。

オサダ:僕もグッとこらえて、まずは8点で!

2品目:セブン-イレブン 博多一風堂監修 赤丸とんこつラーメン(チルド麺)

ノジーマ:2品目はセブンで売ってるレンチンラーメン「赤丸とんこつラーメン」です。価格は税込518円。カップ麺との明らかな違いは具が生なのと、スープがストレートということですね。

井手隊長:見た目のリアル感も全然違うね。おーっ、スープが深い! おしとやかだ。麺もチリッてるなあ~! 見事に進化してるね!

オサダ:うめぇ~。麺もスープもなめらかだなあ。

ノジーマ:カップ麺のスープで完璧だと思ってたけど、比べるとわかっちゃうなあ。こっちのほうが深くて繊細。一風堂を形成するための要素が増えてる感じがする。

井手隊長:カップ麺はパワフルだったもんね。あの麺や具で一風堂らしさを表現するにはパワーが必要だったんだ。一風堂のスープって繊細だったんだって、こうして比べるとわかるね。

オサダ:チルドの繊細さもすごいけど、カップのデフォルメの上手さっていうのも際立ちますね。ここは外しちゃいけないっていうポイントを完璧に押さえてる。

評価:オサダ9.5点、井手隊長9点、ノジーマ10点 / 合計28.5点

ノジーマ:僕は10点です。味だけ考えたら10点を超えてもよかったけど、値段も考慮したらカップ麺と同点!

井手隊長:9点かな! レンチン一発でこのクオリティだぜ。しかもカップ麺と比べたら値段は高くなってるけど、店と比べたらまだ半分くらいっていうね。

オサダ:小数点を刻みたくなかったけど、10点に限りなく近いから9.5点にします!

3品目:博多一風堂 赤丸一食箱(生麺)

ノジーマ:3品目は一風堂のオンラインストアや店舗で売ってるおみやげ用の「赤丸一食箱」。こちらは生麺が採用されていて、販売価格は1食で税込626円!

井手隊長:チルドと比べたら100円増しだけど、具も入ってないのに結構いくね! これ結構ぶち上がっちゃうやつなんじゃないの!?

ノジーマ:具も用意したら店の値段になっちゃう。

オサダ:麺の茹で時間は15〜20秒。早い! 麺を茹でた鍋にそのままスープも入れるんですね。

井手隊長:赤丸を鍋で食べられるってすごいな。鍋赤丸だ。

ノジーマ:ハハハハッ! 鍋二郎に続く鍋赤丸。夢のようだ!

井手隊長:ここにきて初のストレート麺がきましたね。箸で麺をすくっている時点で様子がおかしいぞ……。箸通りが今までとは全然違う! 

オサダ:これまでに何千回、何万回と麺をすくってきた井手隊長が言うんだから間違いない!

井手隊長:うわあ、このすすり心地、店だ! 店についた!

ノジーマ:これもう店のまんまでしょ! 一風堂の味を完全密封って書いてあるけど、されてますね!

オサダ:絹ごしの意味。スープのとろみ。すごすぎでしょ。

ノジーマ:これは最低限ネギは用意しないと失礼にあたるね。

井手隊長:本当だね。素ラーメンで食っちゃだめだ。辛子高菜入れてえ~。

ノジーマ:チルド麺の一風堂は買わないけど結局セブンに行ってもらって、チャーシューとネギを調達するべき。一風堂を自分好みにカスタマイズできるってのも贅沢だなあ。

評価:オサダ10点、井手隊長10点、ノジーマ10点 / 合計30点

井手隊長:これは10点です。麺の喉越しがすごいね。ここまで食べてみてわかったけど、スープよりも麺を再現するほうが大変なんだね。ストレート麺の再現が難しいんだ。スープのほうが大変だと思ってたけど、明らかに変わったのは麺。

オサダ:僕も10点です。店との違いがわかる人がいたら教わりたい。欠点をあげるなら、具がないってことだけだ。

ノジーマ:僕も10点ですね。おお、ついに満点が出た! 具がないのと、作る人の技術にゆだねるってところが店との違いですかね。水の分量を間違えたり、吹きこぼれちゃって台無しにしちゃう人もいるはず。茹で時間15秒ってのも地味に難易度が高いかも。

▲完璧すぎる味わいに笑いと箸が止まらない!

4品目:一風堂プラントベースラーメン 赤丸(乾麺)

ノジーマ:最後はなんと豚骨ラーメンなのに動物性原料不使用という「一風堂プラントベースラーメン 赤丸」で締めましょう。価格は2食で1080円です。

オサダ:豚を使わない豚骨ラーメン、ありえないでしょ!

井手隊長:なるほど、原材料を見ると練りゴマとかでスープの厚みを作ってるんだなあ。

オサダ:これはいわゆる棒ラーメンなんですね。茹で時間は1分10秒で、茹でたお湯にスープを混ぜて完成と。

ノジーマ:これ、食べる順番が最初だったりしたらプラントベースだってまったくわからなかったかも。棒ラーメンのいいところを活かしているというか、スープと麺の相性がいいなあ。ちゃんと一風堂は思い出せる味だし、豚骨が得意じゃない人にも食べやすい味にまとまってるかも。

オサダ:うーん、驚くなあ。豚臭さとかがほしい人には物足りないんだろうけど、コレはコレであり! そして麺がうめえなあ。

井手隊長:あー、すごいねえ。全然製品としてありだ。スープがあっさりした味だから小麦の風味が目立っているのかも。

評価:オサダ9点、井手隊長8点、ノジーマ9点 / 合計26点

ノジーマ:具なしで1食500円以上ということを考えたら、まあセブンのチルド麺を食べたほうが満足できるかと思うんで、そこを考慮しての9点ですね。プラントベースは消化がいいっていうし、飲んで帰ってシメのラーメンを食べたいときには最適かも。

井手隊長:俺は8点かな。でもこれまで豚骨ラーメンの裾野を広げてきた一風堂が、アニマルオフを作ることでさらに豚骨ラーメンを広めていくっていう取り組みで、ここまでの味にまとめているのは素晴らしいんじゃないでしょうか。豚骨ラーメンの魅力を十分伝えられる味だと思うし、麺もうまい!

オサダ:僕は9点ですね。いつもの一風堂とは別メニューっていう感じだけど、お店にあったら食べてみたい味。

最終結果発表

1位:一風堂 赤丸一食箱(生麺) / 30点
2位:博多一風堂監修 赤丸とんこつラーメン(チルド麺) / 28.5点
3位:セブンゴールド 一風堂 赤丸新味 博多とんこつ(カップ麺) / 26点
3位:一風堂プラントベースラーメン 赤丸(乾麺) / 26点

ノジーマ:結局、点をつけるのは野暮だったと思ってしまいました。ただただ一風堂の素晴らしさを思い知らされてしまった!

オサダ:僕らは点数をつけてレビューしている風で、結局一風堂パーティーをしていただけでしたね。あー楽しかった!

井手隊長:それぞれの商品・ジャンルでベストの結果を出してるんだよね。面倒ならカップ麺を食えばいいし、ちょっと鍋で本格的に作りたいなら生麺がいいし、どれを食ってもそれぞれの一風堂を味わえる。これってすごいことだよね! 今後の一風堂からも目が離せません!

ノジーマ:それじゃ、最後はみんなで一風堂の店舗に行って、赤丸を食べるとしますか!

(執筆者: ノジーマ)

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