初心者が飼いやすいハムスターの種類と珍しいハムスター

2022/05/15 12:00 Pacoma

ハムスターを飼ってみたいと思ってる初心者に、飼育しやすいハムスターの種類を3種類、厳選して紹介します。これからの、ハムスターライフの参考になれば幸いです。初心者にはおすすめできませんが、世界には珍しいハムスターも沢山います。その中から3種類のハムスターも紹介します。

初心者が飼いやすいおすすめのハムスターの種類3選

ハムスターは、ネズミやリスと同じ齧歯類（げっしるい）に属します。齧歯類は、地球上の哺乳類の約40％も占め、種類でいうと2000種類にも及びます。

ハムスターは、ネズミの仲間です。そのうえ、リスなどの特徴に見られる、食べ物を口いっぱいに詰め込んで変顔になるという性質も持ち合わせています。

ここでは、初心者が飼いやすい、人懐っこいハムスターの種類を3つに絞って紹介します。

ジャンガリアンハムスター

ゴールデンハムスター

チャイニーズハムスター

大人しく人懐っこい性格です。毛色は4種類。体長が7㎝から13㎝ほどと、小型のハムスターですので、脱走などに特に注意が必要です。

ペットショップなどでよく目にする、茶色い毛に黒っぽい縞が頭からお尻まで入っているのがノーマルという毛色です。

黄色っぽい毛色は、プディング、またはイエロージャンガリアンといいます。個体数が少ないので、見たことがある人は少ないかもしれません。太りやすい性質なので、健康管理に注意する必要があります。

パールホワイトと言われるジャンガリアンハムスターは、アルビノと呼ばれる染色体異常のハムスターです。ノーマルの毛色が変異したものなので、頭からお尻にかけて、薄いグレーの縞があるのが特徴です。

ブルーサファイアと呼ばれる毛色のジャンガリアンハムスターが、一番人気です。青みがかった毛色がその名の由来です。ブルーサファイアが突然変異を起こすと、パールホワイトよりも真っ白な子が産まれることがあります。

シリアンハムスターとも呼ばれ、比較的大型のハムスターです。体長は、15㎝から20㎝ほどで、寿命は2年から3年です。身体が大きいことから、飼い主がハムスターの不調に気が付きやすく、初心者にはおすすめのハムスターです。

現在飼育されている世界中のゴールデンハムスターは、たった1家族から繁殖させたもので、野生で見つかることはありません。

ゴールデンハムスターは、品種改良がすすみ、現在は4種類が人気です。

全身が黄色っぽいキンクマハムスター。毛色が様々に出るカラーハムスター。他の種類より少しだけ体毛が長い長毛ハムスター。そして、毛に美しい光沢があるのが、サテンハムスターです。

ゴールデンハムスターは、性格が温和で、人になつきやすいという特徴があります。ただ、縄張り意識がとても強いので、同じ場所での多頭飼育は避けましょう。

チャイニーズハムスターは、とても賢く、トイレも直ぐに覚えます。性格は大人しく人懐こいですが、縄張り意識が強いのが特徴です。排泄物の臭いが余りしないのも特徴の一つというのも飼いやすさのメリットです。

体長は、8㎝から13㎝程度。長い尻尾を持ち、見た目はネズミです。毛色は4種類ほどあります。ノーマル、シルバー、パイド、ホワイトに分かれます。

ノーマルのチャイニーズハムスターは、グレーと白、茶色が混ざった毛色で、背中に1本黒い線が入るのは、ジャンガリアンハムスターに似ています。

シルバーは、ノーマルより全体的に色が薄く、白みがかって見えることから、名づけられた毛色です。パイドの毛色は、ノーマルと同じです。ただ、よく見ると、背中にぶち模様が入っているのが特徴です。

ホワイトは、全て真っ白です。ハツカネズミのような姿を想像すると、かなり近いでしょう。突然変異による希少種です。

珍しいハムスターを3種類ほど、紹介しましょう。

カンガルーハムスター

ヨーロッパハムスター

ニュートンハムスター

体長は、約7㎝から8㎝と小さなハムスターですが、尻尾が身体の倍以上あり、8㎝から10㎝ほどになります。

尻尾全体にも毛が生えていて、移動のときはカンガルーのように飛び跳ねます。夜行性なので、余り人の目に触れることはありません。

お腹の毛色が黒いので、ハラクロハムスターとも呼ばれます。大きさはモルモットくらいの大型のハムスターで、野性味が強く狂暴です。

日本では飼育されていないため、輸入でのみ入手可能ですが、輸入制限が適用されていることから、簡単に飼うことはできません。

野生の生息数が減少しているため、絶滅危惧種に指定されています。もちろん、ペットとして飼うことはできません。

腹部は灰色がかった黄色い毛色で、頭から背中にかけて黒い線のような毛があります。身体は、オレンジ色に近い毛色をしています。体長は14㎝から18㎝と、大型のハムスターに分類されます。

飼育しやすいハムスターの種類と、珍しいハムスターの種類を、それぞれ3種類ずつ紹介しました。ハムスターはペットとして飼いやすいため、改良が進んだことで、毛色も様々なものが生まれてきました。自分好みのハムスターを探してみるのも、きっと楽しいことでしょう。