医師監修のめまい専用モニタリングサービス「メマモリ」登場。専門医にチャット相談も
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2022年3月、株式会社Medeco(以下、Medeco)は慢性期のめまい患者と専門医をつなぐ疾患モニタリングサービス「メマモリ」をリリースしました。
提携する医療機関の紹介にて、専用QRコードからアクセスすることでユーザー登録が可能です。
症状の記録を自動集計
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同サービスでは、慢性期(病状は比較的安定しているものの、病気が穏やかに進行している状態)のめまい患者が入力する症状の記録を自動集計し、症状別にその波を可視化します。
時系列のデータは、患者が自身の理解を深めたり、医師が症状の分析や薬効の見極めに利用したりするなど、さまざまな使い道があるようです。
また、記録・服薬の状況確認を自動でおこなうため、医師は患者の状態を常に把握できるといいます。
専門医に相談・質問できるチャット機能を搭載
そのほか、メマモリは耳鼻咽喉科専門医に相談・質問できるチャット機能を搭載。
診察日以外に専門医とやりとりできるため、「診察中に自分で症状をうまく説明できない」「症状がひどく、物理的な移動を伴う通院が困難」という場合に役立つでしょう。
記録・相談・指導をデジタル化
これまで、慢性期のめまい患者が定期通院する際は、医師が症状を記録するように指導し、患者が紙の日誌に記録し、通院時に手渡しをするという流れが一般的だったといいます。
Medecoはメマモリによって記録から相談、指導までの流れをデジタル化し、患者と医師の双方の体験を改善。
実証実験のアンケートでは、患者から「自分自身の理解が深まった」「疾患について理解が深まった」「先生と状態を共有できて安心した」などの回答が集まったようです。
また、メマモリを監修した伏木医師は「日々のめまい状況を瞬時に把握でき、患者さんとのやりとりはこれまで以上にスムーズになり診察時間も大幅に短縮しました」とコメントしています。
今後は新機能追加を予定
Medecoはメマモリをめまい治療に対応する医療機関へ提供。基本的には、その医療機関を介して通院する患者が利用する、という流れになります。
今後は、サービスの機能追加を予定。また、より多くの医療機関の医師や看護師からのフィードバックを改善へつなげていくため、当面はメマモリを無償提供する構えです。
(文・Haruka Isobe)
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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