【フランス】 ベルばらファン必訪スポット! リニューアル後のカルナヴァレ博物館

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不動の人気マンガ『ベルサイユのばら』の舞台と言えば、フランスのヴェルサイユ宮殿であり、そしてパリである。パリには今でも、フランス革命当時の雰囲気が体感できる場所が点在する。

フランス革命当時の資料は、どの博物館などでも意外と少ない。その中でも、いくつかの貴重な資料を、しかも無料で展示するスポットがパリにある。パリ歴史博物館(カルナヴァレ博物館)だ。

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カルナヴァレ博物館はパリ3区にあり、パリの歴史資料を収蔵、展示しているパリ市立博物館。このエリアは「マレ地区」と呼ばれ、昔は貴族の邸宅が多数あったところ。カルナヴァレ博物館も、貴族の邸宅だった2つの建物から構成される。所蔵品は60万点以上という。

入場無料とはいえ、入口で手荷物検査は必要。大きな手荷物はクローク代わりのロッカーに預けることができる。

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パリの歴史が時系列で展示されているので、とてもわかりやすい。

そして、ベルばらファン必見のフランス革命当時の資料は、博物館の最も奥にある。ルイ16世の肖像画から始まる。

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ダヴィッド 『球戯場の誓い』 – Le Serment du Jeu de Paume (1789年)や、ユベール・ロベール 『解体が始まったバスチーユ監獄』 – La Bastille dans les premiers jours de sa demolition (1789年)などの絵画を見ると、ベルばらの名シーンがよみがえるだろう。

ちなみに、バスチーユ監獄は現在はなく、バスチーユ広場となっている。

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ルイ16世一家が幽閉されたパリのタンプル塔の模型も。タンプル塔も今は跡形もない。

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タンプル塔で、ルイ16世一家が過ごしたとされる部屋が再現されたスペースも。

ヴェルサイユ宮殿の部屋などと比べるととても質素だが、その後にマリー・アントワネットが最後の場所として過ごしたコンシェルジュリーなどよりはマシだ。

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フランス革命後には、ナポレオン関連のコーナーもある。歴史がつながっていることが実感できる。

その他、ルイ15世の頃、近代や現代に近い時代の写真などの展示もあり、ちょっと昔のパリがよくわかる博物館。近年リニューアルされ、さらに見やすくなった。1点1点をじっくり見ると、余裕で1日かかりそうだ。

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中庭もステキだった。ベンチに座ってのんびり過ごせる。建物に囲まれているので、都会の喧騒からも離れて静かな空間だ。

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パリで、無料で見学できる博物館は珍しい。交通アクセスも悪くないので、マレ地区の散策ついでに、おすすめだ。

(Written by AS)

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