【フランス】 ベルばらファン必訪スポット! リニューアル後のカルナヴァレ博物館

不動の人気マンガ『ベルサイユのばら』の舞台と言えば、フランスのヴェルサイユ宮殿であり、そしてパリである。パリには今でも、フランス革命当時の雰囲気が体感できる場所が点在する。

フランス革命当時の資料は、どの博物館などでも意外と少ない。その中でも、いくつかの貴重な資料を、しかも無料で展示するスポットがパリにある。パリ歴史博物館(カルナヴァレ博物館)だ。

IMG_5251

カルナヴァレ博物館はパリ3区にあり、パリの歴史資料を収蔵、展示しているパリ市立博物館。このエリアは「マレ地区」と呼ばれ、昔は貴族の邸宅が多数あったところ。カルナヴァレ博物館も、貴族の邸宅だった2つの建物から構成される。所蔵品は60万点以上という。

入場無料とはいえ、入口で手荷物検査は必要。大きな手荷物はクローク代わりのロッカーに預けることができる。

IMG_5234

パリの歴史が時系列で展示されているので、とてもわかりやすい。

そして、ベルばらファン必見のフランス革命当時の資料は、博物館の最も奥にある。ルイ16世の肖像画から始まる。

IMG_5237

ダヴィッド 『球戯場の誓い』 – Le Serment du Jeu de Paume (1789年)や、ユベール・ロベール 『解体が始まったバスチーユ監獄』 – La Bastille dans les premiers jours de sa demolition (1789年)などの絵画を見ると、ベルばらの名シーンがよみがえるだろう。

ちなみに、バスチーユ監獄は現在はなく、バスチーユ広場となっている。

IMG_5236

ルイ16世一家が幽閉されたパリのタンプル塔の模型も。タンプル塔も今は跡形もない。

IMG_5240

タンプル塔で、ルイ16世一家が過ごしたとされる部屋が再現されたスペースも。

ヴェルサイユ宮殿の部屋などと比べるととても質素だが、その後にマリー・アントワネットが最後の場所として過ごしたコンシェルジュリーなどよりはマシだ。

IMG_5242

フランス革命後には、ナポレオン関連のコーナーもある。歴史がつながっていることが実感できる。

その他、ルイ15世の頃、近代や現代に近い時代の写真などの展示もあり、ちょっと昔のパリがよくわかる博物館。近年リニューアルされ、さらに見やすくなった。1点1点をじっくり見ると、余裕で1日かかりそうだ。

IMG_5247

中庭もステキだった。ベンチに座ってのんびり過ごせる。建物に囲まれているので、都会の喧騒からも離れて静かな空間だ。

IMG_5222

パリで、無料で見学できる博物館は珍しい。交通アクセスも悪くないので、マレ地区の散策ついでに、おすすめだ。

(Written by AS)

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 【フランス】 ベルばらファン必訪スポット! リニューアル後のカルナヴァレ博物館

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。