チェコ映画『マルケータ・ラザロヴァー』が55年の時を経て日本初劇場公開
チェコの巨匠フランチシェク・ヴラーチル監督による1967年の映画『マルケータ・ラザロヴァー』が、2022年7月2日よりシアター・イメージフォーラムにて公開される。合わせてオリジナルの日本版ビジュアルも公開された。
13世紀ボヘミア王国を舞台に宗教と部族間の抗争に翻弄される少女マルケータを描いた本作は、制作におよそ10年を費やし、極寒の山奥で生活しながら548日間にもわたる撮影を行った空前の超大作だ。『アンドレイ・ルブリョフ』(アンドレイ・タルコフスキー監督)、『七人の侍』(黒澤明監督)などと並び評され、1998年にはチェコの映画批評家とジャーナリストを対象にした世論調査で史上最高の映画に選出されたことでも知られている。
映像化不可能と言われた同名小説を、フランチシェク・ヴラーチルが映画化し、チェコ映画最高傑作と言われた作品が55年の時を経て日本初劇場公開。修道女となることを約束されていた少女マルケータは、領主とは名ばかりの父・ラザルと敵対する盗賊騎士コズリークの息子・ミコラーシュと恋に落ちるが、彼女の心とは裏腹に、増大する王権に対抗するふたつの氏族間の衝突は激化していく。
◎公開情報
『マルケータ・ラザロヴァー』
2022年7月2日(土)より、全国順次公開
監督・脚本:フランチシェク・ヴラーチル
出演:マグダ・ヴァーシャーリオヴァー、ヨゼフ・ケムル、フランチシェク・ヴェレツキー、イヴァン・パルーフ、パヴラ・ポラーシュコヴァーほか
配給・宣伝:ON VACATION
(C) 1967 The Czech Film Fund and Narodni filmovy archiv, Prague
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