「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」津田健次郎インタビュー「しっかりとした知識の上にギャグが成り立っている」「1日に2回入るほどお風呂が好き」
Netflixシリーズ「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」が全世界独占配信中。実写化でも話題を呼んだ『テルマエ・ロマエ』を原作に、約10年ぶりのアニメ化。 古代ローマのルシウスが現代日本へタイムスリップし、 自国の浴場に日本の入浴文化を取り入れていく”お風呂コメディ”です。
本作で主人公・ルシウスの声を担当するのが津田健次郎さん。お芝居でこだわった点や、ご自身のお風呂愛についてもお話を伺いました。
――「テルマエ・ロマエ」は幅広い皆さんに愛されている作品ですが、津田さんからご覧になってどんな所に魅力を感じますか?
まず、設定の独自性が面白いなと思います。お風呂を媒介してタイムスリップをするってすごい発想ですよね。お風呂をこんなにクローズアップした作品は今までにないですし、原作者のヤマザキマリ先生の学者並みのしっかりとした知識の上にギャグが成り立っているところが、面白いなと思います。
――おっしゃるとおり、知識が本格的な部分が逆に笑いを呼びますよね。
いかに古代ローマ人がお風呂に執着していたか、いかに工夫していたかということが存分に描かれていますし、それに負けず劣らず、日本人も昔から風呂を愛し、風呂の時間をいかに豊かにするかということに、ものすごく工夫とエネルギーを掛けてきたというのが分かる。「お風呂って良いものだな」というのが物語から感じられるので、そういう意味でも、とてもいい作品だと思います。これを観たら皆さんお風呂に入りたくなると思います(笑)。
――ルシウスというキャラクターをどうとらえましたか?
実直で仕事に真っすぐで、いいものを作ろうとしている、とにかく真面目な男だと思います。すぐに驚いたり、悩んだりしますし、非常にその辺りが等身大で人間くさくて。結果的にパニックに陥ったり、困ったりするところが笑いにつながっていますが、そこが、ルシウスのキュートさや魅力になっているなと。こんな面白いキャラクターをやらせていただけて嬉しいです。
――そんなルシウスを演じる上でどんな部分を工夫したか教えてください。
エネルギーを高く、生真面目にやっていこうというのは意識していました。ルシウスは、一人でぶつぶつ言ったりと、セリフも多いので楽しかったです。他のキャラクターたちも素晴らしいキャスト陣が集まっていますし、僕自身もはやく作品を見たいなと思って演じていました。
――『テルマエ・ロマエ』のアニメ化は2度目となりますが、本作はNetflixでの配信ということで好きな時に気軽に観られることも良いですよね。
そうですね。この作品は、いい意味でライトさがあるので、非常に見やすくて。疲れたときや、ふとした時間にパッとつけて、「ばかばかしいなあ(笑)」と、笑いながら楽しく見ていただけると嬉しいです。
――津田さん自身は、お風呂は好きですか?
寝る前と起きた後と、1日に2回浴槽に浸かるぐらいお風呂が好きなんです。目覚めにも良いですし、睡眠にも良いですし、考えごとをするのにも、お風呂ほど適した時間と場所は無いなと思っています。日によって本を持ち込んだり、防水のスマホを持ち込んで仕事をしたり、熱めのお風呂に浸かりながら長風呂を楽しんでいます。
――ルシウスに負けないくらいのお風呂好きなのですね!私はそれこそ「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」をお風呂の中で観たいなと思いました。
確かにいいですね!お風呂の中でもリラックスしながら楽しめる作品なので、ぜひ試してみていただきたいと思います。
――全世界で配信されるということで、海外の皆さんの“お風呂感”によって感想も異なってきそうで楽しみです。
そうですね。Netflixさんは、世界のものすごい数の国で見ていただけているというのを「極主夫道」のときに体感しました。「極主夫道」がアジア圏や北米の視聴ランキングにバンバン入っていたので、すごいなと思って。世界同時配信というのは、ものすごくパワーがありますし、世界各国のたくさんの方々に見ていただける可能性があることが嬉しいですし、僕も感想を楽しみにしています。
――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!
撮影:山口真由子
【動画】テルマエ・ロマエ ノヴァエ」本編映像
https://www.youtube.com/watch?v=HGqsUTbMv0Q
Netflixシリーズ「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」独占配信中
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。