君だけの“◯◯・オブ・ザ・デッド”が創れるプラモデル「END OF HEROES/ゾンビノイド」 ギンティ小林&押切蓮介が遊んでみたらこうなった!
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荒廃した終末世界をモチーフにしたプラモデルシリーズ「END OF HEROES」がコトブキヤより登場。映画のような世界観を自分の手で創造できる、ワクワクが止まらないアイテムだ。第一弾となるゾンビのキャラクター「ゾンビノイド アゴニー」「ゾンビノイド バイター」が3月25日に遂に発売された。
1/24スケールの小さなボディに高度な可動機構を備えたゾンビノイドたちは、ゾンビ映画ウォッチャーの伊東美和さんが監修し、世界的イラストレーターのスーパーログさんがキャラクターデザインを担当するという、ゾンビ映画マニアもご満悦の強力布陣で作り上げられている。
手にすれば思わず想像力がかきたてられ、遊ぶ手が止まらなくなってしまうこのゾンビプラモ。ホラー&アクション映画の知識が豊富なライターのギンティ小林さん、「ミスミソウ」「ハイスコアガール」など幅広いジャンルの作品を手掛ける漫画家の押切蓮介さんが本アイテムで遊んでみると、一体どうなるのだろうか? まさかのまさか、現場が戦慄するガチの怪奇現象まで発生する事態に……!?
それでは、いざ邂逅!!
プラモデル売り場で異彩を放つパッケージ
まずはパッケージから堪能。キャラクターデザインを手掛けたスーパーログさんによる迫力のイラストに目を奪われる。リアルかつ終末世界のムードたっぷりに描かれたバイターとアゴニーは、映画ポスターさながらのカッコよさだ。
押切蓮介さん(以下、押切):スーパーログさんのイラストが素晴らしいですね。これがお店で並んでたら「オッ、ゾンビだ!!」と思う。
ギンティ小林さん(以下、ギンティ):珍しいですよね。プラモデルコーナーってロボットとかマシーンが多いなかに、ゾンビ! スーパーログさんのファンは多いから、このパッケージを飾りたいって人もいるんじゃないかな。
さらにギンティさんは、背景に描かれたモブのゾンビに着目。バイターのパッケージにはアゴニーが、アゴニーのパッケージにはバイターがこっそり紛れているのである。この粋な演出に、「並べて飾りたくなるね」とお二人。
◯◯好きはランナーのまま飾れ!?
続いて、ランナー(組立前)の状態を見ていこう。こちらはバイターの見本だが、4色成形になっており、自分でイチから塗装するのはハードルが高いという人にも嬉しい仕様。更に、一部はツヤ消し仕様となっている。マットな質感だと一気に高級感出るんだよねぇ。
ゾンビのプラモデルなので、ランナーにはバラバラの手足や頭、胴体、付属パーツの臓物が並んでいるわけだが……。
ギンティ:これって言ってみりゃバラバラ死体の状態ですよね。ゾンビが好きな人って残酷なエンタメが好きな人が多いと思うので、バラバラ死体が好きならこのまま飾ってもいいんじゃないですか?
柔軟すぎる発想で衝撃の提案をするギンティさん。バラバラ死体好きももちろんだが、買うだけ買って部屋にプラモの箱が積み上がってる人も、“ランナーのまま飾る”という最終手段、アリだぞ!
これが完成品だ!
組み立てたサンプルがこちら。1/24スケール、約7.5センチという小さなサイズながら、しっかりとゾンビらしい造形だ。
ギンティ:この小さいサイズ感、感動しますね。他社の可動フィギュアみたいな3.75インチ(約9.5センチ)フィギュアのサイズ感を想像してたので、約7.5センチって思ってた以上に小さいけど、可動する部分もたくさんあるし、本当に精巧にできてて画期的。
押切:この大きさなら5~6体欲しいですね。ずらーっと並べたらすごい光景になるじゃないですか?
ギンティ:この世の終わりみたいになりますね(笑)!
塗装しなくてもイイ感じ
このサイズのプラモデルではなかなか難しいことだが、前述の通り4色成形で、肌・シャツ・ズボン・靴がそれぞれ別の色で成形されている。最低限のカラーリングができているので、組み立てさえすればこのままでも遊べるというわけだ。フサフサヘアーのアゴニーは、髪の部分がすでに塗装されているのも嬉しいポイント。
ギンティ:本当はパッケージのイラストみたいに塗るとかっこいいんだろうけど、このままでも、ちょっと色の足らない感じが80年代のアメリカのおもちゃみたいな味わいがあって良いですよね。このままでも欲しくなる。
嬉しい“欠損パーツ”付き
命を失ってなお動き続けるゾンビに、体の欠損はつきもの。アゴニー、バイターそれぞれに別の欠損パーツが付属する。
※アゴニーの欠損パーツはシャツ・ズボンと同色、バイターの欠損パーツは肌と同色成形
※血溜まりエフェクトはクリアレッド成形
ギンティ:バイターは下半身をこのパーツに付け替えると、臓物をズルズルしながら這いずり回るゾンビにできる。「ウォーキング・デッド」とかにそういうの出てきましたよね。
押切:アゴニーは千切れた手足がついてるんですね。(小さなパーツなので)母親がうっかり捨てかねないような……。
ギンティ:お母さんが勝手に部屋掃除したら捨てちゃいますよね(笑)。買う方は気をつけてください!
実はこの時に、説明のつかない怪奇現象が起こっていたのだが……。それは記事末でご紹介しよう。
めちゃくちゃ可動するゾンビノイドで遊んでみよう!
ゾンビノイドは全身約30箇所が可動、“ゾンビらしいポージング”を可能にするための様々な機構を備えている。フラフラした歩き姿や、噛み付く、襲いかかる、這う、走るなどのポージングが自由自在。ゾンビ映画さながらのシーンを再現できるというわけだ。
そこで早速、ゾンビノイドのポージングにトライ!
押切:足首が曲がるんですよね。これは僕の大好きな“内股ゾンビ”です。内股で歩くタイプのゾンビ大好きなんですよ! 『バタリアン』のタールマンとかね、あいつは内股で歩くんですよ。
ギンティ:すごい(笑)! 雰囲気出ますね!
ギンティ:肩の部分が前後に可動するので、ゾンビならではの“社会参加できない”特有のポーズができて、悲しさが出せますね。反省して土下座しようとしてもゾンビっぽくなっちゃいます。蘇ってゾンビ化したばかり、みたいな。
ギンティ:場外馬券場ですっからかんになった2人(笑)。
押切:ウインズでよく見る光景ですね!
ギンティ:場外馬券場・オブ・ザ・デッド!
実際に動かしてみたお二人は、「どうやってもゾンビになってしまう」「良い役者!」と称賛。どんなポーズでもゾンビらしく見える上に、様々なストーリーに合わせたキャラクター性も出せるゾンビノイドの実力を堪能したご様子。
“ゾンビ作品”っぽい写真を撮ってみよう
これだけ自由にポージングできるとあっては、是非とも写真に収めて作品を作りたいところ。そこで、別売りのオプションパーツや、コトブキヤが展開する同スケールの「ヘキサギア アーリーガバナー」(兵士がモチーフのプラモデル)を使って、“ゾンビ作品”っぽい写真を撮ってみることに。
ポーズを変えて位置を調整し、カメラを覗き込み、またポーズを調整して……と撮影に没頭するお二人。楽しそう……!
ギンティ:写真撮ってみて、「この演技おかしいな」と思うとやり直してこだわりたくなる(笑)。
押切:何時間でもできますよね。いま純粋に「楽しいな!」と思いました。
ギンティ小林さんの作品
ギンティさんは、別売りのフライングベースミニを使用してアゴニーを宙に浮かせ、撃たれたゾンビが吹っ飛んでいくシーンを撮影。
ギンティ:僕は自分の好きなゾンビ映画『デイライツ・エンド』の再現にトライしました。射撃の訓練を重ねた方々が出演していて、走ってくるゾンビをバンバン撃って殺す、という様が楽しめる映画なんです。そのシーンの走ってくるゾンビと、撃たれて吹っ飛ぶゾンビを再現しています。
押切:空中に浮かせられるギミックいいですねぇ! 手前をぼやかしてるのもいい。素晴らしいです。
押切蓮介さんの作品
続いて押切さんは、男女の兵士をめぐる、ストーリー性のある連作に。
押切:男女のアーリーガバナーが2人並んでしゃべっています。この2人は、デキてるんですよ……。
押切:男の方はじーっと何かを待っている。何を待っているんだろう。
押切:すると、女の後ろからゾンビが近付いてきました。
ギンティ:後ろにまだピントが合ってないのが怖くていいですね……!
押切:彼女の後ろからゾンビが来ているというのに、男の方はなんにも言わないんです……。
押切:ゾンビが迫ってきている!
ギンティ:どんどん近付いてくる! ちゃんと恐怖シーンを演出してるじゃないですかー!
押切:襲われています!
押切:男はただ見ている……! 実はこの彼女は他の男と浮気をしていたんですよ。なので、あえて彼女に迫りくるゾンビを見過ごして、彼女が食われていくのをじっと見ているんです……。
押切:そして去っていく……。
ギンティ:こんなに武装してなんにもしないっていう(笑)! “ゾンビの刑に処す”って感じですね!
押切:そういう“業にまみれた関係性”がこの4体で表現できるという。
ギンティ:ワンシーンだけ撮るのかなと思っていたら、ちゃんと構図を作って写真マンガになっていてすごいですね。
映画的なワンカットに収め、硬派なアクション作品に仕上げたギンティさんと、ドロドロしたストーリーの写真マンガに仕上げた押切さん。使っているプラモは同じながら、まったく違う方向性の作品になっているのがなんとも面白いところ。作る人の数だけ、バラエティに富んだ作品が生まれそうだぞ。
「END OF HEROES」第二弾はゾンビノイドガール
また、シリーズの第二弾として、ゾンビノイドガール「レッチドガール」「フォールンクイーン」の原型もお披露目。“セクシーゾンビ”をテーマにしたゾンビノイドガールは、肉感的で魅惑的なスタイル。「この二体がいれば、さっき作ったストーリーもまた変わってくると思う」と押切さん。キャラクターが増えるごとに、表現できる世界も広がっていくのだ!
遊んでみた感想
最後に感想を聞かれると、「気がついたらめちゃくちゃ童心に帰って遊んでました」と押切さん。ギンティさんも、バイターを触りながら「ここまで没頭できると思わなかった」とコメント。
また、「色の塗り方でロメロ監督の『ゾンビ』のような青白いゾンビにもできるし、『新感染』みたいな今ドキのゾンビにもできる。2体と言わず好きなだけ買って、自分色に染めて」と、アドバイスも。あなたなら、どんなゾンビにする?
お二人の楽しいゾンビノイド徹底レビューの模様は、動画でも楽しめるぞ!
ギンティさん戦慄! 収録中の怪奇現象(動画あり)
お二人がバイターの欠損パーツである“臓物”について会話を弾ませていた時、不可解な音が何度も発生する怪現象が起こった。ゾンビのうめき声のような不気味な音に気付いたギンティさんは、驚いて進行を中断。汗をかくほど怯えはじめる……。あらゆる可能性を確認したが、音の出処は謎のままだ。
動画でもわずかに聞こえる怪音と、ギンティさんのガチのリアクションをご覧あれ。いやー、本当になんだったんだろう……。
「END OF HEROES」ゾンビノイド アゴニー、ゾンビノイド バイター
サイズ:全高 各 約75mm
価格:各2,310円(税込)
発売日:2022年3月25日
「END OF HEROES」特設ページ:https://www.kotobukiya.co.jp/eoh/
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