枯れる原因と対処法を知ろう!エアプランツの育て方のコツ
土を使わずに部屋のインテリアとしてオシャレに飾れるエアプランツ。観葉植物とは違い、水だけで育つので手間もかかりません。しかし、間違ったケアをしていると枯れることも。今回は、エアプランツの枯れる原因とその対処法や、育て方のコツをご紹介します!
エアプランツとは
北米から南米にかけて広く分布しているエアプランツ。パイナップルに近い種類で、樹木の枝や岩の上に着生する植物です。
根はあくまで体を支えるための役割で、土を必要とせず、葉から水分を吸収して生長します。
室内に土を持ち込まず手軽に育てられるので、清潔さがあり、インテリアのアイテムとして置けるのも魅力的。
たくさんの種類があるので、さまざまなエアプランツをディスプレイして、印象のある部屋づくりもできますね!
エアプランツが枯れる原因とは
ただ毎日霧吹きをかけているだけでは、エアプランツは元気に育ちません。葉にシワがよってしまったり、カールを内側に巻くように、小さくしぼんでしまったりなど起こることも。さらに放置していると、そのままエアプランツが枯れてしまう場合もあるので注意。
育て方において、置く場所や気温、湿度の管理の悪さなどが主な枯れの原因が多いです。
まずはエアプランツが枯れる原因を知って、育て方を改めてみましょう!
ここでは枯れる原因とそれぞれの対処法について紹介します。エアプランツの枯れる原因がわからず、何度も失敗してしまう方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
枯れる原因1|水切れ
エアプランツに毎日霧吹きをかけているのに、株が小さくしぼんで枯れてしまうことも。気温が高い場所では水が蒸発してしまい、エアプランツが吸水できずそのまま水切れを起こしやすいです。
特に夏場や冬の暖房が効いて乾燥した部屋では、水切れを起こしやすいので注意。
枯れる原因2|直射日光の当たり過ぎ
窓側にエアプランツを吊るしてディスプレイするときは、直射日光が当たらないように日除けをしましょう。長時間日光に当たっていると、葉が乾燥してしまい、葉にシワが寄ったり、カールを巻くようになったりします。
放置していると葉先が黒くなり、最終的には次第に全体が黒くなってしまい見た目が悪くなることも。黒く変色した葉は、元には戻らないので気をつけてくださいね。
枯れる原因3|気温が低過ぎる
エアプランツの種類にもよりますが、気温が低過ぎると、生長スピードが緩慢になったり、枯れやすくなったりする場合も。比較的暖かい場所を好む植物なので、肌寒さを感じたときは、気温を調節し、寒さに当たらない場所に移動させる必要があります。
枯れる原因4|過湿や乾燥過ぎる環境
適切な湿度で管理していないと、エアプランツは黒ずんで、カビをはやしたり、カラカラに干からびたりすることがあります。
エアプランツをテラリウムで育てているときは、過湿になりやすく、吊るしていると乾燥しやすいので注意しましょう。
枯れる原因5|開花したあとに放置
エアプランツは大きくなると、エキゾチックな花を咲かせることがあります。開花して花が咲き終わったあと、枯れたものをそのまま放置していると、湿気によってカビが生えて、枯れてしまうことも。
枯れる原因の対処法を知ろう!エアプランツの育て方のコツ
水切れの対処法|霧吹きは夕方からするのがベスト
エアプランツは、日中に水分を吸収する穴を閉じているため、吸水活動がにぶくなります。霧吹きは、夕方から夜にかけるのがコツ。日中のたまった熱気を冷やせ、エアプランツの負担も減ります。
また、月に3〜5回は水を張った容器にエアプランツ入れ、3〜5時間ほどのソーキングをしましょう。
直射日光の対処法|季節や時間ごとに移動させるのがコツ
エアプランツに直射日光が当たらないよう、半日陰になるような場所に置きます。季節や時間ごとに吊す場所や置く場所を移し替えましょう。
夏場は太陽の位置が高いので、朝や昼は窓側に置き、夕方は陰になるような場所に移し替えます。
冬場、日中に太陽の光が窓に差し込む場合は、窓側から少し離れて、光が直接当たらない場所に置きましょう。
寒さの対処法|できるだけ暖かい場所で管理
気温が10℃ほどを下回るとエアプランツは休眠期に入り、氷点下になると枯れやすいです。できるだけ、温度は10℃以上で保ち、20〜30℃と暖かい場所で管理しましょう。
冬はエアコンの風が直接当たらない場所に吊るしたり、テラリウムようにガラス瓶のなかで管理したりするのがいいですよ。
湿度の変化の対処法|空気の流れを作る
エアプランツを育てるときは、過湿にならないよう乾燥気味で育てるのがコツ!
部屋やテラリウム内が過湿な状態だと、エアプランツが枯れてしまうので、こまめに窓をあけて室内の湿度を下げましょう。空気の流れがない場所では、風通しが悪く、湿気もたまりやすいです。
また、テラリウムを窓側に置いていると、熱がたまって過湿な状態になったりするので、できるだけ窓から遠ざけましょう。
開花後の対処法|花を楽しんだら摘芯
花が咲いて、ある程度鑑賞できたら、花茎を根元近くから切って取り除きましょう。取り除くことで、エアプランツは余分なエネルギーを使わずに済み、子株を増やすようになりますよ!
おわりに
インテリアとして人気なエアプランツは、水やりのタイミングや置く場所、温度や湿度などに気をつけることで、枯れることなく元気に生長します。また枯れる原因や育て方のコツを把握していれば、適切な対処法で対処でき、エアプランツも長生きしてくれますよ。
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